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2016年11月18日 (金)
数10分で異世界!ぎゅっと残る島の暮らし(香川県高松市女木町)
女木島(めぎじま)は高松港から船で20分。都市に近い、島民170人の小さな島です。船を降りて島を歩き始めると、街とは違う、ゆったりとした時間が流れています。
さぞかしのんびりと暮らしているのだろうと、初めて来た人は思うでしょうが、島のおばあちゃんたちは大忙しです。朝から日が暮れるまで、畑作業。トラクターなどは使用せず、押し車に鍬や鎌を乗せて畑にやってきて、草刈りなどもほとんど手作業です。島の気候に合ったとうもろこしやにんにく、南京豆、ミカンなどを育てています。市場には多く出回らないけれど、とてもおいしく自慢の味です!
また、畑はひとつのコミュニティの場にもなっています。畑作業の他にも、地域の催しものや講座で、みんなが大活躍。特に10月の町民大運動会や、11月の地区をあげての防災訓練は、みんな真剣です。
また近年では、「瀬戸内国際芸術祭」の会場にもなっている女木島。多くの観光客を出迎えたり、アーティストと交流したり、作品に協力して盛り上がったりと、新しい風も吹き始めつつあります。
島民は減少し、高齢化も進んでいますが、農業や漁業、また都市では失われつつある“みんなで支え合う社会”が、小さいながらもしっかり残っていること。そして、明るくてみんなの元気であふれていることが、私たちの誇りです。
【投稿者:Megi さん】