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小さい企業だからできること

小さい企業だからできること

2018年9月5日更新

地域の暮らしを支えてきた中小企業。
「三方よし」の精神を今に生かしています。

地域に必要なモノ・仕事の多くを提供してきたのは中小企業。まさに、地域経済を支える屋台骨のような存在といえます。人々の暮らしに密着して商売を営んできたからこそ、利益だけでなく、地域への貢献に取り組んできた会社も少なくありません。小さい地元企業ならではの活動に注目してみましょう。

地域に根を張り活力を生み出す

故郷の町が廃れていくのを見ているのは忍びないと、経営する企業の利益をつぎ込んで古い民家を買い取り、ショップや宿として再生している夫妻。経済活動と文化を組み合わせることによって地域の生活文化を伝える活動の一端は、若い世代の従業員も担っています。

古民家の暮らしがよみがえる鉱山の町

地域の信頼が会社の財産

地域の環境を悪化させると、かつて住民から激しく非難されたこともある産廃処理会社。環境に配慮したリサイクル会社に衣替えし、耕作放棄地で育てた野菜を食べてもらうなど、地道な取り組みを通して住民の信頼を得てきました。

地域で愛される産廃処理会社

人脈は力なり

尾道の特産品として大人気商品になった帆布製品。NPOを立ち上げて、廃れかけていた産業を復活させたのは、それぞれ別の本業をもつ自営業者の女性たちでした。商品化と販売の成功にこぎつけたのは、商売で培ってきた人脈のおかげ。地域に根を張る女性経営者のたくましさを感じます。

自営業の女性たちが生んだ新たな特産品

地道な努力で雇用を作る

現在、日本全国の中小企業を悩ませている最大の問題が人手不足。そんな中でも高校生の県内就職率が高い地域を見てみると、常に一定数の求人を出したり、職業体験の場を提供するなど、安定した就職口となってきた企業の取り組みがありました。

高校生の県内就職を増やすには

村と森の未来を創る企業

安い外国産木材に押されて林業が衰退し、深刻な過疎化に直面していた西粟倉村。村の再生に向けて、生産の場を創り出そうと立ち上がったのがこの会社です。高品質の家具を生み出しながら森を守る夢のある仕事は、全国の若い人たちをひきつけています。

森林と地域経済を再生する地産の木製家具

おわりに
かつて近江商人が心得としていたという「三方よし」。目先の利益ではなく、長期的な視野から、売り手と買い手、さらに世間にとっても良い商いを、という精神は、これらの小規模な企業の中に今も生き続けているようです。消費者の側にも、安さだけでなく多様な面から企業活動を評価する視点が求められているのではないでしょうか。