亡くなられた方、身体も心も傷つけられた方の、(想像でしかないですが)怖かっただろうな、痛かっただろうなと思うだけでとても辛い気持ちになります。このような事件が起きる前にどうにか出来なかったのかと思うばかりです。「自分だけが良ければいい」という社会から、「自分はこれがいいと思うけど他の人はどう思うのだろう」という視点をもった社会になるといいなと思います。言葉に出して表現できることはとても強いことです。違う意見を持っていても声を出せない人は反論もできません。できないということは、そういう弱さがあります。この事件を通して、様々な意見がみられ障害のある人について話される機会が多くなったのはすばらしいことだと思います。ただ自分本意の意見ばかり言うのではなく、当事者の姿を想像して話し合うことが大切です。障害者は確かに社会のなかではとても弱い立場にあると思います。だからこそ、否定しやすく攻撃もしやすい。自分のことを強く大きくかっこよく見せたい世界ではさらに弱い立場になってしまうと思います。誰かを否定して強く見せるより、自分以外の誰かを守れる人でありたいとこの事件を通して感じました。

事件当初、報道を目にして無抵抗の人達を傷つけて、殺すなんてとても許せないと感じました。連日の報道も下火になり、忘れかけていた頃にこのサイトを見つけました。亡くなられた方のお一人お一人の心や周りの方々の気持ちが、ここに書かれている方の命が失われてしまった事がただただ悲しいです。障害のある誰かを、ではなくてそこにあったはずのたくさんの人達に愛されていたはずの命がなくなってしまった事が悲しいです。自分の中に、差別や偏見が全くないのか、と言われたらあると思います。だけど、もっと分かりたいし知りたい。綺麗な所しか見ていない今から、もう一歩先に行きたいと思いました。

私は発達障害(ADHD)がありますが基本的には普通と変わらず生活しています。苦手なところは区の保健師さん達がいろんな制度で助けてくれるのでとても助かっています。やまゆり園は実家の近くで相模原でものどかなところだと思います。だからこんな事件が起きて今でも辛い気持ちです。この記事も泣きながら読みました。障害があるように見えない私のような場合でも就業先が障害のことを知ったらきっと契約を更新してくれないと思います。東京都はとても良くしてくれますが、東京に住んでいる人も理解がみんなある訳じゃ無い。みてわかるくらい重度な障害を持つ人を嫌がる人は、見てわからない障害でもあるってわかった瞬間から態度が変わります。みんなにもっと理解が広がってほしい。この事件で亡くなった人は誰一人死んでいい人では無かったはずです。みんな一生懸命生きている私も私の家族も死んでいいなんて思わないでほしいです。私はきっとこの事件忘れないと思います。もしも犯人みたいな人がこの世に溢れたらきっと私も殺される側だから。

障害児と関わる仕事をしています。このサイトの「19のいのち」、亡くなられた一人一人の方についてご家族や職員の方の言葉、一人一人が魅力的な方達だったのだろうなと想像でき、自分が今見ている子供達と重なる部分があり涙が止まりませんでした。こういうサイトを通して、障害者と身近ではない人たちにも知る機会をもってもらい理解が深まればいいなと思います。それに加え、障害者に関わる仕事をしているにも関わらずこのような酷いことをした被告に憤りを感じます。

私は、今回の施設と同様の施設で働いていました。今も介護士として働いています。今回の事件で、私がその現場にいたらと思うとやりきれない気持ちです。彼らのかけがえのない命を守ることが私にできるのだろうか？彼らは選んで社会から障害者と呼ばれるように生まれて来たのではない。けれど、この生きにくい社会で懸命に生きているのです。私も勤務中、お前なんかがいるから社会のお荷物なんだと大声で言われた事があります。差別、障害者に対する美化がまだまだ多いのを日々実感します。美化とは、彼らには特別の才能があって、選ばれたんだ、とっても素直な性格だ、と特別視することと私は思っています。性格や歳、国籍の違いと同じように地域で、社会で当たり前に暮らしていける社会を目指していきたいです。また、被告の発言が物議を醸していますが、被告もまた支えが必要だったのではないかと思います。断片的な情報しか得られない中での私の見解ですが、支えが必要なのは障害当事者だけではない。被告になりうる人を支えていけることが二度と同じような事件を生まない近道だと思います。

◎亡くなった方たちへのメッセージ

このサイトを見て、19人の方々それぞれに個性があり、周囲の人々にとってはかけがえのない存在であったことを痛感しました。19人全員を”障碍者”という括りで十把一からげに評価してよいものかと思います。それは特定の国や宗教や性別や性的嗜好の人たちにも同じことがいえると思います。私には韓国国籍をもつ友人が何人かいますが、日本育ちの人たちも、韓国から来た人たちも、それぞれ顔があり、名前があり、違った性格を持っています。亡くなった方々のご冥福をお祈りします。またご遺族や職員の皆様、入居者の皆様の心の傷が一日も早く癒えますよう、心より願っております。

◎今回の事件についてのご意見

もしかしたら、被告もどこかで「おまえは要らない人間だ」というようなことを言われて心に傷を受けてきているのかなとふと考えました。犠牲になった方々に同情を禁じ得ないのは勿論ですが、私を含め今の若い世代が感じている閉塞感や所在のなさをなんとかして初めてこうしたヘイトクライムを抑制することに繋がるのではと思います。要らない人間などいません。みんな誰かにとって愛すべき存在なんです。

事件当初、Aさん（〇〇）歳、Bさん（△△）歳での表記を危惧していました。「プライバシー」の一言で、未来的に、「居なかった人」になることに対して「恐怖」すら感じました。亡くなられた19人の方の生きてきた、存在していた証のひとつの回答になるのでは無いかと少し安堵しています。しょうがいを持たれた方の表記が、だんだん、収れんしていくことを祈ります。ご冥福をお祈りします。

この事件を受けて、様々な声明が出て、そのいくつかは読み、また新聞の社説にも目を通したが、障がい者の価値やマイノリティの価値、人の価値にまで踏み込んだ論調は見つからなかった。妊娠時、胎児に異常があると9割が中絶を選ぶという。理由は人それぞれあるだろうが、被告の思想を否定できるのだろうか。私は、人の価値はその人に関わった人が何をしたかによると考えている。関わったことで、社会に変革をもたらす人もいるだろうし、大きな枠の種の存続という観点から有用な人もいるだろう。同じ考えの人を見つけられずに残念でいる。

神様、亡くなられた方々の魂を、どうぞ慰めてあげてください。怖いことなどもう無いと、必ずや守ると伝えてあげてください。肉体的にも精神的にも障害者であり、それを理由に仕事場を追いやられた私には、隣家の人ですら「ここの娘は頭がおかしいんだ！」と私の部屋の前で叫ばれるような環境にいます。二人の兄も、私を重荷に考えています。怖いことはたくさんあって、でも出来ることもそれなりにあります。本当は死にたいのが常ですが、亡くなられた方々の無念を思えば死にたいとは言えません。どうぞ社会の皆様が、「自分の最愛の人がこうだったら」と思って接して下さると、涙が出るほど嬉しいです。頭の片隅に思いやりを欠片ほどで良いので、考えてください。考えて、接してください。

◎亡くなった方たちへのメッセージ

この事件の起きた日…発達障害のある息子が親と離れて、研修旅行に出発する日でした。少しずつだけど、成長を見られてワクワクしていた私たち親子にとって、とても衝撃的なニュースでした。少し助けがいるかもしれないけど、同じように生きてきた皆さん…。こんな風に突然終わりが来るなんて思ってもいなかったでしょう。まだまだおいしいものを食べたり、歌ったり、おしゃべりしたり…。やりたいことたくさんあったことでしょうね。皆さんの死を無駄になんてしないように、ずっと忘れません。

◎今回の事件についてのご意見

『障害者』とひとくくりにするのではなくて、ひとりひとりの個性など教えていただけて、涙が出ました。名前もあるし、性格もみんな違うし、まだまだ楽しく生きることもできたでしょう…。本当に無念です。しかし、世間には被告のような思いでいる人が多いのは確かです。あんなやつ死ねばいいのにって心の中で思ってる人もいるでしょう。税金の無駄遣いとかいう人もいるでしょう。そんな風に思う人は、身近にそういう人がいなくて、自分と同じような『人間』であることを知らないんでしょうね。今でこそ、少しオープンになってきていますが、ちょっと前まで障害者に対する偏見はものすごく悪かったと思います。私も昔、中学生になって、初めて自閉症の子が同じクラスになったときに免疫が無くて、毛嫌いしたし、汚いもの扱いしたことがありました。でも、その子と同じ小学校から来たクラスメイトはなんの偏見もなく、特別扱いすることもなく、自然に対応していました。それに気づいた時、とっても自分が恥ずかしいと思いました。これには原因があって、当時、町に4校あったのに小学校で障害児受け入れ校が1校しかなかったんです。なので、他の3校の子はみんな免疫がなかったんです。これは当時の教育方針のミスだなと思いました。うちにもグレーゾーンの子がいるので、より詳しくもなりましたが、いわゆる『普通』の人だけが生きているわけでは無いんですよね。いろんな人がいるのが当たり前なんですよね。そのことが当たり前になる世の中になるといいよなぁと思っています。

亡くなった方のご冥福をお祈りいたします。
私は生まれときから視覚に障がいがあり今は精神発達にも障がいがあります。今回の事件で思うことはなんで障がいをもっている人がお荷物だとかいわれないといけないのかわかりません。なりたくてなっているわけではないので私も含め不安な毎日を送っている人は多くいると思いますがどうか自分をせめないでください。悪いのはあなたではないです。もう2度と同じことが起きてほしくはない。

