国内放送事情

2011年度下半期 地上波テレビはどう変わる?

~在京民放キー局・NHK総合 秋の番組改編情報を中心に~

地デジ移行後、初めてとなる番組改編では、「テレビど真ん中」(日本テレビ)、「みんなが集まるテレビ」(テレビ朝日)など、“テレビの復権”がテーマに掲げられた。その一方で、10月から新たに12のBSチャンネルがサービスを開始、多チャンネル化が進む中、より一層の“チャンネルの個性化”が求められている。「テレビ新時代は個性で勝負!」(フジテレビ)、「This is 7Channel」(テレビ東京)という改編のキャッチコピーはその表れでもある。

“広く”誰にも楽しんでもらえる番組と、“深く”コアなファン層に突き刺さる番組をどう配置していくのか。各局の編成担当者のヒアリングをもとにリポートする。

メディア研究部(メディア動向) 村上圭子