2012年10月26日 (金)時空を超えて~市原市ちはら台☆長 麻未


毎年開催されている出土遺物巡回展「房総発掘ものがたり」。 

今年度は、市原市ちはら台で発掘された出土品の展示で、
巡回展のタイトルは
「時空を超えて-市原市ちはら台の発掘ものがたり-」です。

きょうのFM「ひるどき情報ちば」の「週末はミュージアム」のコーナーで、
公益財団法人千葉県教育振興財団文化財センター
栗田則久さんにご紹介いただきました。

20121026_122854.jpg

坂田正己アナウンサー栗田さん。貴重なショットです★

コーナーにもよりますが、坂田アナウンサーが
こうして放送後のフォローや出演交渉などをすることがあります。

(今日もありがとうございます。お疲れ様です。)

 

さて、話は巡回展のことに戻りまして・・・

発掘調査は、ちはら台ニュータウンの建設に先立って
昭和53年から平成10年にかけて行われ、
調査の結果、約3万6千年前の旧石器時代から近世に至るまでの
大規模な遺跡から数多くの貴重な遺物が発見されました。

ここで、貴重な遺物の一部を大公開!

(栗田さんの解説を抜粋してお伝えします。)

 【縄文時代の装身具】

長さ5㎝ほどのヒスイ製の大珠と
鹿の骨で作られた二股の三角形状で大きさ10㎝位の腰飾り。

 20121026_123311.jpg
 (左から「大珠」「鹿角製腰飾り」「腰飾りの一部」)

どちらも発見例が少ないことから、
極めて限られた人物、つまりムラのリーダーが所有していたものだと思われる。

 

【弥生時代の卜骨(ぼっこつ)】
占いの道具である卜骨。長さ15㎝位。

 20121026_123546.jpg

魏志倭人伝に当時日本で、占いの道具として使われていたことが書かれている。
鹿の肩の骨に焼いた棒を当て、その割れ目の形から吉凶などを占うもの。

邪馬台国の女王「卑弥呼」も持っていたと言われるもの。

 

【弥生時代の小銅鐸】
ムラの祭りに用いられたと考えられている。大きさは10㎝前後とかなり小さい。

 20121026_123220.jpg

小銅鐸は、全国で46点ほど発見されている。

そのうち8点が千葉県内で、さらにそのうち4点がちはら台で発見。
全国的に見てもこれほど多くの小銅鐸が1か所から出土している例はない。

 

【奈良・平安時代の不思議な模様の焼き物】
瓦を焼く窯跡の近くにある遺跡から発見されたもの。用途は明らかではない。

20121026_122935.jpg

4つの矢印のようなものが中心から外側へ向けて十字状に伸びていると推測され、
古代の時計、時香盤(じこうばん)の可能性がある。

時香盤とは、模様の溝の中に粉状のお香を巡らせ、
それに火を付けて燃えた長さで時間を計るもの。

これが時計であれば発掘で見つかった例としてはきわめて貴重!!

 

まだまだありますが、続きはぜひ、会場でご覧ください。

 

最後に、栗田さんからのメッセージです。

 「出土品から、東京湾岸、特に市原市周辺に
  先端の技術や文化が頻繁に伝わってきており、
  東海地方や近畿地方の集団移住も想定され、
  そこからは市原を目指した海上交通が盛んで、
  その玄関口となったちはら台に活気ある大きな集落が作られたことが
  明らかになりました。

  それから1000年以上経てから再び、
  ちはら台ニュータウンとしてちはら台が再開発されたことは、
  歴史は繰り返されるという様子をこの地が如実に示しています。

  巡回展の期間は、来年2月24日まで。どうぞご覧ください。」

 

会場は、期間によって異なります。

詳しくは、巡回展のことを紹介した千葉県のホームページをご覧いただくか、

公益財団法人 千葉県教育振興財団文化センター

電話 043-424-4849 までお問い合わせ下さい。

 

私も見に行く予定です♪

 

投稿者:キャスター | 投稿時間:16時25分

ページの一番上へ