ダーウィンが来た!ブログ

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どうも~ヒゲじいです。
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実は私、今こっそりとある部屋に潜入しておりますぞ~♪
ここはダーウィンが来た!の担当ディレクターの方々がいる部屋です。
ここから数々の生きもの新伝説が生まれるんですね!
私ワクワクしてまいりましたぞ~♪

さてさて今日は担当ディレクターのタケさん
突撃インタビューをしちゃいます。
いろんなお話を聞いてまいりますぞ~♪
タケさん、お願いします~♪


はーい、タケです。
これまで北海道でキタキツネやリスを撮影したり
ロシアでウミガラスやオットセイを撮影したりしました。

「北の方のロケって、寒くて大変そう!」と思うかもしれませんね。
たしかに冬は寒いです!おまけに夏だって寒いこともよくあります。

でも雪と氷が作り上げる風景は幻想的だし、
春から夏にかけては自然がダイナミックに変化するので、
北の自然は魅力がいっぱいなんですよ。

 

Q1:ロケでのお楽しみはなんですか?

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ロケでの楽しみは、その土地の食べ物だったり風景だったりと
いろいろありますが、私にとって大きな楽しみは
地元の人たちとのふれあいです。

北海道で撮影したキタキツネは、まさに地元の人たちのおかけで
作ることができた番組でした。

ロケをしたのは北海道東部の小清水町。
麦やジャガイモの畑がどこまでも続く畑作地帯です。

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(北海道小清水町 広~い畑と防風林)

畑というのは、森や林に比べれば見通しがいい場所なんですが、
それでもキタキツネを撮影するのは実に大変でした。
なにせ体が大きくないため、
作物の陰に入ると行方を見失ってしまうんです。

 

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 (畑の中から現れたキタキツネ カメラに興味しんしん?)

そんなとき、農家の人が「キツネあっちに行ったぞ」とか
「あそこに子ギツネ集まってるぞ」とか教えてくれました。
私たちが熱心に撮影を続ける姿を見て、
いつしか地元の人たちが力強い応援者になってくれていたんです。


 
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ほう、そうですか。
動物の撮影というのはいつも
人のいない大自然でしているものと思っていましたが、
人々の協力が欠かせないときもあるんですな。

 

はい。
それともう一つ、地元の皆さんに感謝することがあります。
それは、暖かい心づかいです。

畑の片隅に車を止めてキツネをじっと待っていると、
「これ、取れたてだから食べて」といって
新鮮な野菜を差し入れしてくれたりしました。

地元の皆さんの優しさが、
長期ロケの心の支えにもなりました。
本当にありがとうございます!

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(“郷に入っては郷にしたがえ” 農家さんと同じ服装でロケ中です )

 

Q2:ダーウィンが来た!で自分が担当した回で
印象に残っていることなどあったら教えて下さい。

 
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一番印象に残っているのは、
冬眠からめざめたシマリスが地上に現れた場面ですね。

2月のある朝、雪が1メートル近くつもった森で、
とつぜんシマリスが雪の下からポコっと現れたんです!

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(冬眠からおめざめのシマリス 頭の上に雪がのってます)

 
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おぉっ、まさに決定的瞬間ですな!

 

でしょう!
冬眠あけのシマリスが姿を見せるのは
午前中と言われていました。
そのため私たちは何日間も、日の出前から
巣穴のそばで待ちぶせしたんです。

かよい続けること2週間、
ついに感動の瞬間に出会うことができました。

 
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なるほど!
それにしても、冬眠からめざめたシマリスが午前中に出るなんて、
どうして朝になったことが分かるんですかね?

 

お、ヒゲじい、鋭いですね。
確かに巣穴は地面の下だし、地面は厚い雪におおわれているから、
朝が来たことなんて分からなさそうですよね。

でも、冬の終わりが近づくにつれ、
シマリスが朝の森に一匹また一匹と増えていきました。
自然って、ふしぎなことが多いですよね。

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(寒い!シマリスがいるのは雪深~い森)


 
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(シマリス 春から秋には札幌の森でよく見かけます)

 

Q3:この生きものにはビックリした!そんなエピソードは?

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ロシアの無人島で撮影したウミガラスですね。
こちらがそのウミガラス。
なんだかペンギンみたいな姿で、かわいらしいですよね。


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(ウミガラスは大きさ40㌢ほど 小さなペンギンみたいです)

とにかく驚いたのは、その数の多さ!
この写真をみて下さい。
丘の上で黒く見えているのは、全部ウミガラスです!

 

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(無人島にある丘。写真の右から左まで約50㍍ 黒いのは全てウミガラス!)

子育てのために島にやってきたんですが、
小高い丘の上に何万羽も集まって、押すな押すなの大騒ぎ!

しかもみんな「ウルルル~」と大声で鳴き続けるので、
ものすごくうるさいんです!
鳴き声は夜まで続き、眠れないほどでした。

 
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(まるで満員電車!この混雑した状態で卵を産み、ヒナを育てます)


大自然でのロケというのは、
生きものの世界に私たちが
そっと入らせてもらって撮影をするんですが、
ウミガラスだらけのこの島は、
なんだか人間がいてはいけないような、
野生の崇高さを感じました。

 

Q4:ロケ地で本当に困った!そんな思い出ありますか?
 
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ありますよ!
無人島でウミガラスをロケした時のことなんですが、
実はロケが続行不能、生活することすらできない!
という寸前までいったんです。

無人島でのロケは水も電気もないということで、
大量の水と食料、ガソリンに発電機と、すべて持って行きました。

カメラや照明のバッテリーを充電するのはもちろん、
日が暮れてからの明かりも、発電機が頼り。
そのため、毎日フル回転で動いていました。

ところがある日突然、発電機が故障!
これを直さなければ、ロケどころではありません。
機械の修理や整備に慣れているカメラマンですが、
発電機を本格的に修理をするのは初めて。

分解と組み立てを繰り返すこと数時間、
苦労の末にようやく発電機を直すことができ、
その後のロケも無事に進めることが出来ました。

 
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(頼みの綱の発電機 どうかよみがえって!)

いちど大自然に入ってしまうと、頼りになるのは自分たちだけ。
その大変さを痛感しました。

 

Q5:私ヒゲじいの事をどう思いますか?好きですか?(笑)

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うっ、本人から率直に聞かれると困りますが…
にくめない相手です、と答えておきましょう。

なにしろヒゲじいのツッコミはいつも鋭いので、
疑問に答えるのが大変なんですよ。

でも見ている人の多くが「どうして?」と感じることなので、
「突っ込んでくれてありがとう!」と思いますよ。


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ハッハッハ、そう言ってもらえるとツッコミがいがありますな。
これからもビシビシいきますぞ。

 

お、おてやわらかにお願いしますよ…

それと、ヒゲじいがいつどこで現れるか分からないというのも
ドキドキしますよね。

番組のオープニングからいきなり出てくることもあれば、
全然姿を見せないかなと思うと後半で立て続けに来ることもありますし…。
 

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うむ、その通り!
私は神出鬼没ですぞ。

 

そうですね。
いつ来るか分からないからこそ、番組を作る私たちも気がひきしまります。
これからもよろしくお願いしますね。