◎亡くなった方たちへのメッセージ

この世に必要のない命をなんかありません。全て大切な命です。亡くなったご家族、同じ施設で目撃された方、職員の方、全ての方々の心に大きな傷となって一生、忘れることのない事件であったことは言うまでもありません。それと同時に、障害の子供を持つ私たちや、私自身、身体障害者である身にとっても、大きな傷になりました。たくさんの方の人生や未来や愛情が全て奪われたのですから…。二度とこんな事件が起きないよう、そして、忘れることのないようこれから生きて行かなければいけないと思います。

◎今回の事件についてのご意見

被告がどういう生い立ちで、どんな人格を持っている人なのかはわかりませんが、ある一種の偏見なのでしょう。自分とは違う人間という感覚があったのでは？みんな、同じ人間であるという気持ちであれば、もっと、やさしくなれたのではないでしょうか？学校でのいじめや、職場でのいじめなどが、よく、報道されています。自分が気に入らないものは排除するという感覚では同じなのでは？

障害者に偏見を持つ外部の者の犯行と見なされているようですが、被告はこの施設で勤務していた人であり、退職した後とはいえ、内部の犯行というべきではないでしょうか。日々献身的に介護されている方たちには申し訳ありませんが、この現実を無視するべきではありません。実際、施設の職員による入所者への暴行は、事件以降も他でも何度か報道されていました。職員の待遇に問題はなかったのでしょうか。人手が足りず仕事がきつかったり、長時間勤務であったり、仕事に見合った報酬が払われなかったりといった問題はなかったのでしょうか。ニュースでは、他の介護施設で働く人が、入居者に殴られたという話もされていました。事件とは無関係に、そういったことにもっと目を向ける必要があると思います。

◎亡くなった方たちへのメッセージ

皆さんの生きていたことを何らかの形で残していきたいと考えています。安らかにお過ごし下さいね。そちらの国で。

◎今回の事件についてのご意見

事件が起きた背景に加害者の育った環境があるのではないでしょうか。自分が通った小学校には「特別支援教室」がありました。それまで知らなかった世の中を見聞き出来たことが、成長過程で生かされたと感じております。確かに、学校の休み時間や運動会等で彼らと接し、授業中でも廊下を走ったり、騒いだりしていた光景は最初受けとめられませんでした。彼らと過ごしている中で「笑顔のすばらしさ」や「元気な声」にこちらも励まされた記憶があります。何とも言葉では得られない感動を貰ったと思います。実際には、学校運用では先生方も相当のご苦労をされたと思います。しかし、子供たちの人間形成には必須な教育だと思います。

◎亡くなった方たちへのメッセージ

亡くなった方には、心からご冥福をお祈りいたします。また、傷つかれた方々には心からお見舞い申し上げます。どれだけ痛かったでしょう。どれだけ苦しかったでしょう。どれだけ悲しかったでしょう。お一人おひとりの心を思えば、深い悲しみが増すばかりです。亡くなられた方々には、どうぞ安らかに…としか言うことができません。

◎今回の事件についてのご意見

私の息子は施設で生活しております。自閉症（重度）です。やまゆり園での出来事はショックでした。被告のような考えを持つ人がいることは、私たちにとっては恐怖でしかありません。障がい者への差別意識や健常者の一部にある優性思想は確実に存在します。でも、障がい者への理解や優しさを持つ人々も数多くいらっしゃいます。そのような力がもっと強くなることを切に願います。障がい者の多くは、生きることが上手ではありません。でも一生懸命、生きているのです。ジョン・レノンの「イマジン」にあるような世界が実現するよう祈るばかりです。

◎亡くなった方たちへのメッセージ

亡くなった方々、お一人お一人が、かけがえのない人達であったのですね。どうか天国で楽しく暮らしてくださいね。

◎今回の事件についてのご意見

片寄った思想の恐ろしさ、改めて感じました。被告のような考えを持つ人がいない社会になって欲しい。日本中で事件に関心を持ち続けるためにも。このサイトを見て事件を風化させてはいけないと強く感じました。障がいのある方々に思いやりのある社会であるように、日々忘れることなく私自身も行動していこうと思います。

◎亡くなった方たちへのメッセージ

この事件で命を落とした19人の方々へ。施設で共に過ごしたこともある元職員の被告になぜ殺されなければならなかったのか、不思議に思う気持ち、くやしいと思う気持ちであると思います。また、あなた方が大切なご家族やご友人を残してこの世を去らなければならなかったこと、私もあなた方と同じように心から悲しく残念に思います。この世に不必要な人などいません。あなた方は「健常者」と呼ばれる人達よりたくさんの支えや助けが必要なのは確かですが、だからといって排除されるのは、それはあまりに冷たい社会ではありませんか！色々な人がいて良い、助けが必要なら声をあげて良い、そんなあたたかくて優しい社会に近づいていくことを願うばかりです。天国で安らかに過ごしてください。

◎今回の事件についてのご意見

私は大学生ですが、サークルやバイトで障害がある方々に関わる機会があります。この事件を初めてニュースで知った時はただただ衝撃を受けました。長い年月をかけて障害者への偏見は社会から無くなってきたと思っていたのに、まだ「障害者は社会に不要」という考えを持った人が存在し、その人が19人もの人を殺したことが悲しくてたまりませんでした。私が関わる障害者の方の中には車椅子で生活し様々な介助が必要な方や、言葉で自分の感情を伝えられない方もいらっしゃいます。障害者福祉にまがりなりにも携わっている私がよく知らない人たちに「自分のことも自分でできない劣った人間に奉仕する憐れな人」「社会に迷惑な存在をわざわざ助ける厄介な人」に見えていることがひょっとしたらあるかもしれないと、ないことを強く信じたいのですが、やまゆり園の事件を通して考えたこともありました。ですが、私は今関わっている障害がある方々を「劣った」とも「迷惑」だとも思っていません。障害者には感情を伝えるのが不器用な方が多いです。ですがそれによって逆にその人の喜びも怒りも悲しみもストレートに伝わってくることがあります。その人の目にどれほど美しい世界が映っているか、体全体を使って私にも伝えてきてくれて、私もその人がとらえた世界が愛おしくてたまらなくなるのです。これは障害者に関わる者だけの特権だと思っています。この事件は決して風化させてはいけないと思います。

◎亡くなった方たちへのメッセージ

重度訪問介護ヘルパーをさせてもらっている、精神疾患の経験者です。まず亡くなられた19人の方々のご冥福をお祈り申し上げます。そしてこの事件で心身に深い傷を負われた方々にお見舞いを申し上げます。この事件の一報を聞いた時、私は二重の悲しみに襲われました。一つは重度の障害を負った方々が無惨に傷つき、亡くなられていったこと、そしてもう一つは傷つけた人間が私と同じように精神疾患を患った人間であったこと。精神鑑定の結果がどうなるかわかりませんが、この事件は「障害者が、障害者を殺した」事件だったのかもしれない。被告は障害者の尊厳を傷つける言動をしているそうですが、私は被告に言ってやりたい。「そう言うあなたも同じ障害者です。同じ人間として、同じ障害者としてあなたはやってはいけないことをやり、言ってはならないことを言っているのです。」と。私は、亡くなられた方々や傷つけられた方々にお会いしたことはありませんが、重度訪問介護をしている者として、一人の障害者として言わせていただきます。やまゆり園で生活されていた方々はおそらく、幸せであっただろうし、周囲の人達を幸せにしておられた人達であったのだろう。だから今回の事件で心身に深い傷を負われた方々にはどれだけ時間がかかっても是非また幸せになって欲しいです。文字にするととても軽い言葉になってしまうけれど、本心からそう思います。

◎今回の事件についてのご意見

今回の事件は1人の、精神疾患とはまた別の狂気に取り憑かれた人間によって起こされた事件だと思います。ですが、差別、偏見は誰の心にも潜んでいます。私も1人の障害者として受けた差別や偏見は数えたらきりがありません。ですが私は犯人の考え方を明快に否定できます。なぜなら、今まで私は重い障害を負いながら、それでも前向きに一生懸命生きている、或いは生きた人達に出会ってきたからです。心身に重い障害を負いながらも、幸せになろう、何かを成そうとしている人達を見ているだけで私はその人達から元気を貰えます。それだけでその人達は生きている価値があるのです。私はその人達からもらった元気で今日も自分や、自分のまわりにある差別する心や偏見と闘っています。だから被告の、「重度障害者は生きる価値はない」という考え方は間違っています。うまく書けませんが、そう考えて生きている人間もいるということは知っていて欲しいです。

