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子育てに不安?地域で支える

子育てに不安?地域で支える

2017年7月7日更新

“保活”に悩むお母さん、お父さん。
地域に支えられて子育てすれば、楽になれるはず。

働くために子ども預けられる保育施設を探す、いわゆる“保活”に励む親たちの中には、希望する施設に子どもを預けることができず、悩みを抱えている人が少なくありません。
厚生労働省によると、2016年4月時点で希望する認可保育施設に入れなかった「待機児童」(入所要件を満たしながらも定員超過などで入れない子ども)は、2万3553人。さらに、認可外の施設に入った児童などの潜在的な待機児童、いわゆる“隠れ待機児童”は、6万7354人にのぼります。
こうした課題の解決に、可能性を秘めているのが「地域全体での子育て」です。

「イクメン」ならぬ「イクジイ」が子育て現場で活躍

全国600か所以上にある「ファミリーサポートセンター」を介して、女性だけではなく、60歳以上の男性を中心とした「イクメン」ならぬ「イクジイ」が地域の子どもたちを預かる有償ボランティアが行われています。東京都港区のNPO法人「子育て広場あい・ぽーと」では、理由を問わずに子どもの一時預かり保育を実施。定年退職後の男性が「イクジイ」として、地域の子どもたちを預かる取り組みをはじめ、「地域のおじいちゃん」が子育て現場で活躍しています。三重県津市では、退職後の男性を対象にした育児講座を行い、受講者修了者に対して「祖父」と「ソムリエ」を掛け「ソフリエ」として認定し、地域の子育てに活かしてもらおうとしています。

「地域のおじいちゃん」が子育てを応援 ~東京都港区・三重県津市~

親のニーズに徹底的に寄り添う

“子育て先進地”といわれる新潟県上越市には、24時間365日開いている「ファミリーヘルプ保育園」があります。市が運営費の一部を補助して運営しているため、保育料は民間よりも安価。土日も夜間も子どもを預けることができ、母親たちに安心感を与えています。この保育園は、行政が子育て中の母親を中心に徹底調査をしてニーズを掘り起こして実現。地域の別の保育園や医師会、市役所など、地域全体が協力して保育に関わっています。
さらに、市は保育士や市職員などの意識改革を目的に、第一線の教育学者を招いた保育士向けの保育講習会や市民フォーラムなどを開催。地域全体で子育てを支える重要性を認識してもらっています。

NPOと行政が連携する子育て先進地 ~新潟県上越市~

子育てしながら働きやすい職場

岡山県津山市には、職員が子育てしながらでも無理なく働くことができる特別養護老人ホームがあります。働いている介護職員の4分の1は子育て中。しかし、過去7年間、子育てを理由に退職した職員は1人もいません。働きやすさの秘密は、その名も「両立支援委員会」。子育て中の職員が集まり、働きやすい仕組みを提案しています。こうした取り組みから生まれた1つが、新しいパート制度。正職員からパートになることで働く時間を自由に設定でき、家族の時間を大切にしながら働くことができます。子育てが一段落したら正社員に戻ることも可能です。

子育てと両立できる介護の働き方 ~岡山県津山市~

個性豊かな大人たちが週末に里山保育

週末に休日が取れる職業ばかりではありません。週末が忙しく、子どもを預けて働きに行かなくてはならない親もいるのも現実です。
そこで、千葉県木更津市の学童保育所は、週末に里山で土曜学校を開催。廃屋だった民家を改修した拠点で、タケノコを掘ったり、料理に挑戦したり、四季折々の自然の恵みを受けながら、子供たちはたくましく過ごしています。
先生役は、NPO代表や保育士、主婦、県職員など。地域での子育てでは、たくさんの大人とこどもが出会えるのも魅力です。

里山で子どもたちが輝く ~千葉県木更津市~