2018年01月26日 (金)【自転車旅ときどき釣り】兄弟船で狙うは★クロムツ!


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『千葉日報さんとの共同釣り企画、「ときどき釣りバージョン」!
 今回は千葉の海の魅力を発信している兄弟船♪だナッツ!』

大寒を過ぎて寒い日が続いていますね。
でも、この寒さの中、おいしくなる魚も多いんです。
そんな魚の一つ、クロムツを狙いに館山沖に繰り出します。

ご紹介してくれるのは・・・
『波の谷間に命の花が~ ふたつ並んで咲いている~♪・・・』
ではないのですが、
お兄さんは釣り船、弟さんはフェリー会社にお勤めのご兄弟です。
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どうぞよろしくお願いします!クロムツ、楽しみ!
(西藤裕さん・・・館山相浜 釣り船「松丸」船長)
(寺元敏光さん・・・東京湾フェリー 取締役)

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クロムツは夜明け前に狙う魚です。
午前3時半。まだ暗い中、船は館山市の相浜港を出港します。
沖に出ると、房総半島の最南端、野島崎灯台がくるくると回転しています。
夜空を見上げると満点の星空天の川★もよく見えます。
「先週も来たのですが、この時期の星空は本当にきれいですよ」と寺元さん。
空気が凛と冷えた夜の海上は普段とは全く違った美しい景色でした。

さて仕掛けはこちら↓

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サビキという人工の“毛”の付けた針に、
塩漬けのサバの切り身を付けます。
これをクロムツの生息する水深200メートル近くまで沈めて誘います。

40分で釣り場に到着。「水深170メートル、どうぞ」と兄の西藤さん。
この深さになると手でリールを巻くのが大変なので電動のリールを使います。
普段、ダイビングで潜る深度は20~30メートル
水深200メートルは、水圧も、酸素の量も、太陽からの光の量も、
全く違う世界。まさに深海の入り口です。
でも、この世界にキンメダイや、アカムツクロムツといった
おいしい魚が生きているのです。
仕掛けを投入してしばらくして、寺元さんにアタリ!
弓なりの竿をあげてみると・・・
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40センチを超える良型のクロムツをゲット!!やった!

一方の田中はというと・・・どうも集中力に欠けています。
寺元さん「きょうはちょっと波もあるし、暗いと酔いやすいんですよ(笑)」
そう、自分では認めたくないのですが、暗い中、不規則に揺れる船の上で、
船酔い・・・
普段あまり酔うことがないので、酔い止めなどもっているわけもなく、
気持ち悪さをこらえて竿を握ります。
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やがて、あたりが明るくなってきました。
クロムツの釣れる時間帯が終わろうとするとき、とうとう、
竿先がグン、グンと引き込まれるようなアタリ!
キタキタ!
電動リールを巻き上げる中、竿にブルンブルンと魚が
暴れる様子が伝わります。
いい引き!
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慎重に取り込み、念願の一匹を手にしました!
はじめてクロムツ。深い海の底からの便りです。
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大きさは30センチ・・・弱。まあ、初めてにしては良かった!
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その後クロムツのアタリはパタリと止み、クロムツ釣りは終了。

日の出から港に戻るまでは、仕掛けを変えて「マダイ五目釣り」です。
海の底も平らではなく、山の斜面になっている場所があります。
そのような潮通しのよい場所はマダイをはじめ、大型の魚の漁場に
なっています。
館山と伊豆大島の間は潮の流れもよく、千葉県の中でも特徴的な
豊かな海です。
海の水は、青く澄み、さあ、ここから何が現れるか!

しばらく釣っていると・・・船の反対側から「きたきた」という声。
何が釣れたの・・・?と行ってみると・・・
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 4キロのブリ があがっていました!
すると、その隣の方にもアタリ!
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4キロを超える マダイ を釣り上げました。すごい!
ふと横を見ると、なんと!その隣に座っている方の竿も
ぐにゃりとお辞儀しています。
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見事、5キロの メダイ を釣り上げました。
船の右側に座っていた3人全員が連続して、いい型の魚をあげたのです。
いずれもおいしい魚ばっかり。羨ましい・・・

寺元さんと顔を合わせ、「次は左舷(さげん)の番ですね・・・」
と、ニヤニヤしたのですが・・・なぜか、船の左側は誰にも大きな魚はなく・・・
終了の時間になってしまいました。なぜ!!?
腕か、運か、道具か・・・この試行錯誤が釣りの楽しさです。

港でお二人にお話を伺いました。
『西藤船長、本当に豊かでいい海ですね!』
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西藤船長
『よくお客さんにそう言っていただけるのが嬉しいですよ。
 この海しか知りませんが(笑)。
 その点、弟は広い世界を知っている。弟ですが尊敬していますよ』。
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寺元さん
『子供の頃から4歳年上の兄のマネをして釣りやサーフィンなど
 してきました。この海(相浜)で育ったからか、
 海を見ると元気になるんですよね。
 もっと千葉の海を楽しんでもらえるようにしたいですね』。
寺元さんは、今、フェリーを使った東京湾クルーズなど、公共交通機関
とは一味違ったフェリーの活用方法で海の楽しみを企画しています。
千葉の海と半世紀。
違った形で千葉の海の魅力を発信しているお二人。
とても心強く頼もしく感じました。

最後に、一匹しか釣れなかった田中に寺元さんがクロムツ数匹、
分けてくれました。た、頼もしい・・・

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大きな目はわずかな光を捉えるため。
鋭い歯は小魚やイカ、エビなどを捉えるために発達したもの。
お刺身、煮物にしてみました。
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特に驚いたのは 煮付け 
身はふわふわで、甘みうま味もあり、おいしい・・・。
クロムツのように目がまんまるになりました。

いや~千葉の海、実に豊かですね!
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クロムツ、釣れてよかったナッツ!
実は、裕さん、敏光さんご兄弟、1971年に放送された
NHKのドキュメンタリー「新日本紀行 黒潮の漁師」で、
逆光の中、一緒に釣りをしている姿が映っているラッカ。
かつて紀州から渡ってきた館山の漁業者の歴史を、お二人の
祖父が訪ねる物語。千葉放送局のロビーにあるパソコンから
NHKアーカイブスで誰でもご覧いただけるナッツ。
貴重な記録映像ラッカ!よかったらNHK千葉にあそびにきてね。

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松丸アイドル、ココちゃん

投稿者:アナウンサー | 投稿時間:19時26分

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