加害者は「障害者はいなくなればいい」と話していると報道がありました。そして、ネット上にはそれに同調する意見も少なからず存在しています。この、「障害者はいなくなればいい」という言葉と、「障害者と呼ばれる人がいない社会（ノーマライゼーション）」とは全く逆の発想です「障害者はいなくなればいい」という言葉の背景には、障害者を"何もできない"と決めつけ、本人もその周りの人も"不幸"だと決めつける思想があります。一方、「障害者と呼ばれる人がいない社会」の実現には、すべての人間への尊敬と尊厳が不可欠です。人は誰しも、加齢によっていつかは"障害"を持ちます。先天性、後天性を問わず、疾病や怪我などで"障害"を持つことを余儀なくされることもあります。しかし、この「"障害"をもつ」という言葉自体、よく考えると、とてもおかしな言葉です。誰も個人的にそんなもの「持って」ません。社会の中でマイノリティであるが故に、"不便で差別される生活を強いられる。"それが「"障害"をもつ」という言葉の正体です。疾病や怪我があっても、不便や差別を強いられない社会ならば、「障害者」などという言葉は不要です。"障害"は本人が持っているのではなく、"社会"の側が「持って」いるのです。そして、その"社会"を生み出すのは、ひとり一人の"意識"です。幸か不幸かは、誰か他の人に決めつけられるものではありません。障害のあるなしにかかわらず、ひとり一人の中に「幸せ」「不幸せ」はあるはずです。加害者が発した「障害者はいなくなればいい」という言葉と、自分の内なる"意識"に正面から向き合うこと。ひとり一人が当事者としての自覚をもって考えてゆくべき事なのだと思います。「障害者と呼ばれる人がいない社会」は、理想でも夢でもありません。実現しなければならない社会共通の課題です。

自閉症の子供がいます。もしわが子がと思うと、恐怖と悲しみで、いっぱいです。怖かっただろうな。痛い痛いと言って、亡くなられた方もあるかと思います。穢れもなく無心な方々、人を憎むこともないのに、なんでむごいことをされたのか。また、殺した職員を、大好きだと思われていたかもしれません。ほんと、心が痛みます。

◎亡くなった方たちへのメッセージ

いきなり人生を奪われてしまったこと、無残で心が締め付けられます。恐怖、苦痛であったと思います。どうか安らかにお眠り下さい。世の中にはそれぞれの色があります。全員が完全に理解し合うことは難しいと思うけれど、少しでも多くの人が分かり合える世界をこれからもっと作らなくてはなりませんね。課題です。

◎今回の事件についてのご意見

受け入れられない人がいることは、悪いことではありません。個々に分かり合えない部分があって当然、やむを得ないと思います。しかしその相手に危害を加える事は論外です。分かり合えないことを受け入れましょう。それも人だと思いましょう。それぞれの生きる意味があります。ここは全ての人と共存する世界です。

亡くなられた19名の方々。皆さんがそれぞれに生きた日々…。間違いなくかけがえのないものであり、決して奪われたりしてはならないものでした。周りの人達に、そして同じ時代に生きる者たちに、沢山のことを教えてくれ、多くのものを与えてくれていたと思います。ありがとうございました。私も今回の事件に衝撃を受け、伝え聞く犯人の言動に憤る思いで、そう心の中で思い続けるしかできませんでした。このサイトはとてもありがたいです。19名の方々それぞれの命を丁寧に思い、感謝し、悼むことが、この社会に生きる私達には必要なのです。

健常者以外は要らない、障害者は社会の無駄という被告と同じ考え方の人が社会にはまだまだ潜在的に存在しているでしょう。その考え方は、どんな立場の人であろうと何がなんでも「絶対悪」なんだという社会コンセンサスが広く行き渡ることを願いつつ、その様な悪い考え方をもったひとが行動を起こさないことを願いつつ、神となってこの世をお見守り下さいませ。

◎亡くなった方たちへのメッセージ

この事件をニュースで聞き顔を見たことも会話したこともない方々ですが涙が止まりませんでした。痛かっただろうに怖かっただろうに、重度の知的障害を持たれた方たちはとても純粋で子供のような方が多く可愛らしい一面がありそれを思うと犯人に怒りを覚えます。安らかにお眠り下さい。ご冥福をお祈りします。

◎今回の事件についてのご意見

私には重度の知的障害がある小学校5年生の娘が居ます。軽度の肢体不自由児でもあります。自分で食べることも服を着ることも出来ません。言葉も喋れません。でも親は子供が可愛い。生きていれば何時かは医療が進歩して治るかもしれない、何時か普通に会話が出来る時が来るかもしれない。そう信じて日々暮らしています。老いていく私や主人、何時かは施設に預けなくてはならない時が来る。日本はインクルージョン教育が乏しくて小さいころから馴染みのない障害者、もっとインクルーシブ教育がなされていたら犯人も事件を起こさなかったのかもしれません。

私は障害者施設の元職員です。事件は本当にショックで、勤務していた施設の利用者のかたが報道内容で傷付いていないかと不安になりました。利用者のかたは、私にいろんな事を教えてくれました。助けてくれました。すぐれている面にびっくりすることもありました。なにより、笑顔をくれました。相手を笑顔に出来る人を、差別していい理由なんてないと私は思います。

わたしは、障害者の方を差別してはいないけれど、区別しています。健常者と障害者はやっぱり違います。身近に障害者の方がいないせいか、障害者に対して「普通の人と同じように」は接することはできません。気を遣うし、意思疎通ができているかわからない方が相手だと怖くもあります。障害者がいなくなればいい、とは思わずとも、できればあまり関わりたくないと思ってしまいます。重度の障害をお持ちで、ずっと寝たきりで、勉強や仕事ができないような障害者の方も誰かの大切な家族だということはわかっているつもりなのですが、その人が「なんの役にも立たない人」という考えは拭えません。こんなことを思うのは良くないことかもしれないし、大きな声では言えないけれど、わたし以外にもこういう考えの人はいるのではないかと思います。

◎亡くなった方たちへのメッセージ

事件から半年が経ちました。今でもあの理不尽な事件に怒りが湧き上がって来ます。様々な事情から実名やお顔の公表がない中で、なんとなく事件そのものがボヤけた印象でした。今回、このような形で被害者一人ひとりのエピソードや似顔絵を見る事で、一括りの19人の被害者では無く、懸命に生きていた19人の素顔に触れる事が出来たと思いました。障がいがあっても幸せな社会を私達が築いていきたいです。

◎今回の事件についてのご意見

被告は障がい者施設で働いていたようですが、懸命に生きている姿に何も感じなかったのですね。私はその事が一番残念に思います。障がい者を見下していたり、世の中の邪魔な存在として認識したりしていたこと、そして実際に排除してしまった非人間的な行動が恐ろしいです。障がい者が居なくなる世界など存在しません。障がい者が居るという事は、何かしらの意味があると思います。今回の事件は授業にして考えるべきです。

◎亡くなった方たちへのメッセージ

皆さんの命がこのような形で終わらされてしまったことに大きな衝撃を覚えました。皆さんと同じ境遇にある家族を持つ者として、悔しい気持ちでいっぱいです。差別が今なお存在するこの社会に生きる者として、少しでも事態を良い方向へ導けるよう、私は頑張り続けます。

◎今回の事件についてのご意見

事件が起きて間もない頃、報道の焦点がどれもこれも「被告が精神疾患と診断されていた」という点ばかりで、措置入院の是非を巡る議論に終始していたことに、私は大きな違和感を覚えました。被告の心の内に潜む差別についての議論はあまりなく、事件の背景が制度的な問題に矮小化されている印象を受けました。当たり前の話ですが、差別感情は精神的困難で生じるわけではありません。しかし、被告の精神状態にばかり焦点が当たったことで、「精神的におかしいからああいうことをした」かのような論調が広まった感が否めません。これでは、精神的困難を抱えた人たちに対する新たな差別を助長しかねず、本末転倒かと思います。差別が生じる根本原理を問う精緻な議論が社会全体で不足していると考えます。また、今回の企画でようやく犠牲者の人となりを知ることができましたが、それでもなお実名は伏せられたままです。素朴な疑問なのですが、警察が実名を公表しないのは遺族の意向によるとのことですが、19人もの犠牲者の遺族の内、実名を公表してほしいという方が本当に一人もいなかったのでしょうか。無論、世間に知られてほしくないと思う遺族も多々いらしたのでしょうが、亡くなった家族の生きた証を少しでも明らかにしてほしいという方もいらしたのでは、とついつい考えてしまいます。その実名を何としてでも公表しろとは言いません。ですが、今回こうして犠牲者の人物像が明らかになったということは、NHKとしても個々の遺族と接触でき、実名が把握できているということかと推測します。その中で、実名も含めた公表をしてほしいという個別の声はなかったのか、もしもあったとすれば、それでも未だにNHKとして公表できない理由は何なのか、何らかのやむを得ない制約があるのか。その辺りについて、差し支えなければぜひともお伺いしたいです。

◎亡くなった方たちへのメッセージ

ご冥福をお祈りします。障害者に否定的な人が仮にいたとすれば、その人は視野の狭い、思いやりの無いかわいそうな人です。ほとんどの人は、障害者に温かく接するやさしさを持っています。

◎今回の事件についてのご意見

今回の事件で、障害のある人たちを、あたたかく見守る必要性を思い起こすきっかけになりました。障害者の幸福が私たち社会の幸福の基本にあると思いました。

あまりに痛ましい事件で、軽々に言葉をかけられない思いがまだあります。今回ここに書き込もうと思ったのは、私はどうしても納得いかないことがあるからです。なぜ、日本の総理大臣は、「このような事件は起こってはならない。痛ましい。19人もの命が失われたことは残念だ。犯人を強く憎む」というメッセージを出さないのでしょうか。世界中、ロシアの大統領からもメッセージが寄せられたのに、私が知る限り、事件当時、総理大臣はなにひとつ声明を発表していないと思います。なぜなんでしょう。加害者は、犯行声明で首相・衆議院議長あてにメッセージを出していました。ふつうのまともな人間なら、「私宛にメッセージを寄越したようだがとんでもない勘違いだ。私はこの犯人を断固許さない」と憤ると私は思うのです。障がい者であるけれど国民が一度に19人も殺されたのに、この対応はなに？私の国の総理はどういう人？薄気味悪さがぬぐえないでいるのです。忘れてはならない事件です。やってはいけないことです。ここが閉鎖にならないことを願います。

