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- 30年以上かけて築きあげてきた地域の連携・「せな あかん!」(氷見市速川地区)
2016年11月11日 (金)
30年以上かけて築きあげてきた地域の連携・「せな あかん!」(氷見市速川地区)
氷見市速川地区は、高瀬勇さんという魚屋のおっちゃん(以下魚屋のおっちゃん)が素晴らしい。
私自身は、地域おこし協力隊として1年前に来たばかりなので詳しい話は解らないが、魚屋のおっちゃんが最初に取り組んだのは、子供たちの通学途中の挨拶から始まったと聞いている。始めた当初は、地域の人たちから白い目で見られていたらしいが、その後挨拶をすることにより子供たちの意識が変わり、周囲の大人たちも変化していったらしい。その後、おっちゃんの周囲にボランティアで動く子供たちの父兄が加わり、マラソン大会や臼ヶ峰ウオークなどの地域行事が増えていったらしい。
いま私は、氷見市地域おこし協力隊として、速川地区に赴任しているが、この魚屋のおっちゃんが取り組んだ挨拶運動がなければ、今の速川のような地域全体が連携してのボランティア活動はありえなかったと思う。ふるさとの宝は、何といっても「人づくり」だと私は思う。
人づくりが30年前から作られている速川地区、そこで常に自らが主役にならず、日陰の存在でありながら、地域のために思って淡々と作業をされる魚屋のおっちゃん、そして、その背中を見て育った父兄や子供たちなど、速川では、地域ぐるみの連携が素晴らしいと感じる。
ボランティアは、地域の為なら「せな あかん」これが当たり前のような地域は、なかなかないと思い、推薦します。
【投稿者:ながたん さん】