2012年05月05日 (土)千葉県は出席番号が誕生日順?


icon_koinobori.jpg きょうは「こどもの日」。
千葉県内の小中学校では、出席番号が誕生日順になっているところが多いということをたくさんの人がつぶやいていたとき、キャスターのおねえさんやスタッフのみなさんに聞いたら、確かに千葉では誕生日順だった人が多いけど、他の県でもあるようでした。なぜなのかなあ、と思って、千葉市図書館の調べ物相談(レファレンス)にお手紙を出してみたところ、ちゃんと答えてくれたカラ、ご紹介するナッツ。

 


千葉市の出席簿についての関係資料として、

「千葉市議会定例会会議録 平成22年 第3回」 千葉市議会事務局(タイトルコード1000800605677)のP.347に

「本市の出席簿は、平成11年、国において男女共同参画社会基本法が制定された後、人権尊重や男女平等に関する教育が求められるなどの当時の社会状況を背景としながら、他政令指定都市においては混合名簿の使用が潮流となる中、千葉県教育委員会から各市町村教育長あてに送付された通知を参考に各学校長等の意見も聴取し、男女別でも生年月日順でも記入できる様式に変更し、どちらを選択するかは各学校の判断によるものとして、平成14年1月、通知したものでございます。これを受け、各学校ではそれぞれの実情に合わせて採用しているものと認識しております。」とあり、現在、学校の実情に応じた採用方法のようです。


千葉市ではかなり以前から、生年月日順の出席簿の学校があったようですが、採用の理由、背景などの詳しい資料はみつかりませんでした。

 

「千葉市教育史 史料編2」千葉市教育史編纂委員会(タイトルコード1000010508527)P.402 第二章 昭和初期の教育 四 学校教育内容の変革 164学籍簿整理手続 出典 検見川尋常高等小学校〈昭六〉所蔵者 千葉市立郷土博物館受託 には、

   第一、  学籍簿ヲ編製スルトキハ左(下記)ノ方法ニ依ルヘシ
   一、男女ヲ区別シテ出生順トシ年度毎ニ別冊トナス等学齢簿ニ準スヘシ  

出席簿との関係については、分かりませんが出生順とあります。学籍簿は、現在の指導要録にあたり、その学校に在学する児童・生徒の氏名・生年月日・住所・保護者・出欠席等を記録した帳簿です。

 

千葉県内の資料として、「千葉日報1999年(平成11年)4月7日」13面の『市原初「男女均等」で入学式』の記事として
「―新入生呼名を生年月日順の男女混合名簿で実施した。」、

また「千葉日報2001年(平成13年)5月9日」15面の「男女混合名簿を導入」の記事に
「勝浦市立上野小学校は本年度から児童名簿を男女別から、生年月日順のみの混合形式に変更。」がありましたが、
生年月日順の理由についての、記載はありません。

 

全国的な資料については、探せませんでした。

「どうして、いつも男が先なの?」男女平等教育をすすめる会/編(タイトルコード1000010503672)のP.19に「―アイウエオ順に並べる男女混合名簿にしてみようと―」(国立市内)とありますが、アイウエオ順についての説明はありませんでした。



丁寧に調べてくれて、嬉しかったナッツ。
なぞは残ったけど、「学籍簿整理手続」に「出生順トシ」と昭和初期にあったことがわかったのは、ちょっと前進したような気がするカラね。

千葉市中央図書館の調べ物相談(レファレンス)の担当の方、ありがとうございました。ラッカ♪

誕生日順でも、五十音順でも、子どもたちが、健やかに育つことを願っているナッツ。

投稿者:ラッカ星人 | 投稿時間:10時00分

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