放送研究と調査(月報) - 目次

各国の「放送界の動き」に関する情報を掲載しています。

放送界の動き

2011年9月

9.1 NHKがネットでラジオの同時配信 民放ラジオのネット配信も拡大

NHKがインターネットを通じてラジオ第1,ラジオ第2,FMを放送と同時に配信するサービス『らじる★らじる』を開始した。マンションなどラジオを聴取しにくい状況の改善という位置づけで,2013年度末まで試行される。民放ラジオで既に行われている『radiko.jp』は10月3日から静岡など4県7局が参加し,参加局は53局,サービスエリアは23都道府県に拡大した。

9.1 J:COMがVODサービスで「CM割」

ケーブルテレビなどを運営するジュピターテレコム社(J:COM)が電通と提携して,VODサービス(有料)で視聴前に用意されたCMの中から1つ選んで視聴すると番組視聴料が105円(税込み)安くなる「CM割」を開始した。

9.1 アメリカの番組配信サービスHulu(フールー)が日本進出

アメリカで人気を集めている映像配信サービス「Hulu」が,アメリカ以外で初めて日本でサービスを開始した。月額1,480円で数百本の映画と数千本のドラマを視聴できる。

9.2 新総務相に川端達夫氏

野田新内閣の発足にともない,新しい総務相に川端達夫氏が就任。川端氏は衆院滋賀1区の選出で66歳。鳩山,菅内閣では文部科学相を務めた。

9.15 『ぴーかんテレビ』の不適切表示民放連,東海テレビを厳重注意

東海テレビが情報番組『ぴーかんテレビ』で,岩手県産米のプレゼント当選者を「怪しいお米セシウムさん」などと不適切な表示をした問題で,民放連が同局を厳重注意処分とした。

9.15 ネット同時配信,受信料充当に反対民放連が見解表明

民放連が,2011年7月の「NHK受信料制度等専門調査会」報告書に関する見解を公表した。民放連は,NHKテレビ番組のインターネット同時配信に関して,コストがかかるなどを理由に受信料を充てることに反対であると表明した。

9.15 V-Highマルチメディア放送地上基幹放送局に予備免許

総務省がテレビ放送のデジタル化で空いた帯域を使うV-Highマルチメディア放送を行う移動受信用地上基幹放送局の予備免許をNTT系のmmbi社の子会社ジャパン・モバイルキャスティングに交付した。同社は2012年4月から放送開始の予定。

9.20 NHK受信料,12人に強制執行通知

NHKは,判決等が確定したにもかかわらず受信料の支払いに応じない8都府県12人に対して,9月30日までに支払いがない場合,裁判所に強制執行を申立てると通知した。

9.22 制作現場にゆとり必要,BPOが提言

放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会が,東海テレビの情報番組『ぴーかんテレビ』の不適切表示問題に関連して,同様の事態は他局でも起こりうるとして,不祥事防止のため異例の提言をした。

9.27 テレ東『ありえへん∞世界』BPOが放送倫理違反を指摘

テレビ東京が2011年1月に『ありえへん∞世界』で,南大東島のサトウキビ栽培農家の年収や暮らしについて,楽をしてお金を稼げる仕事であるように放送した問題で,放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会は,事実を正確に伝えず,作為的な演出手法で,サトウキビ農家への偏見を煽る結果を招いたとして,放送倫理に違反するとの決定を公表した。