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生活時間調査

生活時間調査からみたメディア利用の現状と変化

~2010年国民生活時間調査より~

2010年国民生活時間調査の結果の概要(4月号)に続き、メディア利用の現状と変化に焦点をあてて報告します。メディア別の主な結果は以下のとおりです。

今回の調査は、2010年10月に、10歳以上の国民7,200人に対して実施しました。有効な回答のあった人は4,905人(有効率68.1%)です。主な結果は、以下のとおりです。

①テレビ・・・若年層ではテレビを見ない人も一定程度存在していますが、高年層の長時間視聴に支えられ、平日でも国民全体で3時間28分とよく見られています。2006年にワンセグサービスが始まりましたが、「自宅外」視聴の分数は2005年と変わらず、「自宅内」視聴が全視聴時間の9割以上と圧倒的に多くなっています。

②ラジオ・・・2005年に比べて聴取者の高齢化が進み、また国民全体の行為者率(1日に15分以上利用する人の割合)は減少傾向にあります。平日の行為者率を時系列にみると、最もよく聴いている年代は、1995年は50代、2000年は50・60代、2005年は60代、2010年は60・70代とピークがスライドしています。

③新聞・・・行為者率はおよそ4割で、テレビに次いで高いものの、この5年で各曜日とも減少しました。男女50代以下では平日に新聞を読む人が半数を下回り、2005年からさらに幅広い年代で“新聞離れ”が広がっています。

④雑誌・マンガ・本、CD・テープ・・・いずれのメディアも10代が主な利用層ですが、雑誌・マンガ・本は女10代で、CD・テープでは男女10代で、2005年に比べて行為者率の減少がみられました。

⑤ビデオ・HDD・DVD・・・この5年で国民全体の行為者率・行為者平均時間とも大きく増加しました。HDDが普及し手軽に録画・再生が可能になったこともあり、幅広い年代・時間帯で行為者率が増加しました。

⑥趣味・娯楽・教養のインターネット・・・2005年に比べて行為者率は各曜日とも増加して2割前後となり、テレビ・新聞に次ぐメディアとなりました。特に、行為者率は幅広い年代で増加傾向にあり、男女20代ではいずれの曜日も3割を超えています。

世論調査部(視聴者調査) 諸藤絵美・渡辺洋子