◎亡くなった方たちへのメッセージ

涙が止まりませんでした。なぜ19人の方々の生きている意味をわからずに命を奪う事を考えたのか、本当に尊い命をもう一度見つめ直してほしいです。二度とこんなつらい事が起こらない様に願うばかりです。ご冥福おいのり申し上げます。

◎今回の事件についてのご意見

絶対に偏見の目をもたない。頑張っている姿をみると元気がでます。

すごく衝撃的な事件でした。正直なところ、障がいがある方を見た時、同じ親の立場としてすごく大変だろうなって思ったり、また、きっとかけがえのない存在なのだろうなと感じたり、正直いつも複雑な印象でした。それは今も変わっていないかもしれません。たから尚更、この事件が衝撃的でした。リオパラリンピックの開会式の通訳の中での『多様化』と言う言葉がすごく新鮮でした。その一言が頭から離れず、障がいがある方を見た時、ちょっとだけほっこりするのも、失礼かもしれませませんが、事実です。一つのことにすごく一生懸命だったり、無我夢中だったり…生きるというのは、本当に容易な事ではないし、自分が不自由なく生かせてもらえている事も奇跡なんだと思います。そうは思っていても、やっぱりすぐには対応出来ないのも事実です。私が子供の頃、ほぼ毎日、知的障がいがある方が我が家にお茶を飲みにきていました。今のように施設はなく、お茶を飲みにきたら、時には普通にケンカをして…今思えばフラットな関係でした。でも、亡くなった時にはすごく悲しい気分でした。だから、この事件で亡くなられたご遺族の方は尚更非常に複雑ではないでしょうか。私が今精一杯出来ることは、自分の子どもにいろんな人がいるんだよと教えること、障がいがある無しに関係なく接すること、そのぐらいのことしかできません。どうかフラットな時代が来ること、『多様化』が当たり前になる時代が来ること、切に願います。

◎亡くなった方たちへのメッセージ

被害にあわれた19人の方達のメッセージをみて、可哀想で涙が止まりませんでした。何も悪い事はしてないのにね。何故、健常者でないとの理由で、命を奪われなくてはならないでしょうか。被告の勝手な思い込みに対して、激しい憤りを感じます。これ以上、このような悲しい事件が起こらないよう、障害がある人も、みな、隔たりなく生活出来る優しい社会になって欲しいと思います。残念ながら、いまの社会は、健常者だけが優遇されていて、本当に残念な世の中だと感じています。

◎今回の事件についてのご意見

被告には、もし、自分が障害を抱えていたら、どうしますか？または、自分の子供が障害を抱えていたら、同じように殺めますか？と問いたいです。自分の身に置き換えたらどう思うのでしょうか。この世に必要のない命はないと言うことをわかって欲しかったです。

◎亡くなった方たちへのメッセージ

私には、知的障害と自閉症を併せ持ち障害者の施設に入所している息子がおります、この事件はとても人ごとではありませんでした。好んで障害者に生まれてくる人はいません、産んだ親にしても五体満足で産みたかったはずです、運命によって障害を持って生まれてきたのですが、弱点があればそれをカバーする物を持ちあわせていると私は感じています。ある病院の看護師さんが「すごくピュアーなんですね。」と、言って下さいます。皆さんも、ピュアーな心の持ち主だったのでしょう、悲しんでいる人達が大勢いるはずです、心よりお悔やみ申し上げます。

◎今回の事件についてのご意見

被告を犯行に導いた原因は、ナチスの思想云々よりは、思いやりのある子どもを育てようとする周囲の環境面にも問題があるのではないでしょうか？成績重視ばかりではなく、世の中には弱い存在、障害者ばかりではなく、高齢者、乳幼児等人の力を借りなくては生きて行けない人が多数います。そういう人たちに対する思いやりの心を幼い時から育てる必要があると思います。

あの日、衝撃的な事件をTVで知り、胸が張り裂けそうになりました。被害者である利用者さんもそうですが、ご家族や施設で働いていた職員の気持ちを思うと加害者には怒りしか感じません。亡くなられた方々には、まだまだ未来があり、楽しい事を出来たのに「なぜ？」という気持ちがあります。私も同じ様な障害を持つ利用者さんを支援する立場からすると今現在やまゆり園に入所されている方々に何か出来ないかと思います。亡くなられた利用者様のご冥福をお祈りします。

私自身、精神障害者であり、またドクターの好意により通院先である病院に勤務しています。そんな精神科病院であっても職員による入院している障害者への差別的発言や障害者職員に対する差別的発言は絶えません。また、障害者を家族に持つ人達も全員が積極的な支援をしているわけではなく、障害者は非常に厳しい立場に立たされている場合が少なくありません。

◎亡くなった方たちへのメッセージ

様々な想いを抱き自分と同じように日々泣き笑い愛情を受け注ぎ懸命に生きていた皆様の明日が突然奪われた事の無念さを感じますが、今はただ皆様の御冥福をお祈りいたします。

◎今回の事件についてのご意見

被告の行為についてはもちろん許せるものではありませんが、自分自身について振り返ると障害の有無に関わらず他者への思いに欠ける行動を取ってしまっている事があります。自分を含めこの社会に生きる全ての人々がある意味、障害を持って生きているのではないか、とさえ思うことすらあります。凄惨な事件や悲惨な事故、災害のニュースでさえ、異常なスピードで消費されていく現在において、このような取り組みをしていただく事は、大きな意味を持つ事と感じ意見を述べさせて頂きました。

皆さんお一人、お一人がもっと生きたかった事を忘れないようにします。
被害者の方々の氏名が公表されなかった事について、それがとんでもない差別であるのにマスコミ各社は黙認してしいました。このようなサイトを作成されたのもそのような状況に対するものと思われますが、もう一度氏名が公表されなかった事の是非について考える番組を作れないでしょうか。

私自身、重度自閉症の息子の母として、この事件は他人事ではありません。ただ、実名報道されないのが、障害者の人格否定という論調には違和感を持ってきました。名前が出たところで、被害者の何が伝わるのか。このイラストには、実名は出てきませんが、見ているだけで、被害者お一人お一人の様子が浮かび上がってくる感じがしました。葉っぱをくるくる回すのが好きだったというような、日常のささやかな様子…それこそが、確かにその方々の生きていた証しだと思えました。素敵なイラストで伝えてくださったヨネヤマさん、ありがとうございました。

驚がくし、震え上がったニュースでした。あの衝撃は忘れられません。19名ものかけがえのない命が、なんともお粗末で身勝手な思想の人間に何故奪われなければならないのか！憤りがくすぶったままです。別に住まわれているとはいえ、それぞれのご家庭では常にその方々の話題がでたり、気にかけたりと共にあったのだとおもいます。ご家族の心を慮れば、いったい今、日々どんな辛い思いで暮らしておられるのかと、掛ける言葉は見つからないままです。何より不気味だったのが、事件に対する「もういい」「仕方が無い」に近い世相を感じたことです。早々に忘れようとしているムードです。もっともっと自分に突き付けて考えないとだめなのではないのかと思えるのです。容疑者は襲撃候補に介護老人保健施設も言っていたとニュースが知らせていました。私の母は要介護5のほぼ寝たきりです。在宅介護ですが、週に3泊ショートステイを利用しています。紆余曲折あり、ようやく辿り着いた我が家の介護のかたちです。もしショートステイ中に母がそんな残虐に殺されたら？！もう生きていけないのではないか、踏ん張ってもそればかり悔やんで怒りと憎しみの日々となります。どうしてこんな世の中になったのか、これが資本主義の行き詰まりなのでしょうか。

心よりご冥福をお祈りします。
この世の中には障害者を悪く思っている人は必ずいると思います。障害者の方がいれば「かわいそう」と思うかもしれない。でも障害者の方にも一人一人個性があって魅力的な所が多くあります。その魅力的な部分を一瞬で壊す事は絶対に許せないと思います。障害者を否定し「この世からいなくなればいい」となれば、せっかく個性を持っているのになくすことになります。今回の事件で多くのことを学ばされました。自分の中でも何が正解とはまだ分かりません。ですが「人は一人一人色を持っている」と言う事は一番大切で忘れてはいけない事だと思います。

◎亡くなった方たちへのメッセージ

亡くなられた19人のみなさん、私はあなた達が「生きた」ことを忘れません。生きた証を伝えていきます。

◎今回の事件についてのご意見

私にはダウン症の家族がいます。昨年の夏、このニュースを聞きとても衝撃を受けました。なぜこんなことを？障害者にも人権がある。楽しく生きる権利がある。他者によって人権が剥奪されてしまうのはおかしい。障害者をもつ家族としてそう思いました。今後このような事件がなくなるよう、事件を伝え風化させないようにしていただきたいです。

◎亡くなった方たちへのメッセージ

みんなそれぞれに人生があり、その人生を歩んでいっていたことが伝わってきました。その無念さを思うと涙がでてきます。

◎今回の事件についてのご意見

私も障がい者福祉で30年近く働いています。私の中で彼らや彼女らは否定する存在ではありません。人生の師でもあります。色んな事を教えてくれました。この容疑者の行為は私には理解できません。私は彼らや彼女らを大好きだしこの業界で働く事が大好きなので、まだまだ続けて行きます。

