メディアフォーカス

日テレ33年ぶりに子ども知育番組 有志の子育て活動をレギュラー番組化

日本テレビと同グループ各社の有志が「ママも子もHAPPYになりますように」という願いを込めて2010年1月にスタートさせた異色の子育て活動「ママモコモ」が,2012年4月から『ママモコモてれび』(月~金:11時25分~11時30分)としてレギュラー番組化された。日本テレビの子ども向け知育エンターテインメント番組は1979年に終了した『ロンパールーム』以来33年ぶりである。

「ママモコモ」は,子育てに役立つように,同局のイベントの際に授乳室を設置することから始まり,次第に拡大されて,イベント会場で子どもたちが遊び学べるスペースを用意し,アナウンサーによる絵本の読み聞かせなども行ってきた。また,有志が日本テレビのホームページ上で,家族が協力しての子育てや,子どもの成長などの実体験を綴り,子育てが母親だけの役割でないことを発信していた。

『ママモコモてれび』は,こうした諸活動の番組化で,曜日ごとに「くらし」「つくる」「たべる」「あそぶ」のテーマで,料理の手伝い,創作の楽しさなどをわかりやすく紹介し,番組を見て真似をするだけでも子どもたちが楽しくなり,大人にとっても子どもに教えたくなる番組をめざしているという。

視聴者からネット経由で投稿された子どもの動画や写真も紹介することにしており,ソーシャル・ネットワーキングを通じて子育てのノウハウ,悩みや楽しみなどを共有でき,子育てファミリーを結びつけるウェブ展開も行うことにしている。

奥田良胤