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町民全てが”生涯現役”!秋田・藤里町

藤里町社会福祉協議会・菊池まゆみさんたちの福祉の常識をほんの少し変えることから始まった地方創生事業への取り組み。はたしてどんなエピソードが?

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2016年05月16日 (月)

藤里町社会福祉協議会会長の日常は多忙です。

◎5月5日(木)雨
こどもの日は、鯉のぼりです。ただ、大きすぎる鯉のぼりは、雨でも風でも被害防止のために自粛するしかないのです。

ポールだけが立つ風景
(後先考えずに大きい鯉のぼりが欲しかったのですね。会長らしいです(´A`。))

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◎5月6日(金)晴れ
勿論、日々の実務はテキパキとこなしています。ただ、それ以上に仕事が入ってくるだけなのです。

(はいはい。言い訳する暇に、書類は片づけて下さいね)

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◎5月7日(土)雨
前厚生労働事務次官 村木厚子様、中央大学法学部教授 宮本太郎様、全国社会福祉協議会常務理事 渋谷篤男様という、そうそうたる顔ぶれのお客様をお迎え致しました。

白神山地の新緑が目的の3人のお客様を、新緑が美しい筈の場所(雨で視界がきかないのですが)にご案内をし、堪能頂けたと解釈して、すぐに討論会(藤里社協と秋田県経営協との共同主催)会場へご案内です。

ごく短期間に限られる春紅葉の美しい風景が広がっている筈で…
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参照下さい。翌日(8日)に遅れて現地入りした駒村先生が眺めた景色です。

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討論会では、主催地の特権でちゃっかり村木さんのお隣に陣取ります

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藤里町では、宴会はより重要な討論の場となっております。
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◎5月8日(日)晴れ
新たに慶応義塾大学教授の駒村康平様が加わって、今度は130人参加の公開シンポジウムの開催です。


会場風景です。

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定員を超えた会場で、皆さん、とても熱心でした

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そして、シンポジウム終了と同時に、理事会会場へ移動。
(いつもです。会長の日程に合わせると、いつもこんな無茶なスケジュールになってしまいます。馴れたけど…)
会長の私を信頼して下さる理事の方々のおかげで、議案はつつがなく・・・・・全て採択され、明日(9日)の野焼きに対する懸念も、私の明解な返答で皆さんの不安は払しょく・・・・されたようです。
(確かに事実ですが、ニュアンスはかなり違うと思いますよ。それに…)

理事A「やっぱり、ワラビ(栽培)には野焼きだな」
理事B「そうだな、良いワラビを採るには一番の方法だからな」
会長『へえ、本当にそうなの?野焼きをするとわらびが生えて来るって本当なの?』
(か、会長! 今更、その質問はダメでしょう?)
理事A「ああ、それは確かだ」
理事C「山焼きをした山にワラビが出てくるんだ」
会長『ふうん、本当だったんだ。なら、頑張るか。』
(え? 会長の質問はセーフですか? それで良いなんて、皆さん、馴れてしまったのですね(´A`。))

◎5月9日(月)晴れ
いよいよ、ワラビ(栽培)のため、4ヘクタールの原野の野焼きです。

(野焼きのプロ達の意見が対立する中でも、迷いなく指揮をとれる会長は頼もしいです)
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おっかなびっくりに点火
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何故?オレが?野焼きに参加? 逃げ腰だった駒村教授もその気になり
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そして、ドヤ顔です
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ボランティアさんは自主的(・・・)に動き始め…
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火はいよいよ燃え上がり
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(それでも冷静沈着。不安そうな消防署員相手に消火手順を説明する会長はステキです)
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そして、鎮火作業に入り
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満面の笑みで無事終了
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(ところで会長、ワラビがこんなに生えていましたよ)
『へえ、これがワラビなの』
(え? か、会長、まさかワラビを知らなかったなんてことは…!? やっぱり、こういうオチだったのですね)

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◎5月10日(火)曇りのち雨
藤里町最大のイベント、「敬老式」に来賓・・として出席しました。
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(会長はどこですか? あ、やっぱり敬老者に紛れ込んでいるのですね)

『このところ宴会続きだったから、昼からの宴会は疲れるんだよね』
(お言葉ですが、全ての宴会の全てにお付き合いする方がいかがなものかと…)

『だから、明日は休んでもいいかな?』
(はいはい。いよいよ明後日が「藤里町体験プログラム」の開講式で、当日は会長が6時間講師だとお忘れでなければ、どうぞ。講義資料の準備が出来ているのでしたら、ご自由に)

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◎5月11日(水)雨
実務はテキパキとこなす性質で、チャチャッと講義原稿を揃えたので、お休みがとれました。孫たちもそれぞれに帰って行き、寂しくそそり立つ鯉のぼりのポールを眺めつつ、ブログ原稿をしたためております。
(大丈夫です、会長。来週からはまた、休日も代休もないスケジュールになっておりますから。寂しい思いなんか、させませんとも)

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菊池まゆみさん(藤里町社会福祉協議会会長)

秋田県藤里町出身。1990年に藤里町社会福祉協議会に入り、現在、会長を務める。2006年から、ひきこもりや長期不就労者などの人たちの調査・支援を続ける。町の全戸調査を行ったところ、人口3600の町に100人以上ひきこもり状態の人がいると判明。就労支援などを行いながら、働く場を作ってきた。その結果、80人以上が働き始めている。さらに、「生涯現役」を合い言葉に、高齢者などもそれぞれの能力を生かして、地元に貢献しながら暮らしていける地域づくりの活動を続けている。主な著書に、「ひきこもり町おこしに発つ」 (秋田魁新報社)「藤里方式」が止まらない(萌書房)

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