2016年10月28日 (金)自転車ちょっと置いて、「釣り竿」を持って・・・


少し前のことです。
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「田中アナ、突然だけど、千葉の新聞、千葉日報さんの紙面に得意の
 釣りコラムを書くナッツ!

 そして、千葉県の海の豊かさを自転車ブログで紹介するラッカ!」

ど、どういうこと?

いつも唐突なラッカ星人ですが、千葉愛があふれてしまって、千葉日報さんと一緒に
千葉の魅力を発信することを考えたようです。
でも、大好きな釣りを通して、千葉の魅力を発信できるなら、ありがたいお話です。
マスター、喜んで!

でも、自転車と関係・・・ないんじゃ・・・

 


ということで、10月28日、千葉日報で田中ヨーコー釣りアナ紀行始まりました。

第一回は、東京湾のフグ釣りに挑戦しました。
これから冬に向かって鍋などで人気のフグ。
このフグが東京湾で釣れるんです。

今回お世話になったのは、フグ釣りで定評のある浦安市の吉野公大船長です。
この釣りに挑戦するのは初めてでしたが、吉野船長が出船前に丁寧に教えてくれます。
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アルゼンチンアカエビという冷凍エビを大きな針にかけ、このエビを食べにきたフグを
船のイカリのような形をした4本針でひっかけるという釣りです。
(カットウ仕掛けと言います)

釣り場は浦安から船で一時間ほど。
富津岬の南側の水深10メートルほどのところです。

仕掛けを海底まで落とし、竿先に神経を集中させます。
竿先が “ もぞ もぞ ” と動いたら、スッと竿をあげます。
どうも、この “ もぞ もぞ ” がフグが食べるシグナルのようです。

何度か、このシグナルを感じるのですが、一向に針にかかる感じがしません。
気になって仕掛けを引き上げてみると・・・
なんということでしょう。
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エビは尻尾のカラだけを残してきれいに身が食べられていました。
田中、ヘタすぎ。
ちょっとへこみました。

隣に座っていたベテランが私を見てニヤニヤしています。
どうも彼もえさを付け替えているようです。
「このあたりのフグは、私がエサをあたえて大きく育てているんだよ(笑)」

どうもこの釣り、一筋縄ではいかないようです。

気をとりなおして、エサ付けなおして、いざ!

もぞもぞ、があった瞬間、鋭く竿を起こしました。
やわらかい竿が、グン、グンッと引き込まれました。
掛かった!
急いでリールを巻き上げ、釣り上げました。
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やった、やった、ショウサイフグです。
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かわいらしい顔をしたこのフグ、体に波しぶきのような模様があることから、
潮騒フグ、シオサイフグ、ショウサイフグ・・・と呼ばれるようになったと言われています。

コツを掴んだ田中、コンスタントに釣れるようになりました。

また当たり!いいぞ!
巻き上げると・・・ヒトデが掛かっていました。
「なーんだ、ヒトデか・・・」と思うでしょ?

でも、このヒトデに田中、釘付けになってしまいました。
「モミジガイ」というヒトデだったのです。
実はこのヒトデ、 フグ毒  を保有するんです。
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フグは自分自身で毒を作る魚ではありません。
もともとは細菌が作った毒をヒトデなどが取り込み、そのヒトデを巻貝が食べ、
巻貝をフグが食べる・・・という食物連鎖でフグに毒が蓄積されます。
フグにとって毒は大切な物質で、フグは海の中で毒の匂いをかぎつけて
積極的に取り入れているとされています。

このヒトデがいるということは、このあたりはフグにとって重要な環境
あるに違いありません。

え?なんで詳しいのかって?
実は田中、学生時代、フグ毒の研究をしていたんです。

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(学生時代のタナカ。海と実験室を往復する日々・・・)
釣りの後、東京湾の魚の生態に詳しい専門家にお話を伺ったところ、
まだ東京湾のフグの詳しい生態や生活史はわかっていないそうです。

これだけ多くの人が沿岸に暮らす東京湾ですがまだまだ生き物の不思議が
詰まっているんですね。

さて、釣ったフグはどうなるのか。
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実は調理師免許を持った釣り船のスタッフたちが有毒の部位を取り除いてくれるんです
なので、私の釣った13匹のフグは、持って帰るときは右の写真の通り。

こうなったら調理はカンタン!
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から揚げと、フグの刺身、テッサになりました。
おいしさは言うまでもなく・・・
 千葉の海、実に豊かですね! 

31日の放送はこちらから聴けます。 

投稿者:アナウンサー | 投稿時間:16時07分

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