全国ハザードマップ

「南海トラフモード」掲載終了につきまして

2023/4/24

NHKスペシャル「南海トラフ巨大地震」および、関連番組等の放送も終了したため、

番組と連動して掲載してきた「南海トラフモード」を終了することになりました。

ご覧を頂いたみなさま、誠にありがとうございました。

 

なお、洪水・土砂災害・津波などの災害については、

今後も変わらずご確認頂けますので、

引き続き、ご活用頂けましたら幸いです。

 

**掲載していた南海トラフ地震関連のデータ

 (南海トラフ地震における半割れ(東)・半割れ(西)ケースの想定)についての情報**

<掲載データについて>

▽NHK全国ハザードマップには、内閣府から提供を受けた「南海トラフ地震」関連のモデルケースのデータを使用し、NHKが計算を行ったシミュレーション結果が掲載されています。

 

▽「南海トラフ地震」でのリスクが確認されなかったエリアでも、他の地震によってリスクが生じる可能性があります。

 正確な区域・リスクを確認する場合は都道府県のホームページ等で確認してください。

 

▽データごとにシミュレーションの前提は異なります。
前提は下記で確認してください。

 

▽10mメッシュ解像度のアニメーションは、選択できる都市の周辺のみ表示しています。

 地図で色が塗られていないからといって、安全という訳ではありません。

 

▽半割れケースとは何かについては、下記の記事をご参考ください。
NHK災害列島「南海トラフ巨大地震 連続する「半割れ」とは」

 

▽半割(東)・半割(西)の津波想定と、津波(想定最大規模)の違いについて

→半割(東)・半割(西)の津波想定は、南海トラフ地震が、想定震源域の西側と東側でそれぞれで発生した場合をシミュレーションした結果を表示しています。一方、想定最大規模は、南海トラフ地震に限らず、別の海底活断層が原因となる地震など、あらゆる地震を想定した中で、最悪の浸水範囲と深さを表示しています。 

 

 

<津波 半割れの津波シミュレーション(東)>および<津波 半割れの津波シミュレーション(西)>
 

▽中央防災会議「南海トラフ沿いの異常な現象への防災対応検討ワーキンググループ」において公表された、半割れケースでの津波の状況(内閣府作成)を元にNHKがシミュレーションを実施。

 

都市名 種類 潮位 堤防 水門 構造物
広域 810m 平均潮位時 考慮せず※1 考慮せず※1

-

千葉 10mメッシュ 満潮時 越流した時点で破堤 考慮せず※1 -
横浜・川崎 10mメッシュ 満潮時 越流した時点で破堤 考慮せず※1 -
横浜・川崎 3mメッシュ(建物有り)※2 満潮時 地震とともに倒壊※1 地震とともに倒壊※1 PLATEAU(国土交通省)
静岡 10mメッシュ 満潮時 越流した時点で破堤 考慮せず※1 -
名古屋 10mメッシュ 満潮時 越流した時点で破堤 考慮せず※1 -
10mメッシュ 満潮時 越流した時点で破堤 考慮せず※1 -
和歌山 10mメッシュ 満潮時 越流した時点で破堤 考慮せず※1 -
大阪 10mメッシュ 満潮時 越流した時点で破堤 考慮せず※1 -
大阪 10mメッシュ(建物有り)※3 満潮時 堤防破壊なし 水門が機能しない想定 PLATEAU(国土交通省)
神戸 10mメッシュ 満潮時 越流した時点で破堤 考慮せず※1 -
松山 10mメッシュ 満潮時 越流した時点で破堤 考慮せず※1 -
徳島 10mメッシュ 満潮時 越流した時点で破堤 考慮せず※1 -
高知 10mメッシュ 満潮時 越流した時点で破堤 考慮せず※1 -
大分 10mメッシュ 満潮時 越流した時点で破堤 考慮せず※1 -
宮崎 10mメッシュ 満潮時 越流した時点で破堤 考慮せず※1 -
鹿児島 10mメッシュ 満潮時 越流した時点で破堤 考慮せず※1 -
潮岬 10mメッシュ 満潮時 越流した時点で破堤 考慮せず※1 -

※1:地形データに組み込まれているものについては、そのまま考慮に入れて計算

※2:横浜・川崎 3mメッシュ(建物有り)

   シミュレーション協力:富士通

※3:大阪 10mメッシュ(建物有り)

   シミュレーション協力:中央大学理工学部 海岸・港湾研究室 有川 太郎教授

 

<津波(想定最大)>

▽上述の「津波(想定最大規模)」と同様

 

<震度分布(東)>および<震度分布(西)>

▽中央防災会議「南海トラフ沿いの異常な現象への防災対応検討ワーキンググループ」において公表された、半割れケースでの地震動の状況(内閣府作成)を引用。

 

▽上記データに含まれた範囲のみを表示しています。

 地図で色が塗られていないからといって、安全という訳ではありません。

 

