2023/1/9

SDGsの『目標12 つくる責任、つかう責任』とは?

SDGs 目標12「つくる責任 つかう責任」について和田恵さんに解説していただきました。さらに目標12についてもっと知る記事や動画もチェック!

 

 目標12とは・・・

 

 私たちの生活はたくさんのモノで成り立っています。例えば、世界では毎分100万本のペットボトル飲料が買われています。しかし、地球上の資源は有限です。水や食料などを、自然に負荷をかけずに持続可能な形で生産できる量には限りがあります。今の大量生産・大量消費の生活を支えるために、人類は1年間で地球1.7個分の資源を使っています(2021年)。この使い過ぎてしまった分は将来へのツケとなります。

 大量生産・大量消費社会から、持続可能な消費・生産にシフトするためには、まずは作り過ぎないことです。さらに作る過程で地球環境にかける負荷(汚染など)を最低限にするなど、効率化を図ることも必要です。そして、今あるモノを簡単に捨てないこともあわせて求められます。特に着目したいのが食品ロスで、世界では食料の3分の1が廃棄されていると言われています。日本では年間約600万トン発生しています(2019年度)が、これは国連世界食料計画(WFP)による食料援助(約400万トン)より多くの量を捨てている「もったいない」状態です。

 

テキスト:慶應義塾大学SFC研究所 上席所員 和田恵

 


【目標12についてもっと知ろう】

おすすめ記事・動画をご紹介。
Twitterアカウント「長濵ねるのSDGs日記」で連載中の長濱ねるさんの感想文とあわせてご覧ください。

 

■【記事】変えられるか、流通業界の不文律

∟本来食べられるものを廃棄する「食品ロス」。背景にあるのは、流通業界で不文律とされてきた独自のルールや慣行です

 

■【記事】捨てられるバナナ

∟日本人がよく食べるバナナ。実は大量に捨てられているのは知っていますか?バナナが映す消費の裏側を伝えます。

 

■【記事】食品ロス減らす秘策は“盛り方”とアプリ ホテルビュッフェの挑戦

∟「余ったものは全部捨てていました」こう打ち明けるのは、好きなものを好きなだけ食べられるのが魅力のホテルビュッフェを支えてきた調理長の男性です。その食品ロスをなんとか減らそうと調理長たちが考えたのが、盛り方の工夫とアプリを通じた食品の販売。ホテルならではのおいしさと安全を確保しながら「もったいない」をなくすアイデアです。

 

■【記事】食品ロス削減 アジアのフードテック企業が新ビジネス展開

アジアで食品ロス(フードロス)削減の動きが続々。シンガポールのフードテック企業は廃棄パンからビールを製造。タイでは売れ残りの商品をアプリで販売・デリバリー。半額程度になるものもあり、食品の値上げが続く中、客から喜ばれている。

 

■【記事】カブトムシが廃棄物を減らす?双子の兄弟の挑戦

∟カブトムシの力でゴミを資源化するビジネス。双子の兄弟が立ち上げたスタートアップ企業が目指すのは食料不足の解消です

 

■【記事】コンビニにフードドライブ

∟子どもたちや子育て中の皆さんを応援する「#わたしにできること〜未来へ1歩〜」。子ども食堂などで、子どもたちに提供する食品は、主に自治体からの補助金や寄付などで賄われています。こうした食品を、地元の人たちから募る「フードドライブ」という取り組みが、愛知県日進市のコンビニエンスストアで始まりました。どんな取り組みなのか、NHK名古屋放送局の若林則康アナウンサーが取材しました。

 

■【記事】使い終わったランドセル、押し入れに眠っていませんか?

∟卒業とともにその役目を終えるランドセル。使うあてはないけれど…という人も多いのでは。“再生”を考えてみてはいかがですか?

 

■【記事】家電は使う前からリサイクル?

∟リサイクルは廃棄時だけ、というのは時代遅れ。環境に配慮した商品開発の最前線を取材しました。

 

■【記事】普及進むか “水平リサイクル”

∟6月5日は、環境保全への関心と理解を深めようと国連が定める「世界環境デー」です。環境を守るために私たちが日常の中でできること。その1つに「リサイクル」があります。近年、さまざまな製品がリサイクルされるようになり、環境への関心も高まる中で、今、「水平リサイクル」と呼ばれる方法が注目されています。

 

■【記事】気候変動を止めるためにできる”ねるさんのアクション”は?~リデュース、リユース、リペア、リサイクル~

∟誰もができる、気候変動を抑制するためのアクション。個人のアクションから大きな変化へつながります。ねるさんとともに身近なところから始めてみませんか?

 

■【記事】プラスチックを服にリサイクル『サステイナブルファッション』最前線

∟リサイクルにエコ、エシカルなどサステナビリティを考慮したファッションの展示会が、4月に都内で開催されました。世界中から最新の製品や素材が出展されていました。その中から『ペットボトルから服などを作るサービス』や『古着からつくられた服』などについてご紹介します。

 

■【記事】岡山発 地球にやさしいジーンズ

∟世界中の人に愛されているジーンズ。皆さんも一度は手にされたことがあるのではないでしょうか。一方で、製造工程は環境に負荷をかける側面もあり、世界的な課題にもなっています。こうした中、日本のジーンズ製造の現場で、地球にやさしいジーンズを作りたいと奮闘する製作者を取材しました。 (BS1「Ethical Every Day」ディレクター 小藤理絵)

この記事を読んだ長濱ねるさんの感想日記はこちら。

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■【記事】気候変動を止めるためにできる”ねるさんのアクション”は?~環境に配慮した製品を選ぶ~

∟誰もができる、気候変動を抑制するためのアクション。個人のアクションから大きな変化へつながります。ねるさんとともに身近なところから始めてみませんか?

 

■【記事】捨てる食材をディナーに サーキュラーエコノミーの最前線

∟捨てられるはずだった食材が驚きの料理に。循環型経済の先進地、オランダでは様々な循環型ビジネスが広がっています。
この記事を読んだ長濱ねるさんの感想日記はこちら。

 

■【記事】着られなくなった衣服の“末路”とは…

∟うずたかく積まれている「衣服」。古着屋に持ち込まれたり、寄付に出されたりしたのち「捨てられた衣服たち」です。その“末路”とは…
この記事を読んだ長濱ねるさんの感想日記はこちら。

 

■【記事】韓国発の人気 “カラシ制服”をレンタルで 高校生たちのSDGs

∟茨城県日立市には、現役の高校生たちがボランティアで運営する“制服レンタル”のお店があります。流行に乗って始めた事業かと思いきや、その活動の裏には“自分たちの未来を大人だけに任せてはいられない!”という熱い思いがありました。

 


SDGsのうたを歌ってみよう!

 

『目標12 つくる責任、つかう責任』

みんなが買っている 食べ物や商品は
作られすぎていて たくさん捨てられている
このままじゃ やがて作る材料が足りなくなる

 

買いすぎないで 簡単に捨てないで
みんなで工夫して
無駄をなくしていこう

 

Sustainable Development Goals
SDGs わたしたちの目標

 

▶動画はこちら

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