星と花を一枚に撮るコツ!

『桜満開 星は満天 記憶に残る宇宙絶景』に出演した星空写真家の宮坂雅博さんと小松由利江さんが考案した【星空と花を一緒に撮影するワザ】をご紹介します。

作品名:ひょうたん桜と子桜つぼみの宇宙
撮影場所:高知のひょうたん桜近辺
ひょうたん桜を背景に、若木のつぼみと開花した花をクローズアップして、詳細なディテールに迫りました。左上には おとめ座のスピカが輝き、ひょうたん桜の真上にはカラス座が輝いています。

【撮影方法】
露光中にピント・絞り・照明を調整することで、星空と花を一枚に収めます。

☆ 露光中ピント絞り可変法 LED出力&エリア可変方法
手順1:ISO3200、ピント無限遠、絞りF2.8に調整、星空を約50秒露光
手順2:20m~2.4mまでの花に露光量70%でLED光照射
手順3:2.4m~レンズ直前の花に露光量30%でLED光照射し花ボケを得る
手順4:ピント0.25m、絞りF22位置に再調整(蓄光テープを目印)
手順5:20m~2.4mまでの花に露光量30%でLED光照射し花ボケを得る
手順6:2.4m~レンズ直前までの花に露光量70%でLED光照射

【撮影するときの注意】
撮影の際、ライトを点けると周囲の撮影者や観測者に迷惑がかかることがあります。
周囲に十分注意して撮影してください。

撮影方法を考案した宮坂雅博さんと小松由利江さん

(撮影:宮坂雅博、小松由利江)


『桜満開 星は満天 記憶に残る"宇宙の記憶"』
3月28日(土)総合 午後7時30分〜午後8時43分 放送

日本人には世代ごとに"宇宙の記憶"が刻まれています。祖父母の世代が胸を躍らせたアポロ計画、父母の世代があこがれたスペースシャトル、若者の涙を誘ったはやぶさ奇跡の生還。そこで番組では、視聴者にアンケートを実施し、日本人の誰にでもある「忘れられない宇宙の出来事・事件」から世代別の宇宙レジェンド10を選出。選りすぐりの宇宙絶景を通して"宇宙の記憶"を共有し、思い出話に花を咲かせました。

番組のキーステーションは、古都・京都。平安時代より天体観測が行われてきた日本の天文学発祥の地です。陰陽師で名を知られる安倍晴明一族は天文博士として代々、星空を読み解いてきました。知られざる平安の天体観測のエピソードを通して、なぜ日本に天文学が生まれ発展を遂げてきたのか、その歴史をひもときます。そして、日本の天文学の未来を示すハワイ・マウナケア山頂から生中継。技術の粋を極めたすばる望遠鏡や、建設が始まった世界最先端のTMT望遠鏡など、世界をリードする日本の天文学の最前線を紹介。

3月28日は江戸暦の「桜始開(さくらはじめてひらく)」。安倍晴明一族から始まった日本人の宇宙観は、1200年の時を経て、どのように華開き、私たちの記憶に刻まれてきたのでしょうか。しだれ桜満開の京都・醍醐寺、最先端の観測が続けられているハワイ・マウナケア山頂、宇宙を旅した樹齢500年の高知のひょうたん桜からの生中継を通して、その宇宙観に時空を超えて迫りました。