2019年06月13日 (木)ひるどき川柳♪6月は「雨」~小村美記~
こんにちは♪小村 美記(おむら・みき)です。
FM80.7MHz「ひるどき情報ちば」♪
きょうのお相手は、私、小村と、東葛川柳会代表で、
全日本川柳協会・副理事長の江畑哲男さんとお送りしました。
今日は「ひるどき川柳」をお送りしましたよ♪
〇ひるどき川柳
『ひるどき川柳』のお題は”雨”
皆様からお寄せいただいたのが250句以上。
今回もバラエティに富んだ、梅雨時期にちなんだ様々な「雨」の川柳がありました♪
佳作は・・・
1 雨の日は待ってましたと五七五(さくら餅)
2 孫に傘 届ける午後のお楽しみ(フーマー)
3 雨男 傘を忘れた日に降られ(渡辺勇三)
4 にわか雨 返した傘を持ち帰り(かきくけ子)
5 傘一本増やして妻に叱られる(岩窟王)
6 通学路 ちっちゃな傘が虹になる(青丹よし)
7 雨の夜だもの ちょっぴり長電話(汐海 岬)
8 雨の日に恋して雨が好きになり(アカエタカ)
9 雨だれはショパン あの娘のおさげ髪(ジャック天野)
10 皆がみな空を見ている雨宿り(花キャベツ)
11 ロマンスの期待を秘めて雨宿り(ナキウサギ)
12 小ぬか雨恋のシーンに似合いそう(春爺)
13 雨は嫌 わたしの靴が弾まない(風間なごみ)
14 雨に急かされて 三人称になる(雨径)
15 雨上がり バニラの匂いする秘密(よもやまばなし)
16 一本の傘で夫婦も丸くなり(やんちゃん)
17 罪のない人を苛む ゲリラ雨(たちあおい)
18 水たまり 私の顔が歪んでる(葵)
そして、入賞作品はこちら!!
(銀賞)砂漠では引っ張りだこの雨男(福村まこと、京都府京都市、70代男性)
☆江畑先生からのコメント
→ 雨男も使いよう!?砂漠なら使える?その誇張と発想力に脱帽、です。「雨男・雨女」の作品は幾つかありましたが、この発想はありませんでした。
続いて“ひるどき川柳 金賞”は・・・♪
(金賞)雨戸から気にし始める 近所の目(加藤当白、山梨県南アルプス市、40代男性)
☆江畑先生からのコメント
→ 言われてみれば、たしかに。「近所の目は、雨戸の開け閉めから意識する」のかも知れません。加えて金賞作品は、最近世間を賑わせている物騒な事件をも想起させます。そんな一句でした。
そして、いよいよ6月の“ひるどき川柳 大賞”は?!
(大賞)生きること 雨の降る日に考える(みきお、80代男性)
☆江畑先生からのコメント
→ 晴れている日には、あまり深い思索はしませんよね。雨の日には、雨の日だと、思いを巡らす。そんな時間があったりします。この作者は、「生きること」について、思索を巡らしました。その中身を、読者にいろいろと想像させる含蓄のある作品です。
今回もたくさんの魅力的な句をいただきました♪
詳しい音声は、こちらからチェックしてみてください!
さて、次回のお題は「パンチ」です。
送り先は・・・
【FAX】 043(203)0579
【郵便】 〒260-8610 千葉市中央区千葉港5-1
NHK千葉放送局 ひるどき情報ちば 川柳係
締め切りは、7月1日(月)必着です。
たくさんのご応募、お待ちしております。
投稿者:キャスター | 投稿時間:16時00分