◎亡くなった方たちへのメッセージ

どうか皆様がこの世に産まれて良かった、そう一度でも思える世界であった事を願います。どうか安らかに。

◎今回の事件についてのご意見

コーヒーが好きな35歳女性のご家族の言葉に胸がつまる思いです。私の5歳の息子は、知的障害を伴う自閉症です。2歳で発達の遅れを指摘されてから葛藤の日々を過ごし、ようやく気持ちが落ち着いてきた頃のこの事件でした。ご家族の方がおっしゃっている言葉ひとつひとつから、計り知れない葛藤の日々を感じました。そしてそれが今も続いていることも。サイトでご意見を募ると同時に、様々な立場の人を集め、考え、思いを聞く場を設けていただけませんでしょうか。障害をもつ親、家族の気持ちは想像以上に複雑です。そしてそれを支えてくださる方々がたくさんいます。もちろん無関心、受け入れられない人もいます。点と点を繋ぎ、発信していただきたいです。

◎亡くなった方たちへのメッセージ

はじめまして。あの事件のことを知ったとき、言いようのない怒りと悲しみが湧き出してきたのを覚えています。私の弟は知的障害者です。他の施設で作業員として生活していますので、本施設や利用者の方々の様子が比較的想像しやすい立場にあります。なので、事件の詳細をニュースで見ていた時は胸が締め付けられる思いがしました。サイトで紹介されている犠牲者の関係者のお話も、読んでいると切ない、けれど暖かい気持ちにもなりました。障害を持つということは社会で生活するのに他人よりもハードルが高いことだと考えます。だからこそより健やかに生活しなければならないと思います。犯人の言い分は社会の側面のひとつであり、だからこそ真っ向から否定し続けなければならないと私は思います。犠牲者のご家族や関係者の方々の悲しみは察して余りあるものです。

◎亡くなった方たちへのメッセージ

今回被害に会われた皆様とは面識はありませんが、施設でそれぞれに温かく見守られ穏やかに生活されていたことがこのサイトで少しずつの証言ですが伝わりました。皆様に会ってみたかったです。

◎今回の事件についてのご意見

上手く話せませんが今回の被害に会われた方、そして容疑者は人と人です。人と人は自分の思いでどうこうする事は間違っていると思います。私の弟は寝たきりで会話もできませんでしたが、その弟がいる事でたくさんの学びがあり交友関係も深まり、穏やかな気持ちになる事がたくさんありました。生きている事には必ず絶対意味があります。

亡くなられた19人の方に哀悼の意を表します。ご家族の皆様にお見舞い申し上げます。大変ショックな事件でした。障害者ゆえに殺されたというような事件が起きたことは、社会に影響が大きすぎて悲しく思っています。かつて障害者施設を訪ねた政治家が「この人たちに人格はあるのか？」と訊ねたことがありました。なんて愚かな質問だと思っていましたが、それを疑問に思ってしまう人が実在することを知ってしまいました。私の家族に、知的障害者がいます。彼女はいつも人格のある人です。もしかして彼女に会うまでの私は知らなかったかもしれませんが、今は知っています。人の人たるは、二足歩行でも道具を使うことでもなく、人は人であるということです。障害があっても病気があっても、仕事がなくても収入がなくても、人はすべて人格や基本的人権を持った人であることを忘れてしまいそうなほど、社会はゆがんできているのでしょうか。むしろそんな誤解をするまでに苦しんでいる人なのでしょうか。これから私は、すべての人が尊ばれるべき人格を持った人であることを、主張し表現していくべきだと思いました。微力ではありますが。

◎亡くなった方たちへのメッセージ

我が家にも、知的障がいの息子がいます。この事件を知ったとき他人事には思えませんでした。今でも思い出すと涙があふれてきます。親亡き後にこの子達の幸せを願い、施設に託す思いを踏みにじる行為に怒りを隠せません。不幸にも被害にあわれた皆様のご冥福をお祈りいたします。

◎今回の事件についてのご意見

障がいを持つ事は並大抵な事ではないんです、家族も本人も。どこへ行くにも周りを気にして、動作が遅いと怒鳴られ、理解が悪いと馬鹿にされ、それでも生きていかなければならない。なのに、これだけ気をつかい小さくなり生活しているのに、要らないから殺される。どう生きればいいのでしょう。そんな事を思わせてしまう事件でした。

◎亡くなった方たちへのメッセージ

私たちが「忘れずに、考えて行くこと」で、少しでも安堵していただけたら良いと思います。

◎今回の事件についてのご意見

この事件を「特殊な人がおこしたこと」と片付けず、自分の中にある差別や偏見と向き合わないといけないと思います。その「源」を見つめ考えること、様々な人生、家族、友情のかたちを知り、考えることが必要だと思います。

◎亡くなった方たちへのメッセージ

障害を持っているだけで、生きにくいこともあったと思いますが、一生懸命自分の人生を全うしようと生きていた人達。なぜ、あのような残虐な殺され方をしなければならなかったのか本当に悲しいです。生き残ったものの襲われて怪我をした人や、大事な人を失い毎日辛い思いをしている人。全ての人の心が少しでも癒されることをお祈りいたします。

◎今回の事件についてのご意見

生きるということの意味や価値とは、他人が安易に評価出来るものではないと思います。容疑者はおそらく歪んだ考えを自分の頭の中でどんどん膨らませ、それは正義なのだと間違った認識をしてしまったのだと思います。誰かが彼の考え方の恐ろしさに気づいてあげられていればと思ってしまいます。正常な人間とは到底思えません。病院で寝たきりのお年寄りを看護している時、爪を少し切り過ぎてしまった時、出血はありませんでしたがご本人が痛いと思っていないのかすごく心配で何度も何度も確認しました。大丈夫と言われても痛くなかったのか心配で…他人を傷つけることの痛さ…どうして彼は忘れてしまったのでしょう。容疑者は苦しんで亡くなった方の何倍も苦しんで欲しいとさえ思ってしまいます。少しでも多くの方が、障害者の命の意味を正しく理解して、みんなが過ごしやすい世界になれば良いと願っております。このサイトで、被害者の方々の一人一人の特徴を読むと、一人一人が確かに生きていたという温もりを感じて、胸が熱くなりました。同時にもう19人全員がこの世界にいないという現実を感じて悲しくなりました。私も自分にできることを考えて生きていこうと思います。

◎亡くなった方たちへのメッセージ

みなさん天国でどんなふうに過ごしていますか？できることや楽しいこと見つけられましたか？ご家族はいつも見守っていますから大丈夫ですよ。あらためてみなさんから私はたくさん気づいたり、覚悟ができたりしました。みなさんのいのちは当然まだまだみなさんの生きる力で続いていくべきものだったけど、こんな形でいろんな気づきが生まれるのも悲しいけど、みなさんの生き様は大きな役割を社会に果たしたと表彰したいくらいりっぱでした。

◎今回の事件についてのご意見

「いま思うことは『ごめんね』というおわびの気持ちだけです。犯人への憎しみよりも、施設に預けた方が悪いという気持ちが強いのです。容疑者の『障害者は不幸を作る』という言葉には憤りを感じ、違うという気持ちは当然あります。でも社会の中にはそう考える人はいるし、それ以上に優しい人もいます。社会を変えなくてはと思うより、社会はそうしたものだと受け止めています」
私も社会はそういうものだと受け止められます。社会を変えるなんて途方もなく難しい。だけど少しずつ、ひとりでも多く地道にコツコツ、わかりやすく、困り感も理解して互いが分かり合える努力を続ける。これは諦めない。頑張れるところまで頑張る。障害者の親の覚悟だ。あらためて「19のいのち」が気づかせてくれた。彼らに会ったことないけど、彼らの声や表情が手に取るようにわかり、涙が止まりません。

◎亡くなった方たちへのメッセージ

私は平成2年に長女を病気で亡くしました。他人から見れば随分昔の出来事です。あの時小学3年だった同級生は忘れてしまったと思います。このサイトで、亡くなられたおひとりおひとりの紹介を拝見しました。どなたもそれぞれに個性があって素敵な方ばかりだと思いました。誰にでも明日を迎える権利はあるのに、こんな形で生涯を終えるなんて。悔しいですよね。残されたご遺族にとって皆さんがどれだけ大事な存在だったかを思う時、身体が震えるほどの哀しみが湧き上がって来ます。私は皆さんの事を、わが娘と同じように忘れません。心からのお悔やみと哀悼の意を捧げます。つたないメッセージでごめんなさい。

◎今回の事件についてのご意見

決して忘れてはいけない事件の被害者に光を当てて下さった事に感謝です。興味半分、面白半分に取り上げるのではなく真っ直ぐに被害者の人となりを伝えてもらえるのは大変良いと思います。私も利用しているツイッターなどでは障害者の事をスラングで呼んだり人格を否定したりするような書き込みを見受けます。そのような人達の考えを改めるには教育しかないと思っているのですが、悲しいかな福島からの避難者を大人が一緒になって虐める世の中です。でも、親から子へ、教師から生徒へと障害者への正しい理解を伝える努力は忘れてはいけないと思います。伝え続けて下さい。それから、今回の事件のご遺族への配慮をどうぞ忘れないで下さい。お願いします。

◎亡くなった方たちへのメッセージ

亡くなられた方のご冥福を心よりお祈り申し上げます。一度、障がい者施設のフェスティバルを見に行ったことがあります。皆明るい笑顔で楽しいひと時を過ごしておられた様子を拝見しました。それぞれ人として毎日を楽しく過ごしておられるのだな、と微笑ましく思ったものです。きっと亡くなられた方たちにも、それぞれの楽しみ、生きがいがあったに相違ありません。突然断ち切られた人生に、無念の思いが抑え切れません。誰であろうと人はその人らしく生きる権利があるのです。そんな当たり前のことを当たり前のように受け入れられる社会になってほしいと願うばかりです。

