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TVシンポジウム「いま“地域づくり”を語り合う」

少子高齢化、農林水産業の衰退、介護、孤独死対策―。いま日本の地域は、農村から大都会まで様々な課題を抱え、地域の再生は全国的な課題となっています。

今回のTVシンポジウムのテーマは、「地域づくり」。各地には、住民たちが地域の課題に向き合い、力を合わせて地域づくりを成し遂げてきた事例があります。こうした事例をもとに、1人1人の能力を引き出し、誰もが安心して生き生きと暮らせる地域社会をつくっていくにはどうしたらいいか、話し合います。その手立てとして、Food(食)・Energy(エネルギー)・Care(医療・介護・福祉)をできるだけ地域でまかなうことで自立した地域を目指す「FEC自給圏」に注目します。

パネリストは、食の6次産業化に取り組む鹿児島県鹿屋市柳谷集落(通称やねだん)の豊重哲郎さん、小水力発電によるエネルギーの地域自給に取り組む平野彰秀さん、誰もが通えるデイケア施設を運営する富山市の阪井由佳子さん、総務省過疎問題懇談会座長を務める早稲田大学教授の宮口侗廸さん、そして、「FEC自給圏」を提唱している経済評論家の内橋克人さんです。

出演者

  • 内橋克人さん 内橋克人さん経済評論家 神戸新聞記者を経て1967年より経済評論家。90年代から一貫して市場原理至上主義に警鐘を鳴らし続け、半世紀にわたり提言・執筆活動を続けている。『共生の大地 新しい経済がはじまる』(岩波新書)、『内橋克人 同時代への発言』(岩波書店)など著書多数。
  • 宮口侗廸さん 宮口侗廸さん早稲田大学教授 文学博士 総務省過疎問題懇談会座長、富山県景観審議会会長等を務め、社会地理学の立場から地方の発展のあり方について発言を続ける。『地域づくり・創造への歩み』『新・地域を活かす-地理学者の地域づくり論』など著書多数。
  • 阪井由佳子さん 阪井由佳子さんデイケアハウス「にぎやか」理事長 老人保健施設で理学療法士をしていたが、大規模施設のあり方に違和感を覚え、富山県富山市でデイケアハウス「にぎやか」をオープン。赤ちゃんからお年寄りまで、障害のある人もない人も、共に住み慣れた地域の“居場所”で日々を過ごすことができる在宅福祉サービス「富山型デイサービス」を実践している。
  • 平野彰秀さん 平野彰秀さんNPO法人 地域再生機構副理事長 岐阜県岐阜市出身。大学入学後から14年間の東京生活。外資系経営コンサルティング会社などを経て、2008年に岐阜市にUターン。2011年に人口約270人の岐阜県郡上市白鳥町石徹白(いとしろ)に移住。集落ほぼ全戸出資による石徹白農業用水農業協同組合の設立に携わり、集落住民が主体となった小水力発電事業を進めている。
  • 豊重哲郎さん 豊重哲郎さん鹿児島県鹿屋市串良町柳谷集落・通称「やねだん」自治公民館長 118世帯278人が暮らす集落で、農業の6次産業化や、空き家を有効利用したカフェや美術館づくりなどを進め、住民とともに「行政に頼らない地域再生」に取り組む。集落の人々がボランティアで栽培したサツマイモを使った芋焼酎の醸造など、独自の商品開発によって自主材源を増やし、高齢者のための緊急連絡ブザーを設置するなど、過疎高齢化に悩む集落の福祉や教育を住民自身の力で充実させてきた。

【司会】後藤千恵(NHK解説委員)