2016年07月04日 (月)『じ・・・磁場ニャン?』いいえ、『チ・バ・ニ・ア・ン!』


先月のことです、ラッカ星人から、またまた突然の手紙が。

『今、期間限定で稲毛の千葉県環境研究センターで、あるものが展示されてるカラ、
 今すぐ見学に行くナッツ!』

これまで旅のハードルをあげてきたラッカ星人ですが、ちょっと拍子抜け。
稲毛でしたら、千葉放送局からすぐじゃないですか。
はいはい行きましょう・・・と、気軽に行ってきました。

わずか15分。国道357号線を東京方面に進み、千葉県環境研究センターに到着~。
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中に入ると、壁に不思議なものが展示されていました。       なに!?これ。

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そう、これ、最近、ちまたを賑わせている「千葉時代」の地層
特殊な方法ではぎ取った標本。
まだ名前が決まったわけではないのですが、今、地球の歴史に
「チバ」の名前が刻まれるかもしれないと注目されているんですよね!。

地球誕生から46億年。生き物が爆発的に増えたカンブリア紀や、
恐竜の繁栄したジュラ紀や白亜紀などはよく知られていますが、
いまから77万年前あたりの年代はまだ名前がついていないそう
なんです。

ここに名前がつくと、世界中の教科書に「チバ」が記載されることに
なるかもしれない・・・これはすごいぞ。
もし決まったら「チバニアン」になるそうです。

おや?アニメの、猫の妖怪でそんな名前があったような・・・
ジバジバ・・・はい、そこまで!
でも、その地層、本当に「」に深い関係が。

地球は大きな磁石のようになっていますが、地球の歴史の中で
何度かN極とS極が逆転していた時代があるそうなんです。
“いわゆる千葉時代の地層”は、そんな現象を明確に示していて、
この地層を見た地質の世界的な権威も絶賛!したのだとか。
千葉が絶賛されると、ちょっと嬉しいですね。

こうやって調べてみると、現場に行きたくなるというもの。
ということで、今回は市原の山奥に電車でゴー!

さて、これまで自転車旅で、行く先々で
「どうやって移動しているの?」と聞かれてきたので、
今回は移動のしかたもご紹介。

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このように自転車を袋に入れて、列車に乗って移動しているんです。
(今回は五井駅から小湊鉄道で山間部を目指します)
“いわゆる千葉時代”の地層は小湊鉄道の「養老渓谷駅」の
二つ手前、「月崎駅」の近くにあります。
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   月崎駅に到着!            まずは袋から自転車を出します。
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下にたたんだ状態のハンドルを           上に起こします。
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  外していた前輪を           取り付けます(工具はいりません)
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サドルを上げ、自転車を包んでいた袋をカバンに入れれば完成。
組み立て開始から10分。カンタンなんです。

では出発。今回は一人旅なので漕いでいる写真はありません。
月崎駅から2キロあまり走ると、田淵(たぶち)という地区です。
田渕会館という公民館を目指します。
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およそ100メートル進むと、この国旗が見えてきます。
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名前がつくかもしれない候補地は世界に3か所。
残りの2か所がイタリアにあるため、
どちらが名前をとろうが、フェアにいきましょう!
という気持ちで立てたそうです。

ここから案内に沿って400メートルほどゆくと、川に出ます。
養老川です。
でもこの地形を見てください。
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川底に向かって曲線の斜面になっていて、雨が降ったときは
大変すべりやすく、増水した時は岸にも上がりにくい地形。
濡れても良い滑りにくい靴か、長靴は必須です。
でも、この地層が、そう!権威の絶賛したという地層なんです。
これだ!
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なにやらカラフルな杭が打ち込まれています。
おー、なんだかすごそう。
うーん、でも・・・・どう素晴らしいのだろう。

地質学者が絶賛した地層は、素人の私が簡単に理解できる地層では
なさそうです。

下から、
赤い杭
は、磁場が逆転していた時代、
黄色い杭は、磁場がふらふらしていた時代、
緑の杭は、今と同じ磁場。

ということですが、まだ詳細な研究が進んでいるところで、
詳しくわかるのはもう少し先になりそうだということです。

ところが、平日にもかかわらず、山の中にある地層に
次から次へと見学に来るかたがいらっしゃいました。
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なんでも、「人生の一発逆転に・・・」という願掛けもあるそうで・・・。

その中のお一人が地層に一生懸命に方位磁針を近づけ、変化がないことに
首をかしげていました。

詳しい一人が、
「実験室で精密な機器を用いなければ計測できないほど弱いものだよ」。
「ぐるぐる回ると思ってたんだけど残念!・・・ははは」と笑ってました。
コンパスを持ってくる方、結構多いそうです。
試したくなる気持ち、とてもよくわかります(笑)。

しかし、改めてこの場所。
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車の音も聞こえず、川のせせらぎが心地よく感じます。
沢の音に混ざり、とてもきれいな音が聞こえてきました。
ヒュルヒュルヒュルヒュル・・・という高い音。
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音の主は、清流に生息するカエル、カジカガエルです。
キラキラした水の中には、小さなオタマジャクシや、
小魚も群れていました。

残念ながら“地層を絶賛!”することはできなかった田中でしたが、
清流とアユやカジカガエルのくらす千葉の渓谷の美しさは
絶賛に値する、と自信を持って言えます!!!


この夏休み、地層見学と、水遊びを兼ねて訪れてみるのも
いいかもしれませんよ。

ただ、貴重な自然の地層です。削ったり、無理に上ったりせず、
くれぐれもマナーと安全を守って!

投稿者:アナウンサー | 投稿時間:10時00分

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