◎今回の事件についてのご意見

私にも軽度ではありますが自閉症の子供がいます。極端にできること、極端にできないこと、そのでこぼこさには時々面食らうこともあり、将来社会へ出て行ったときのことを不安に思うこともあります。でも何より、子供の時から見せる笑顔、人懐っこさ、その一つ一つを見て、きっとこの子にも素晴らしい将来が待っていると信じています。障がい者であろうがなかろうが、その人が生来持っている人としての魅力はきっと社会の中で何かの形で作用しているのだと思っています。人を人として見られず、その人の魅力にも気づかず、自分だけの基準でその間尺に合わない人を社会からスポイルしようなどと思っている人のその哀れさ、狭さを思わずにはいられません。このサイトが少しでも、社会の寛容さを広げてくれることを思います。

◎亡くなった方たちへのメッセージ

正直ものすごくショックな事件です。私にも障害者の弟がいました。今は亡くなり、いませんが今回の事件は決して他人事ではありません。大事な命です。理不尽に奪われて良い事は絶対ありません。上手く言えないけれど二度と起きてはいけないし皆生きています。ニコニコ暮らしているんですから。亡くなった皆様のご冥福を祈ります。御家族の皆様。お身体に気をつけて大事に生きて行きましょう。私達は味方です。

◎今回の事件についてのご意見

事件はあまりに酷すぎます。二度と起きてはいけない。そして障害者は人間です。否定したり差別したりする人間は大嫌いです。皆生きています。理不尽に奪われて良い事はありません。沢山の皆様に正しい知識が広まって欲しい。

◎亡くなった方たちへのメッセージ

みなさんは、不幸を作り出すためにこの世に生まれたのではなく、おひとりおひとりが重要な使命を持って生まれてきたのだと思います。みなさんは、ご家族にとっても私たちにとっても、この上なく大切なかけがえのない宝物でした。19の宝物が、この地上から失われたのは、私たちにとって痛恨の極みと言わざるをえません。私たちは、みなさんを失ったことを絶対に忘れません、そして二度とこのような事が起こることがないように全身全霊をかけて、社会に対して行動を起こして行かなければならないと思っています。どうか、安らかにお眠りください。

◎今回の事件についてのご意見

今回の事件の一報をテレビで知り、自分の心臓に刃物が突き刺さり、頭を金づちで打たれたかのような衝撃が走りました。私のきょうだいは知的障がい者で、しかも重度です。自分のきょうだいが被害に遭ったような気持ちになり、事件から1か月、気分も滅入り、普通の生活ができなくなっていました。
ただひとつの心の慰めになったのは、障がいを持つきょうだいの笑顔でした。相模原の事件を理解することもできませんが、きょうだいの笑顔は、傷ついた私の心を癒してくれました。きょうだいの為にも、世間が相模原の事件を忘れることがないように、私は活動していこうと思います。

わたしはこの事件を会社のテレビで知り、その後は新聞やTwitterでチラ見する程度にしか知らなかった。わたしとこの事件との関係はただそれだけの一方通行。「自分とおなじように他人も大事」ということが最近まで実感としてはわからなかったわたしには、この事件の根っこに同じようなものを感じながらも、一方通行の現実を、この社会を、自分でどうこうすることはできないと思っていた。けれどもこうして、事件の「その後」を何の接点もないわたしたちに公開してくださった。そのことはまさに、一方通行を解除する視点だと思った。他人の命も自分とおなじように続いていくこと、事件が風化しても終わらないものがあるということ、教えてくれてありがとう。わたしに繋いでくれてありがとう。

御遺族様や御本人様、施設関係者様におかれましては、どれ程悔しく無念であったかと思います。障害のある人生をその人らしく生きておられたのに、勝手な思い込みで命をたち切られた。テレビを見るたびに涙を抑えることが出来ません。我が家にも他人を疑う心の一切ない、26歳の障害のある娘がいます。もしあの場にいれば、元職員だとわかれば近づいて行くはずです。絶対に許せない行為です。
先日障害のある娘の姉の結婚式がありました。姉は頑張り屋の妹、自慢の妹とスピーチしました。家族の宝物です。

少しでも何か人間らしいことができればと、慣れぬことではありますがメッセージを致します。
私は以前、特別養護老人ホームに勤めていました。不思議だなぁと思いましたが、人はご飯を一緒に食べているだけで幸せだったり、体温を感じるだけで辛いことが和らいだり、笑顔を見るだけで励まされているような気持ちになったりするんです。私はそのころ沢山のおばあちゃんやおじいちゃんに救われていました。職を転々として特に資格も特技もなくて価値のないような人間だと思い込んでいました。でも認知症の方や、寝たきりの方と過ごしてその人の優しさや生き方に触れて色んな人がいて、私もその1人なんだと段々自信を取り戻すことができました。しゃべれなくても意思疎通が難しくても生きていることは誰かを知らず知らずに支えていることがあります。皆さんもきっとそういう人だったのではないかと思います。辛いとき支えてくれた沢山の笑顔をあの事件でなくしてしまったような気持ちで胸が痛みます。皆さんのご冥福を心からお祈り申し上げます。

事件で亡くなられた方々は皆様それぞれが、やまゆり園で活き活きと一生懸命暮らしていたということがエピソードから伝わってきました。私は看護師をしていますが、看護師として今後どのようにキャリアを積んでいくか悩んでいます。今回の特集を見て、私も障害者の方々に寄り添いたいと考えるようになりました。このサイトを見て思わず泣いてしまいました。障害者への理解を深め、この事件を忘れないようにしていきたいです。

◎亡くなった方たちへのメッセージ

絶対に忘れません。社会の一員として、みなさんを大切にできなかった責任、十字架を背負います。

◎今回の事件についてのご意見

大学で特別支援学校の教員免許を取得する勉強をしています。その中で、障害のある人が大切にされない社会の現実を知り、障害のある人を当たり前に大切にする社会を自分がつくっていかなければならないと強く感じています。障害があろうがなかろうが、命の厚みや重さはみな一緒である、ということに、どうして気づけない社会であるのでしょうか。私は、今の日本は、自分の周りで起きている差別にあまりにも無関心な人が多いと思います。そればかりか、差別や様々な問題を、なんとかしなくてはいけないという気持ちで活動やデモをする人を、冷めた目線で見る風潮も感じます。そんな中で、私にいったい何ができるのでしょうか。毎日焦るばかりです。

知的(精神)障害の人は犯罪を起こしても無罪になるということがネットで非難されており、それに自分も同意見で、今回の事件も、社会に迷惑かけている(かけるかもしれない？)ので、仕方ないとも思っていました。
でも、このサイトを見て自分の考えは間違っていたと気づきました。亡くなった方の生きていた時の姿を思い浮かべることができたことで、はじめて一人の人間として純粋に一生懸命生きていたんだなと涙が出ました。今日からちょっとずつでも、ハンデのある人に対して優しい気持ちで接して生きたい。

◎亡くなった方たちへのメッセージ

「19のいのち」を拝見し、皆さんが本当に穏やかに、清らかな心で日々を過ごされていたのだと感じました。障害児を持つ親として、今回のことはとても恐ろしく、また決して許せないことです。こんな事件が二度と起こらない社会を、必ず作っていきます。

◎今回の事件についてのご意見

「障害者は役に立たない」。確かに、できる人はそう思うでしょう。でも、障害なく生きている人の中で、「あなたの笑顔に元気づけられる」と言われたことのある人は、どれくらいいるでしょう。私の息子は自閉症と精神発達遅滞です。11才ですが、11才並のことはできません。でも、息子はその笑顔で周囲の人たちに元気を分け与えています。
これが、私の答えです。役立たずの障害者なんていないのです。

◎亡くなった方たちへのメッセージ

本当に理不尽なことでした。安らかに。ご冥福をお祈りいたします。

◎今回の事件についてのご意見

子ども2人の4人家族です。長男は重度の知的障がいがあります。数年前、長女は小学校の授業で長男（弟）の日常を題材に詩を書きました。

「宝物の弟」
ボール遊びにおままごと
大好きママの
おいしいごはん
大好きわたしと
遊ぶこと

ねむたいときは
フンフン泣いて
ねてしまう
大好きなアイテム
「おもちゃ新聞」を持って

いつみても弟のねがおは
かわいい

長女にはこれから色んなことがあるでしょう。長男には言わずもがな。けれど、私たちにとって、彼がいることが普通、彼がいなくなることが不幸。「障害者は不幸しか作ることができません。」‥‥そうでしょうか。少なくとも私の周りではむしろ笑顔が増えている気がします。そして、あなたにもかけがえのない命があり、彼ら、彼女らにも代えがたい生がある。ただ、ただ、それを認める社会でありたい。

◎亡くなった方たちへのメッセージ

心からご冥福をお祈りします。怖かったでしょう。悲しかったでしょう。その時を思うと、涙が止まりません。どうぞ心安らかに天国で暮らせますよう、祈っています。

◎今回の事件についてのご意見

絶対に忘れてはならない事件です。容疑者のことが許せないばかりでなく、障害者に対する偏見の目が増幅しないか心配です。みんな同じ人間なんです。個性が少し違うだけです。亡くなられた方々の笑顔がどれだけまわりに幸せを与えていたか。こんな事件が、二度と起こらないような社会にしなくてはなりません。そのためには、もっと報道してほしいです。

