2021/12/27

SDGsの『目標16 平和と公正をすべての人に』とは?

 目標16とは・・・

 

 目標16ではすべての人の命や自由が守られ、安全に暮らせる制度づくりや平和な社会の実現を目指しています。世界には紛争や迫害、人身売買にいつ巻き込まれてもおかしくない人が多くいます。例えば、世界の子どもの10人に1人が働いています(2020年初め)。こうした児童労働をする子どもは2020年まで減っていましたが、新型コロナウイルス感染症をきっかけに2020年に再び増えたとみられています。また、2015年から2020年にかけて紛争によって18万人の民間人が死亡しました。

 すべての人の命や自由を守るには、政府など公的な機関が、汚職や賄賂がなく、多くの人が参加できる政治を行うこと、すべての国や地域で、すべての人が守られる法律を作り、運用されることが必要です。

 なお、日本においても暴力によって安全を脅かされるリスクはあります。例えば、コロナ禍をきっかけに家庭内で過ごす時間が長くなったことにより、児童虐待やDVが深刻化しました。2020年の児童虐待検挙件数は前年から8%増と、7年連続で増えました。

 

テキスト:慶應義塾大学SFC研究所 上席所員 和田恵

 


【目標16についてもっと知ろう】

おすすめ記事・動画をご紹介。
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【記事】原爆の記憶を「漫才」で伝える若者たち「原爆漫才」の挑戦

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原爆の悲惨な記憶を決して風化させることなく、お笑いを通じて無関心な若者たちに知ってもらいたいという真剣なチャレンジ精神から「原爆漫才」が生まれました。

この記事を読んだ長濱ねるさんの感想日記はこちら。

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【記事】あの夏の記憶と重たい絵

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広島の爆心地から1.2キロの地点で被爆した男性。90歳のいまも当時のことを絵に描き続ける理由とは?


【記事】広島の被爆者の体験を家族が伝える 家族伝承者制度に時間の壁

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被爆者の体験を家族が代わりに伝えるために新たに始まった「家族伝承者」の制度。被爆者の高齢化が進むなかで課題も。


【動画】【鉄旅音旅】広島 被爆電車から平和を願うトレべリン(鉄道旅)

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“鉄道の音”にこだわるラジオ番組「鉄旅・音旅」。今回は取材時に撮影した写真を交えた特別編!「被爆電車」として知られる広島電鉄の650形。1945年8月6日、原爆により大きな被害を受けながら、人々の努力により復旧。被爆直後の広島市民を勇気づけた。戦後70年以上を経てなお運行される650形に乗車し、その日、そこで何があったのか、話を聞き平和の尊さを学ぶ。(鉄旅・音旅 出発進行!〜音で楽しむ鉄道旅〜)


【記事】マンガで伝える 戦争のこと

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戦争証言アーカイブスで公開されている証言や寄せられた手記。 それをもとにマンガにして投稿されたものを公開します。


【記事】出征した若者たちはどこへ? デジタル技術で足取りを伝える

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太平洋戦争などで出征した若者たちはどんな足跡をたどったのか。大学院生がデジタル技術を使って記憶を伝えようとしている。


【記事】敵兵の子”と呼ばれて わが子を手放した母たちの手紙

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終戦直後、日本人の女性と米兵などとの間に生まれた子どもたち。なぜ母のもとで育つことができなかったのか、証言です。


【記事】スーダンから退避のJICA職員 現地の人たちとの交流と平和への願い

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スーダンで支援活動を行ってきた女性。突然、紛争の激戦地になり、親友との約束を果たせないまま帰国せざるをえませんでした。


【記事】「もう一度、自分の人生を生きたい」軍事侵攻から1年 避難者は

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「もう一度、自分の人生を生きたい」ロシアのウクライナ侵攻で故郷を逃れ、日本に避難してきたウクライナ人女性の言葉です。1年前の2月24日。突如ロシアが始めた戦争によって、女性は希望に満ちた将来だけでなく、家族や友人との平穏な日常生活を奪われました。ウクライナの人たちがどんな境遇に直面しているのか、女性はこれまで心にしまっていた胸の内を語ってくれました。


【動画】アニメ ヒバクシャからの手紙 ~世界の国々の子どもたちへ~

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3歳の時に長崎で被爆した川原 征一郎さんがつづった、被爆体験を乗り越え、世界の子どもたちに豊かな未来を願う手紙。耐えがたい被爆体験を人類の教訓にして未来につなげようというメッセージを世界に向けて映像化。手がけたのは国際的に活躍するラトビアのアニメーション作家 ウラジミール・レシオフさん。ヒロシマ・ナガサキへの深い共感を抱くウラジミールさんのイマジネーションあふれる作品です。


【記事】難民が活躍できる社会に 渡部カンコロンゴ清花さんインタビュー

SDGs_目標16_難民から人材へ
難民申請中の人や、ロシアによるウクライナ侵攻で日本に避難した人を雇用し、イノベーションを生む“人材”に。

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【記事】僕は、6歳で母国から逃れた 「今の自分があるのは日本のおかげ」

SDGs_目標16_難民_…
今から40年以上前、ベトナム戦争の影響で母国から船で逃げ出した人たち「ボートピープル」。日本へ逃れた男性に当時のことなどについて、話を聞かせてもらいました。


【記事】生きることをあきらめる人たち 絶望が招く「あきらめ症候群」

SDGs_目標16_難民_無気力
難民申請を求める人たちを自国に上陸させず、他国で難民申請を行う措置。他国に留め置かれた人たちには、メンタルヘルスへの深刻な影響が出るとも。実態と背景を取材しました。

 


【記事】声に出し 伝えることに 意味はある

SDGs_目標16_声に出し伝える
自分が経験したことがない戦争の悲惨さをどうやって伝えればいいのか。「紙芝居」を通した若者たちの取り組みを追った。

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【記事】平和をつなぐのは「アルバイト」の若者たち

SDGs_目標16_平和を…
広島で始まった平和をつなぐ新たな活動。それは、担い手を確保するために「報酬」を支払うものです。批判覚悟で始めたという活動の舞台裏に迫ります。

 


【記事】崩れゆくトーチカ アートで語り継ぐ

SDGs_目標16_トーチカ
崩れゆく「トーチカ」の記憶を伝えるアートは、私たちに何を訴えかけるのでしょうか。

 


【記事】被爆体験 “命ある限り”語り継ぐ

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過去最高齢の「被爆者代表」として、力強く核兵器廃絶を訴えた女性がいます。彼女が命をかけて伝えようとしたメッセージは。

この記事を読んだ長濱ねるさんの感想日記はこちら。

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SDGsのうたを歌ってみよう!

 

『目標16 平和と公正をすべての人に』

争いが絶えなくて 不安なまま暮らす人や
痛めつけられても 守ってもらえない人がいる
危険な仕事をさせられる 子どもたちもいる

 

平和が生まれる 仕組みを作ろう
優しさで支え合う 世界を目指して

 

Sustainable Development Goals
SDGs わたしたちの目標

 

▶ほかの目標のうたはこちら

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