過去の主な放送

発見!ラミダス猿人 ~440万年前の“人類”~

初回放送
BShi 2010年7月10日(土) 午後8時~
再放送
BShi 2010年7月16日(金) 午前10時~

アメリカの科学雑誌サイエンスが発表した2009年最大のニュース。それは、アフリカ東部エチオピアで発見され、復元された猿人の化石、「アルディピテクス・ラミダス」(ラミダス猿人)だった。 その発見は、人類がどのような足跡をたどってきたのか、これまで謎とされてきた部分に光を当てるものだった。

番組データ

  • 原題:Discovering Ardi
  • 制作年:2009年
  • 制作会社:Discovery Channel/Primary Pictures(アメリカ)

発見!ラミダス猿人 ~440万年前の“人類”~[日本語吹き替え版]

© 2007 Jay H. Matternes

ラミダス猿人は1992年、エチオピアのアファール低地で、東京大学の諏訪元教授らを中心とする国際調査チームによって発見された。以来、チームによる大規模調査で百数十点の骨の化石が見つけられ、10年という時間をかけて慎重に解析・復元が行われた。この解析作業では、東京大学のマイクロCTスキャンの技術が大きな力を発揮した。地層の分析から、この猿人は約440万年前に生きていたことが判明。性別は女性で「アルディ」と名づけられた。これは「ルーシー」の愛称で有名なアウストラロピテクスから、人類の進化の系統樹をさらに100万年以上さかのぼるとされている。

復元されたアルディは、ルーシーより大きくチンパンジーに近い。しかし、チンパンジーとは違う特徴を持っていた。それは、人類を他の動物と区別するある決定的な特徴、すなわち「直立二足歩行」をしていることだった。番組では、国際調査チームが、この大発見を突き止めるまでのプロセスに密着取材。その経緯を克明に追い、人類史研究の上での位置づけを、諏訪教授へのインタビューも交えてわかりやすく伝える。

発見!ラミダス猿人 ~440万年前の“人類”~ 写真

© Discovery Channel/Primary Pictures

発見!ラミダス猿人 ~440万年前の“人類”~ 写真

© Discovery Channel/Primary Pictures

発見!ラミダス猿人 ~440万年前の“人類”~ 写真

© Discovery Channel/Primary Pictures

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© Discovery Channel/Primary Pictures