国内放送事情

ジャーナリスト教育再考

~NHK記者再教育をケーススタディとして~

この回の未曽有の大震災の犠牲者の方々に心からお悔やみ申し上げますとともに、被害にあわれた方々にお見舞い申し上げます。

こういう状況下にあって、「ジャーナリスト教育とは悠長な」と思われる向きもあるいかもしれませんが、こんな時だからこそ、「報道の姿勢」が問われる、その根幹をなす、「ジャーナリスト教育」について言及することは意味があると考え、あえて掲載に踏み切ることとしました。

NHK記者による捜査情報の漏えい問題をきっかけに、NHK内で行われている「記者再教育」の実情を報告するとともに、外部ジャーナリスト並びに元NHK記者たちの「記者教育」や「ジャーナリスト教育」についての考え方を紹介しています。その上で、「記者再教育」の課題や「ジャーナリスト教育」について、具体的にどうしていくべきなのか問題提起と考察を行っています。

メディア研究部(番組研究) 小俣一平