2010年04月07日 (水)明日のカラフル!は「おじいちゃんと話がしたい」


明日のル!は、「おじいちゃんと話がしたい」です。

nonnocinese.jpg  おじいちゃんは中国で育ったから、
  日本語が苦手。
  ぼくは日本で生まれ育ったから、
  中国語ができない。
  でも、どうしても聞きたいことがある

おじいちゃんと話がしたい」を担当したのは
2週間ぶりに再登場、ディレクター こぼりです!

みなさんは
「家族と言葉が通じない」という状況が想像できるでしょうか?
私も、今回の主人公である秀雄くんの家に実際にお邪魔するまでは、
その状況をなかなか思い浮かべませんでした。

秀雄くんのおじいさんはもと中国残留孤児。
第二次世界大戦の敗戦直後、
当時日本人が多く暮らしていた中国東北部から逃げる途中で
赤ちゃんだったおじいさんは肉親と離れ離れになったのです。
その後、中国人に拾われ育てられたおじいさん。
49歳で日本に帰るまで中国でずっと暮らしていたので、
日本語がうまく話せません。

一方、秀雄くんは
おじいさんと秀雄くんの両親が日本で暮らし始めた後に生まれたので、
中国語がほとんど分かりません。
学校ではもちろん、両親といる時も話すのは日本語です。
なので、おじいさんとは“会話”ができないのです。

そんな秀雄くんが、
学校でおじいさんをモデルにした劇を見たことで一変。
「おじいちゃんと話がしたい」と願う秀雄くんは、
あるアイデアを思いつきます。そのアイデアとは・・・。
その方法もさることながら、
丸々と愛らしい秀雄くんが奮闘する姿を
ぜひ見ていただきたいと思っています。

最後に、番組には出ない話を一つ。
秀雄くんはとにかく細かい気配りのある子なんです。
私たちが撮影を一時中断すると、
お茶をいれてくれたり、自分のお菓子を分けてくれたり。
インタビューをする時には、
私たちのイスを取りに行ってくれるだけでなく、
「こっちの方が温かいで」と案内してくれるんです。
仕事に追われる日々の中で出会った“癒し系少年”。
秀雄くん、これからもその優しさを忘れずにいてくださいね。

ではみなさん、「おじいちゃんと話がしたい」ぜひご覧ください!



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投稿者:番組スタッフ | 投稿時間:16:44

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