昭和35年(1960年)6月に設置されました。
駅周辺には、発坂峠という古戦場があり、付近には弓折塚など、当時を偲ばせる地名が残されています。国鉄木原線時代からある古い駅舎が今も残っています。
駅の南、槙の木で作られた塀(槇塀)と田んぼの中を進んでいくと坂水寺があります(徒歩約10分)。お堂の中には、町指定有形民俗文化財に指定された「坂水観音俳諧額(ばんすいかんのんはいがく)」があり、常時拝観可能です。
駅構内にぶらさがっている竹のイセエビは竹細工が得意な地元で街づくり活動をされている方が作って下さいました。いすみ鉄道の車両をあしらった花壇も楽しいですね。
周辺のあちこちに手入れのされた祠や神社があるので、気軽に立ち寄ってみて下さい。昔から農漁業が盛んで、信仰の篤い地域だったことがうかがえます。
いすみの名物景観の一つ、槇塀(まきべい)の手入れも地域の人の大事な仕事です。