カーリング男子世界選手権
2017

山口剛史選手インタビュー

【プロフィール】北海道南富良野町出身の32歳。セカンドを務め、複数のストーンを一気にはじき出すテイクショットを得意とする。
チーム一番の筋肉の持ち主で、遠征には、体重計と脂肪を吸収する効果のあるお茶を持ち込む。カーリングの将来のため、子どもたちの育成にも力を入れている。

【セカンドの役割】

攻撃的な部分で行くと、いま(自分が投げる)ショットの多くはドロー(ハウス内に自分のストーンを止めること)ですね。特に相手のストーンにくっつけるのが多いですね。

相手のストーンにくっつけるということは、僕のストーンを相手は出しにくくなるんですよね。そうするとストーンがたまりやすい展開に持ち込めるので、僕たちのチームは大量得点を狙うチャンスが広がっていく。そのために、相手のストーンにくっつけるとか、ガードの裏に回り込んでいくとかっていうのは多いですね。

直接ナンバーワン※を狙わないで、いま言ったように2番3番くらいで、最後の方に効いてくるようなストーン、そういうストーンを(スキップの)両角は好んで僕に投げさせますね。周りから見てると失敗なんじゃないかと思われるときもありますけど、最終的には点になったりとか。それから、僕の投げた2番とか3番だったストーンが、相手が警戒しないといけなくなって。相手の作戦の幅を狭めることができてますね。 ※ナンバーワン:ハウスの1番内側にあるストーン
最後にナンバーワンを取ったチームが得点できる

【ポジション変更】

あまり思い出したくないんですけど(笑)
去年の秋のカナダ合宿の途中で、サードからセカンドへのポジションの変更があったんです。そのときは僕自身もあまり調子上がってなかったっていうのもあって、ポジション変更したんだと思うんですけど。

サードというポジションは、このチームで10年くらいやってましたし、そのポジションを変更したというのがすごく悔しかった。ただ良かったなって思ってるのは、悔しいっていう思いをしたこと。本当に自分の気持ちがカーリングで金メダルに向かっているのかということを確認できた。その場面ではちょっと中途半端な気持ちもあっただろうし、練習にも100%力を注ぎ込んでなかったのかなって思うきっかけだったので。今となってはすごくこのポジション変更というのは大きな・・事件でした。

【20年ぶりの五輪出場へむけて】

僕自身がオリンピックを知ったのが小学生のときで、大学生の時にはオリンピックに出たいという気持ちははっきりしてましたので、そこからもう10年以上経ってます。

いま世界選手権やっていてもだいぶ上位で戦っていけるなっていう自信もついてきましたので、オリンピックでメダルを狙いたい。そのためには、今回の世界選手権もメダル、一番いいメダルを狙いたいなと思って意気込んでいます。

僕はこのチームに入って10年以上経ちますけど、その10年の間に世界選手権とかカナダ合宿とか行くための資金がない時も地元の企業がたくさん応援してくれました。負けてるときも地元のサポーターが熱く応援してくれたし、それがなかったら、今まで来れなかったと思うんです。なので、結果を出して地元の人たちにお礼したい。

あと、次の世代、オリンピックに出るための子どもたちの育成というのは、絶対やりたい。僕は、長野オリンピックに出た敦賀選手だとか、やっぱりあの場でテレビに出ている姿を見て「すごく格好いいな」と思って、僕もああいう選手になりたいという気持ちが小学生のときからありましたので、僕もそういう憧れるような選手になりたい。そう見えるようになりたいです。

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