2018年09月14日 (金)
いつの時代も・・・
こんにちは。4代目店主・新井です。
2回にわたって、危機管理をテーマにお届けする知恵泉。
初回は「安政江戸地震」を取り上げます。
江戸の街を襲ったマグニチュード6.9という大地震。
激しい揺れの後、火事に見舞われ、行くあてのない人たちであふれかえる街。
そんな“危機”をどう乗り越えたのか、お伝えします。
この番組を収録したのは、先月・8月のこと。
その後9月に、北海道で震度7の揺れを観測する地震が起こりました。
いつの時代も、天災は忘れた頃にやってくる・・・ということを強く感じます。
番組では、江戸の街を襲った震度6強の揺れを体験するために、地震の揺れをシミュレーションできる施設を訪れました。
あらかじめ揺れるとわかっていても、立ち上がることも難しく、恐怖心から心拍数も上がり、揺れが収まったあとも、しばらく体がフラフラしていました。
こんな揺れが深夜の就寝時間帯に襲ったことを考えると、北海道で地震の被害に遭われた皆さんが、どれだけ怖い思いをされたかがわかります。
心よりお見舞い申し上げます。
安政江戸地震では、地震の翌日から炊き出しが行われ、その後、いわゆる仮設住宅の建設も速やかに行われました。
今でも大きな災害のたびに行われているこうした支援を、江戸時代にはどのようにして行っていたのか、その知恵をご紹介します。
今回のご来店は・・・
国境なき医師団日本・理事の黒崎伸子さん
東京大学史料編纂所教授の山本博文さん
タレントの加藤綾子さんです。
緊急の医療が必要とされる世界各地の現場で活動されている黒崎さんは、江戸時代の危機管理の知恵をどう読み解くのか、お楽しみに!