チャリダー★列伝 #03 風から生まれたヘルメット

日本チャリダー列伝 #03 風から生まれたヘルメット デザイナー・南裕之

  • 独創的
  • 世界最高峰の自転車レース「ツール・ド・フランス」。
    過酷な戦いに挑む選手たちの命を守る、メイド・イン・ジャパンがある。

    それは、独創的なデザインが特徴の「ヘルメット」。
    日本のメーカーとして初めてツールを戦うプロチームに採用された。
  • 重くて暑くて選手がかぶるのを嫌っていう
  • 開発を指揮したのは南裕之さん。
    この仕事に携わり始めたのは、20年前のこと。

    プロのロードレースでは、
    ヘルメットをかぶらない選手がほとんどだったという。
  • 改良したヘルメット
  • 当時、南さんたちが手がけたヘルメットは
    オリンピックに3度出場した橋本聖子選手もかぶっていたが、
    着用時の重さと暑さが大きな問題だった。
    安全性を保ちながら、いかに快適なへルメットを作るか?
    しかし・・・

    「(穴を)大きくすると体積が減り、衝撃吸収性能が悪くなるので、(ヘルメットを)厚くしないといけない」

     
  • 南さんたちが挑んだのは、徹底的な「風」の分析。
    風の動きに沿って穴をあければ、充分な通気性を得られるのではないか。

    「風と仲良くして味方につけて。
     風が行きたい方向にいってもらう」
  • 穴の形と配置を細かく変えて試行錯誤を繰り返した。
    細かい網目状の構造は、高い衝撃吸収性をもたらした。
  • 29の穴
  • そして、開発から3年…
    安全と快適さを両立させたヘルメットが誕生した。

    穴の数は全部で28。その一つ一つが、風の通り道。
  • かぶっていることを忘れる
  • 重さは当時、世界で最も軽い195g。

    選手たちは絶賛した。
    “このヘルメットは、かぶっていることを忘れる”。
  • 風に愛された、人に優しいヘルメット。
    これからも、風とともに進化し続ける。
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