 

▽使用しているケース

<津波 半割れの津波シミュレーション(東)>および<津波 半割れの津波シミュレーション(西)>
中央防災会議「南海トラフ沿いの異常な現象への防災対応検討ワーキンググループ」において公表された
半割れケースでの津波の状況(内閣府作成)を元にNHKがシミュレーションを実施

 

 <震度分布(東)>および<震度分布(西)>
中央防災会議「南海トラフ沿いの異常な現象への防災対応検討ワーキンググループ」において公表された
半割れケースでの地震動の状況(内閣府作成)を引用

 

<ご使用上の注意>

▽全国ハザードマップで示している南海トラフ地震のリスク(津波浸水想定アニメーション、震度分布)については、津波の断層モデルについて様々なケースがある中で、半割れ(東)および半割れ(西)のケースを前提として計算した結果を掲載しています。

半割れケースとは何かについては、下記の記事をご参考ください。
NHK災害列島「南海トラフ巨大地震 連続する「半割れ」とは」

 

▽様々なケースの中の1例であるため、津波の到達時刻は表示よりも早まる可能性もあります。

 

▽今回使用している2つのケースが起こる可能性が高いというわけではありません。また、もしも2つのケースが連続して起こる場合であっても、掲載順の半割れ(東)→半割れ(西)という順番で起こるということを示しているわけではありません(西→東や同時におこる、片方しか起こらないなど、多様なケースがあり得ます)

 

▽地図で色が塗られていないから安全というわけではありません。全国ハザードマップと併せて地元自治体のハザードマップなどもご確認下さい。また、シミュレーションの種類(エリアや解像度)によって、計算の前提(建物データの有無、堤防や水門の設定)は異なる場合があります。

 

▽震度分布に関して、提供を受けたデータが存在する範囲のみを表示しています。

 

[1][2]内閣府「津波浸水想定設定の手引きver2.10」
※太字は執筆者による

 

[3]下記についてのデータを掲載
▼<津波 半割れの津波シミュレーション(東)>および<津波 半割れの津波シミュレーション(西)>
中央防災会議「南海トラフ沿いの異常な現象への防災対応検討ワーキンググループ」において公表された
半割れケースでの津波の状況(内閣府作成)を元にNHKがシミュレーションを実施
 
▼ <震度分布(東)>および<震度分布(西)>
中央防災会議「南海トラフ沿いの異常な現象への防災対応検討ワーキンググループ」において公表された
半割れケースでの地震動の状況(内閣府作成)を引用

 

<よくある質問と回答>

Q. 連動していた番組名を知りたい

 

A. 以下の番組でご紹介しました。
NHKスペシャル「南海トラフ巨大地震」(初回放送:2023年3月4・5日)

 

Q. 南海トラフ地震に関して、半割れ(東)・半割れ(西)のリスクが掲載されているが、起こる可能性が高いケースだから掲載されているのか。

 

A. 今回使用している2つのケースが起こる可能性が高いというわけではありません。津波の断層モデルについて様々なケースがある中で、半割(東)および半割(西)2のケースを前提として計算した結果を掲載しています。また、もしも2つのケースが連続して起こる場合であっても、掲載順の半割れ(東)→半割れ(西)という順番で起こるということを示しているわけではありません(西→東や同時におこる、片方しか起こらないなど、多様なケースがあり得ます)。

 

Q. 南海トラフ地震に関して、同じエリアでも項目が違うものを選択するとリスクの範囲が大きく変わるものがあるが、なぜなのか。

 

A. シミュレーションを行う際の前提(建物の有無、堤防や水門の状況)が異なるために、結果が異なっています。

 

Q. 連動していた番組(ドラマ)で伝えたいた内容と、掲載されているリスクが一致しない場所があるように感じる。

 

A. NHKスペシャル「南海トラフ巨大地震」についても、半割れ(東)および半割れ(西)のケースを前提としていますが、前提とするケース以外にも、解像度・建物データの有無・堤防や水門の設定等で計算結果が変わります。

 

Q. 半割れ(東)・半割れ(西)の津波想定と、津波(想定最大規模)の違いは何なのか。

 

A. 半割れ(東)・半割れ(西)の津波想定は、南海トラフ巨大地震が、想定震源域の西側と東側でそれぞれで発生した場合をシミュレーションした結果を表示しています。一方、想定最大規模は、南海トラフ巨大地震に限らず、別の海底活断層が原因となる地震など、あらゆる地震を想定した中で、最悪の浸水範囲と深さを表示しています。

 

Q. 震度分布を確認すると、北海道や東北地方などは空白になっている。南海トラフ地震ではこれらの地域は揺れないということか。

 

A. 内閣府から提供を受けた震度分布の計算結果を掲載しており、データの存在する範囲だけが表示されています。地図に色が塗られていないからといって、安全とは限りません。

 

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