亡くなった方は、本当に、本当に怖かったと思う。許される事件ではない。
でも、加害者の事を排除するような考え方をしてもこの事件はなくならない。もし、加害者と同じような考え方や同じ病状の人間に会った時、私達一人一人が相手を単に排除するのではなく、どう接することができるのか真剣に考えなければならない。この事件で亡くなった方達に対する、残された私達にできる数少ないことだと思う。いざ外で加害者のような人物に会うと、やはり怖いと思う。できると思っても良い対応はできないかもしれない。でも、最初からあきらめて避けること、排除することばかりで解決策を考える事をやめては絶対にならない。今、何に対しても寛容さや受け入れる広さが少ない世界でそれが加害者の考え方にも影響したと思う。

◎亡くなった方たちへのメッセージ

今回の「19のいのち」で、報道でしか知り得ない皆様の情報ですが、御家族や関係者の方たちに愛され、必要とされ、この世界に確実に生きて来られたことが少しですが伝わりました。
19人…。ひとくくりに出来ない大切な命です。障害の子をもつ母として、怒り、悲しみ、そして今の世の中の不安感…。いろいろな気持ちが混ざっています。皆様の尊い犠牲が忘れられないように、こんな、悲惨な事はもう起こしてはならない。報道関係者の方たちは、ただの事件として取り上げるのではなく、障害者を取り囲む今の不自由な世界に目を向けて、教育、福祉、行政各方面への一石を投じて頂きたいです。
最後に、ご遺族の方達へ…。
どうか、施設に入所した事を後悔されないで下さい。親が高齢になれば、兄弟もそれぞれの人生があれば、障害者を持つ立場で考えれば、ごく当たり前だと思います。悲惨な事件は皆様のせいではありません。

◎今回の事件についてのご意見

先日、地下鉄の構内で電車に乗ろうと一生懸命歩いている身体がご不自由な方を見かけました。その方は、ただ歩いていただけなのに、それを見ていた中学生が放った言葉に背筋が凍りました。「なんだ、あいつ。」この言葉を聞いた瞬間、津久井やまゆり園の事件が頭をよぎりました。この生徒の学校に特別支援学級はないのか？重度の身体障害者は支援学校だから、関わった事もないのか？それとも、この生徒は自分に何の不自由もなく暮らしている事が世の中の当たり前だと思っているのか？生徒の言葉は決して、少数の言葉ではないような気がした瞬間でした。まだ10代でもそんな感情を持つ怖さ、今の日本の教育の問題だけでは済まない気がします。

たくさんの人が亡くなった大事件だということは記憶していましたが、子育て、仕事にと慌ただしく過ぎていく日々の暮らしの中でゆっくり事件について考えたことはありませんでした。

19人のお人柄や暮らしぶりを垣間見たような文章を読み、改めて事件の悲惨さを感じることができました。自分も社会で生活する中で弱さを持った方とかかわる仕事をしていますが11人1人の生活背景を考えながら丁寧に仕事をしていきたいと思いましたし、また暮らしていきたいと思いました。

◎亡くなった方たちへのメッセージ

亡くなられた方が、少しでも天国で笑顔でいられますよう、そして、ご遺族の方が少しでも前を向いて過ごしていけますよう、同じ知的障害者の家族として心から願っています。

◎今回の事件についてのご意見

亡くなられた方のお心が安らかであることを、まず心よりお祈り申し上げます。私には3歳年上の知的障害のある自閉症を持つ兄がいます。居住しているのも神奈川県である為、将来的に兄が同じような被害に遭うのではないかという不安も沸き起こりました。やまゆり園の現在の入居者の皆様、そして多くの善良な職員の方々にとって、どうか心安らかな毎日が訪れることを祈っています。容疑者の「障害者はいなくなれば良い」という言葉を聞いた時、私は自分に湧き上がった幼い頃の記憶を恐ろしいと感じました。私もかつて子どもの頃、「知的障害者のお兄ちゃんなんて居なくなれば良い」と考えたことがあったのです。ご遺族の方にとって大変失礼なことだとはわかっています。ですが、夜中に兄が大声でパニックを起こし、暴れる度に、両親が兄にかかりっきりになり、その中で夫婦喧嘩を起こす度に、「お兄ちゃんさえいなければ、お父さんとお母さんが喧嘩をすることはない。私だけを見てくれるのではないか」と思っていたことは事実です。

そうした考え方が大きな間違いであることを知ったのは大学生になってからでした。障害者というカテゴリーは、自分が健常者だと思っている者が勝手に、もはや傲慢にくくったものであるということ。障害など関係なく、その人がどんな人であるのか、何が好きなのか、何が得意なのかを見なければならないと学んでからです。それからは、兄が絶対音感を持っていること、地図で見ただけの場所に間違いなく自転車でたどり着けること、そして何より、妹である私のことを大事に思っていることに注目できるようになりました。

様々な事情があり、大学卒業後、私自身も感情障害を患う身となった今、将来兄とどうやって関わっていこうか。兄妹としてどう助け合っていこうかを考えています。兄妹という関係性からではありますが、自分の命がある限り、『障害』というものについて考えていきたいと思います。

以前やまゆり園の近くを車で走りました。この街を歩いていたりしたこともあったのでしょうか。なんだかその時は泣けてきてしまいました。
社会の不寛容が、あの事件を引き起こしました。

犯人の闇は、必要と不必要を分ける今の風潮が作り上げたもの。
それは私自身にもある考え。必要と不必要をどうして自分のような個人ごときに決められるのでしょうか。このサイトの一言一言が、事件を、そして差別を止めるものだと信じます。そして19人の証であると。ただただ祈ります。

亡くなられた方に愛のある思いを向けられ、一人一人の人間味を感じられ、身近にいる人たちとなんら変わりがないと思いました。
障害について考えてみました。

何かが生まれつき不自由だとしても、事故や病気で不自由になった人でも、誰もが親に苦労して産んでもらい、いろいろな人のお世話になって育てられてきたのではないでしょうか。

お世話した人、気にかけてくれた人は、その人に出会えったことで何かを学んでいると思うのです。無駄な存在など、誰ひとりとしてあり得ないのです。 最後まで生き抜くためには、いつも健康、健常とはいきません。みっともない姿を晒すときもあるでしょう。苦しいときもあるとは思いますが、自然に死ぬ日まで、前を向いて生きていかなければいけないと改めて思いました。

容疑者は、いくつもまちがいをおかしていると思います。死んだ方がいい障害だと、どういう基準で誰が判断できるのでしょうか。「自分は障害を持っていない、健常だ」と思って居れば、障害はないことになるのでしょうか。犯人の言動は、障害だけでなく、不要な人間はいなくなった方がいいと聞こえ、差別を増長する危険があるように感じられます。一人一人が障害についてよくよく考えて、「自分は人を差別しない」と決意することが、悪しき流れを断てると思います。

◎亡くなった方たちへのメッセージ

私はおととしの脳出血により半身が少しマヒしています。日常生活を普通に送れるほど軽症ですが、着替えに10分以上かかり、転びやすいなどのハンデがあります。財布にお金をしまうのも手のマヒにより大変で、お店のレジが混んでいるときなど、自分がきっと邪魔に思われているだろうと思い、とてもみじめで暗い気持ちになります。私の人生は苦労の方が多いものになるでしょう。

しかし、亡くなった方のエピソードを見て思うことがあります。家族とともに過ごしたり、歌ったり、葉っぱで遊んだり、缶コーヒーを飲んだり。私も缶コーヒーが大好きです。本当に小さなことで人は幸せになれると思います。それは、体の不自由、知的障害の有無関係なしに、誰にでも共感できるはずではないでしょうか。

◎亡くなった方たちへのメッセージ

やまゆり園で皆さんは楽しく過ごされていたのですね。ご家族にはもちろん、施設の方々にもたくさん愛されていたのですね。良かったです。最初はなんてかわいそうに…というくらいにしか思えない私でしたが、生き生きと過ごされていた皆さん方の様子をこのサイトで知りました。皆さんはちっとも不幸じゃないし、まわりを不幸にしてもいない。でも悔しいよね。怖かったよね。痛かったよね…。皆さんの事は忘れないよ。天国でまた皆さん楽しく過ごしてください。

◎今回の事件についてのご意見

うちの二男は発達障害を持って生まれて来ました。見た目は普通の青年ですが強いこだわりなどで仕事も長続きせず、この生きにくい社会を日々生きていく事だけに必死です。 容疑者に言いたい。この世の中いつ自分が重度障害者になるかわからないんだよ。生まれてきた愛おしい我が子が障害を持って生まれてくるかもしれない。大切な両親が、兄弟が、最愛の妻が…。あなたには想像力はありますか？
今度もし障害者に生まれ変わるチャンスがあなたにあったら静かに考えて見てください。自分が不幸なのか、そうではないかを…。

私はいわゆるコミュニケーション障害があり、事件後しばらくの間は不安と恐怖に苛まれました。わが身にも起こるのではないかと怯えました。被害者一人ひとりの人となりに触れることによって命の重みをなおさら感じております。確かに、世間には加害者側に立つ者もいます。障碍者に限らず、引きこもり、年金で暮らす高齢者までをも侮蔑の念を向け貶める人が絶えません。いつなんどき誰が突発的な事故や災害に見舞われるかわかりませんし、いつなんどき障害を負うかわからない身であるはずなのに。

