メディアフォーカス

アジア向け新情報番組『Channel JAPAN』放送・配信開始

TBSホールディングスと日本経済新聞社が提携して2012年4月5日に「日経・TBSスマートメディア」を設立し,共同事業の第一弾として,4月22日から英語によるアジア向け新情報番組「Channel JAPAN」の放送・配信を開始した。コンテンツの制作にはテレビ東京も協力している。

「Channel JAPAN」は,週1回放送の英語による1時間番組で,TBSのアナウンサーと日経の記者が出演し,最新の日本のビジネス・経済情報や,流行・文化,テクノロジーなどをアジア各国に放送とインターネットを通じて配信する。4月時点での放送はCNBC ASIA(シンガポールなど)とCNBC TV18(インド),非凡電視台(台湾)で,3放送局の視聴世帯は合わせて5,327万に達するという。

またUstreamで,ストリーミング配信およびアーカイブ配信が行われ,日本でもUstreamを通じて視聴できる。

「日経・TBSスマートメディア」は,新聞や放送,通信などメディア融合が進むなかで,新たな市場を開拓するには単独で対応するより,活字と映像メディアが協力し互いの強みを活かすことが必要との判断で設立された。日本の最新情報をアジアの放送局やインターネットサイトを通じて放送・配信するほか,国内のスマートフォンユーザー向けにモバイルコンテンツを提供する事業にも取り組むことにしており,事業費は当面数億円規模とし,TBSと日経が均等に負担する。

奥田良胤