放送に関する世論調査

情報ツールとして根強いテレビと存在感を増すポータルサイト

~情報とメディア利用に関する世論調査から~

本レポートでは、2011年秋に行った「情報とメディア利用に関する世論調査」の結果を報告する。

タイプが異なる5つの情報を設定してメディア利用を尋ねたところ、最初に見聞きするメディアとしては、情報のタイプを問わずテレビがよく利用されていた。さらに情報を詳しく知るときには、最初に見聞きするメディアが影響しているものの、情報の種類に応じてメディアを使い分けている様子がうかがえた。

メディア評価については、「必要なものを手早く知る」では、ポータルサイトが若年層のみならず50代まで評価が高く、情報ツールとしてのポータルサイトの存在感が確認できた。

インターネット利用の有無による分析では、インターネットを毎日のように利用する「デイリーユーザー」は、最初に見聞きするメディアとして、さらに詳しく見聞きするメディアとして、インターネットばかりではなくテレビも利用していた。テレビとインターネット両方を使える環境にあるデイリーユーザーは、情報の種類や段階に応じてそれぞれを使い分け、テレビにも一定の評価をしていた。

世論調査部   平田明裕 / 西 久美子 / 関根智江