放送研究と調査(月報) - 目次

各国の「放送界の動き」に関する情報を掲載しています。

放送界の動き

2014年3月

3.4 J:COM等 IP-VOD共通プラットフォーム推進へ

ジュピターテレコム(J:COM),ジュピターエンタテインメント(JE)と日本デジタル配信(JDS)は,J:COM,JEが開発, 実施するIP-VODサービス「milplus(みるプラス)」のシステムの基本部分をJDSに移管し,CATV 業界の共通プラットフォーム(PF)化に向け推進することで基本合意した。総務省「放送サービスの高度化に関する検討会」の共通PF早期実現の求めに沿うもので,JDSは有料放送管理事業者として放送法上の手続きを済ませている。

3.12 AMのFM補完 関連省令案等を電監審が適当と答申

総務省の電波監理審議会は,災害や難聴対策として,V-Low帯域を活用してAMラジオ放送を補完するFM中継局を導入できるようにする放送法施行規則等の改正案について,適当と答申した。

3.12 テレ朝と中部日本放送 認定放送持株会社へ

総務省は,4月1日付でテレビ朝日と中部日本放送の認定放送持株会社への移行を認定すると発表した。これで東京キー局は全て認定放送持株会社となる。中部日本放送は地方局で初の認定。

3.12 総務省「らじる★らじる」の継続を認可

総務省はNHKのインターネットラジオ「らじる★らじる」の継続申請を認可した。「らじる★らじる」は2011年に特認業務として認可を受け,2013年度末までの期限となっていた。

3.14 政府 放送法等改正案を国会に提出

3.14 東北大学教授の今村文彦さんら6人に放送文化賞

津波工学研究の権威で震災報道にも貢献してきた東北大学教授の今村文彦さんをはじめ,作曲家の平尾昌晃さん,俳優の宮本信子さんら6人に2013年度の放送文化賞が贈られた。

3.14 フジテレビがCS放送の同時送信を開始

3.14 公共情報コモンズ推進へ研究会が初会合

地方自治体の災害情報を各メディアに速やかに伝える「公共情報コモンズ」の普及推進へ向け,総務省で研究会の初会合が開かれた。今後,個別課題の検討や論点を整理し,6月をめどに報告を取りまとめる予定。

3.16 楽曲の代作を見抜けず番組を放送  NHK情報番組で調査結果を報告し陳謝

全聾の作曲家として知られていた男性が楽曲を別人に代作させていた問題で,この男性を番組等で取り上げてきたNHKは,取材の経緯等を調査した結果を情報番組の中で報告し改めて陳謝した。今後はチェックの精度を高め,再発防止の取り組みを進めるとしている。。

3.25 radiko 全国で聴取できる有料サービス               4月から開始へ

3.28 NHKと民放キー局 番組情報アプリ共同開発

NHKと在京民放5社は,全局のテレビ番組の情報を網羅したアプリ「ハミテレ」を共同開発し,提供を開始した。無料でダウンロードでき,ネット上で話題になっているニュースや番組をチェックできるほか,見たい番組をアラームで知らせる視聴予約機能なども盛り込まれている。

3.31 NHKの2014年度予算 全会一致とならず

NHKの2014年度予算が国会で承認された。民主党や共産党など野党6党が役員の言動などを理由に反対し,8年ぶりに全会一致とならなかった。

3.31 連続テレビ小説『ごちそうさん』 平均視聴率22.4%

連続テレビ小説『ごちそうさん』は3月29日,最終回を迎え,ビデオリサーチ社によると関東地区の平均世帯視聴率(番組本編150回分)は22.4%を記録した。平均視聴率が22%を超えるのは2002年度上半期の『さくら』以来12年ぶり。