今日（1月26日）、母から半年たったと話を聞きました。母は障がい者の子供の施設で働いていて、昔から仕事場にお邪魔させて頂いています。だからわたしは障がい者の子達とよく話したり遊んだりしてもらっています。けれど私は今日まで相模原の事件を記憶に入れていませんでした。そして今日母から半年たったと言われて悲しくなって大号泣でした。不幸と誰が決めつけたんでしょうか。いらない存在だと誰が決めつけたのでしょうか。命は不平等だと誰が決めたんですか。そんなことが心の底から湧き出てきて、痛くなりました。

私だけの力でどうにかなる問題ではないことは重々承知ですが、変えたいです。そう思いました。このことは絶対忘れちゃいけない。忘れないそう思ってます。命の重さをみんなに知らせていこうと思っています。まとめきれなくてすいません。戒めにして私は生きていこうと思ってます。絶対忘れないよう心に刻みながら。

◎亡くなった方たちへのメッセージ

19人のいのちを拝見しました。どのエピソードも、お一人お一人の人生のほんの一部なのかもしれませんが、どれも愛情が感じられ、確かに、かけがえのない日常があったのだということが感じられました。突然の出来事で命が奪われ、痛かっただろう、怖かっただろう。哀しい、悔しい気持ちでいっぱいになります。天国ではどうか、楽しい思い出を胸に、穏やかに過ごされていることをねがいます。

重度の知的障害自閉症の18歳の息子がいます。行動に強い問題を抱える強度行動障害があり、医療機関で2年前からお世話になっています。息子との毎日は、息子と、彼を産み育てる母としての私の存在意義を問い続ける日々でした。「どんな人も世の中にとって無駄な人はいない」心の根底に常にその思いはありましたが、激しい他害、自傷、破壊行為、睡眠障害、気の抜けない日常の疲れに周囲の厳しい目、社会的に理解され難い息子の行動に、理解して欲しいという気持ちと、その思いの届かない日々の連続でどうしたらよいかわからなくなりました。福祉サービスも年々充実してきていますが、まだまだ、理解されない部分は大きいと感じます。この事件は起こるべくして起きたとも思います。誰の心の中にも容疑者のような思想は少なからずある、わたしの経験から、大多数の人がそうだと思います。それは、私自身の中にもあるかもしれません。息子を育てていなければ、容疑者の発言に疑問も抱かなかったかもしれません。今は離れて暮らしていますが、息子との日々は私にとってかけがえのないものだと感じます。生きることの意味、一番大切な事を教えてくれたと感じています。そのことを身を持って教えてくれた息子を誇らしく思い、そんな息子を育ててきたことが今は大きな自信になっています。障がい者は世の中の役にたたない、そういう人がいます。彼らがいなかったら、優しさを忘れた殺伐とした世の中になるかもしれません。彼らは大きな困難を抱えながら生きています。身を持って生きることの素晴らしさや大切さを教えてくれる、そんな彼らに存在価値がないなどということは決して言えないと、今は言えます。

◎亡くなった方たちへのメッセージ

私は高校教諭をしております。特別支援学校（聴覚障害）に1年勤務した経験があります。毎日が新しい発見と、自分が抱いていた誤解を修正する毎日でした。重複障害を抱える生徒もおり、そんな中で未熟な私は、ただただ精一杯でした。 でも、そんな私に気づき、優しく関わってくれるのは生徒たちでした。手話の分からない私をからかいつつも、教えてくれる男子生徒、そんな男子をたしなめつつ「先生大丈夫」と、ゆっくりとした手話で励ましてくれる女子生徒。ただただいたずらばかりしてくる生徒・・・。本当にそれぞれが個性にあふれていて、キラキラしていました。 やまゆり園の方達も、きっとそんな風にみなさんが個性に満ちあふれ、キラキラしていたと思います。当たり前のことが当たり前過ぎて、意識もできなくなりがちな私たちより、毎日を、自分自身を、しっかり感じながら生きていたのが、やまゆり園の方々だったと思います。

◎今回の事件についてのご意見

教育現場においても、人権教育を扱います。しかし、たとえば進学校などであれば、よくて前期・後期1回ずつ。生徒達も、真剣に耳を傾けているか…というとかなり疑問が残るのが現状です。障害者に対する無知や無関心は、ちょっとした小手先のてこ入れでは無理なような気がします。また、もしかしたら、私のクラスにも容疑者のように考えている者もいたかもしれないけれど、それを見つけることは非常に困難です。感想文を書かせても、生徒は「こう書けばいい」という内容を分かっていて、本音を書くとは限りません。やはり、実際に経験をするような機会を設けることはとても大切だと感じます。東日本大震災を受け、教育現場においても災害教育に力を入れるようになってきました。ありきたりなステレオタイプの人権教育を見直し、真の意味での情操教育を本気になって考えなければならない。今回の事件を、単なる残忍な事件として終わらせてはならないと強く思います。

◎亡くなった方たちへのメッセージ

障害がある人と障害が無い人。見守る人と目を背ける人。容疑者と私。その違いとは一体何なのか？"違うことを受け入れる"心を私は持っているのか？それ以前に、今日、私は出会った誰かを傷つけなかったか？本当に考えさせられました。 もっと優しくなりたい。違うことを受け入れる心を持った人になりたい。相反する今の未熟な自分。19の、ひとつひとつきらめく魂に、「あなたは一体どういう人として生きていくのか？」と、問いかけられている気がします。

◎亡くなった方たちへのメッセージ

心からご冥福を申し上げます。同じ重度障害の子を抱える親の立場として心から悔しいと感じた事件でした。私たちの人生をなぜ他人に非難され制裁を受けなければならないのかと。私たちの人生は私たちの人生だ。他の人たちに判断される理由はない。私は、私のできる中で当たり前に障害者が存在できる社会に変えていきたいと日々準備しています。

◎今回の事件についてのご意見

障害者を隔離すること、一般の目に触れないようにすることが優先的な考えの社会。子どもの頃から障害者と接する機会が少なかった事がこの考え方に繋がるのではないかと考えました。障害者との交流も、数日一緒に居たところで理解できるとも思えません。日常で、普通に接しないと。

難しいけれど、この事件を機に私は重度自閉症の子を持つ親として心の中の疑問解消に向け実践的に学び取り組み始めました。政治家のように世間に上手く訴えられないかもしれない。コメンテーターのように上手に話せないかもしれない。でも、強い思いで懸命に動くと周りに同じ思いの方々が集まってきている実感がしています。まだ世には出られませんが私なりに変わり始める機となった事件でした。

◎亡くなった方たちへのメッセージ

あなたが生きていた日々には、嬉しい日も、悲しい日も、楽しい日も、悔しい日もあっただろう。あなたの存在が、あなたの振る舞いが、笑顔や勇気や温かい気持ちをどれだけ生んだことだろう。尊い人生を生きていたあなたに、あなたの家族や仲間に、心からのお悔やみを申し上げます。

◎今回の事件についてのご意見

容疑者にフェアな価値判断をできるだけの素養や力があったのかどうか、私にはわかりません。だから容疑者を断罪することはできません。
けれど、障害者を否定する人、とりわけ「手がかかる」「迷惑をかけている」と思っている人に伝えたい。健常者だと思っているあなたこそ、たくさんのコストと人手をかけて標準化された社会に支えられているのだと。追い風を受けているとき、人はそうと自覚せず、自分の力だと自惚れるものです。

どんな人だって、支え、支えられ生きているのです。支えられていることに感謝して、支えることに誇りをもって、手を取り合って生きていきませんか。

◎亡くなった方たちへのメッセージ

ひどい事件に巻き込まれたこと、本当に無念だったと思います。亡くなった方々の、最期を思うことはとても重要ですが、最期にだけ、注目するのではなく、皆さんの日常のなかの、笑ったり、ふざけたり、誰かを笑わせたり、笑わせられたり、好きなことをしているときのことなど、皆さんの日常を思うことが、事件の問題を考えるときに必要な姿勢なのでは、と考えます。最期がひどいことに巻き込まれたからといって、人生が不幸だったことではないと思うからです。なにも知らない他人が勝手に、不幸だったね、と決めつけるのは、大きなお世話だと思います。

事件に遭われた方々やご遺族のことを思うと、決して事件をコンテンツとして消費してはならないと思いますので、どのようにこの事件を後世に伝えていくか、繊細な問題だと思います。

◎今回の事件についてのご意見

「あいつはダメだなんて君勝手に決めないで　余計なお世話だよ」、誰にでも覚えのある気持ちではないでしょうか。
本人が望むか望まないかとは関係なしに、社会的に「障がい者」と呼ばれることは、誰にでもあり得ることです。そのとき、もしその呼び方に不条理な気持ちがするとしたら、その社会的な意味を作ってきた一人が自分であることを痛感するときなのかもしれません。「障がい者」という名前をつけて、勝手に理解した気持ちになってしまっている人は多いのかもしれません。私自身もそうかもしれません。

簡単に人の問題を理解することも、人の問題を自分のもののように扱うことも、できません。しかし、「障がい者」である前に、笑っちゃうおもしろい過去を持っていたり、すきなものがあったり、一人の人であることを忘れて「あいつはダメだ」なんて言うのは余計なお世話だということはいつも心に置いておきたいです。当たり前のことですよね。

◎亡くなった方たちへのメッセージ

価値のない命など、ありません。心よりお悔やみ申し上げます。

◎今回の事件についてのご意見

主人が、交通事故により中途障害者になりました。今はまだ、『障害者＝自分とは違う世界の人』と考える人が多いのかなと感じ、残念に思っています。共に地域で暮らすためには、まずは同じ世界に生きていることへの認識や理解が広がることを願っています。相模原の事件について、世間から忘れられようとしている今、番組で大きく取り上げたことに、意味があると感じました。