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番組研究

東日本大震災発生時・テレビは何を伝えたか

3月11日の東日本大震災が発生したその時、初動10分間と、それに続くおよそ2時間に、テレビが何を伝えたのかを中心に、その記録を速報する。

地震・津波災害発生当初においては、テレビの役割は極めて大きい。そこで、今回の大震災でも発生当初にどのような放送が行なわれたかを確認した。NHK総合と在京民放キー局は、大地震発生後8分までにはすべての局が地震・津波情報の報道体制を整えていた。

次に、通常の夕方のニュース時間帯までのおよそ2時間は、災害の事態が「進行形」で進む中で、続々と入ってくる各地の情報を休みなく放送し続けた。地震発生30分前後で、東北各地の港の大津波が中継され、午後4時前には港湾部のみならず海岸線を奥深くまで大津波が襲い家屋や車両などが飲み込まれていく映像も伝えられた。

当夜、民放はCMを全く放送せず、地震・津波報道は全局でいっときも休むことなく続けられた。夜間の放送では首都圏での「帰宅難民」など関東ローカル情報にも力を入れ始めるのと同時に、深刻な原発事故の報道が加わり、今回の災害の「広域性」「複合性」を浮かび上がらせながら次第に多様化していく。

メディア研究部 番組研究グループ