放送研究と調査(月報) - 目次

各国の「放送界の動き」に関する情報を掲載しています。

放送界の動き

英BBC,iPlayerを正式に開始

イギリスのBBC は7月27日,インターネットを利用したテレビサービスのiPlayerを正式に開始した。iPlayerは,国内の受信許可料支払い者向けの無料サービスで,BBC のテレビ番組の中から見逃した番組を放送後1週間以内なら,自宅のパソコンにダウンロードして,好きな時間に視聴できるサービス。BBC は年内に,YouTubeやその他の配信事業者と連携して,iPlayerへのアクセスを拡大する予定である。

仏公共放送FTV,番組をVODで独占提供へ

フランスのFTV(France Televisions)と携帯電話・ADSL 事業者のOrange(France Telecom傘下)は7月2 日,FTV の夜間の番組を放送から7~30日間独占提供する計画を共同発表した。Orangeの「Rewind TV」サービスにより,パソコンや携帯電話,テレビ受像機で,加入者はFTVの5チャンネル(F2,F3,F4,F5と海外県向け放送RFO の本土向けチャンネルFrance O)の番組をいつでも無料で視聴できるようになる(映画は除く)。サービスは年末までに開始されるが,FTV にとっては,あらゆるプラットフォームで番組を提供するという戦略に沿ったもの。しかし携帯電話やADSL でOrangeの競争相手であるNeuf CegetelとFreeは今回の独占提携に対し,公共放送の任務を逸脱するものと反発している。

独Premiere,ブンデスリーガ放送権再獲得

有料放送Premiereは7月19日, ライバルの有料放送Arenaからサッカー・ブンデスリーガの2007年8月からの2シーズンの放送権のサブライセンスを受けたと発表した。これにより,ブンデスリーガは1年のブランクをおいて再びPremiereのチャンネルで放送されることになった。Arenaは2005年末に放送権入札で Premiereを破り,2006年8月に放送を開始したが,放送権の高額買収が響いて財政難に陥っていた。

ドイツのラジオ国際放送,インド向けにDRM送信を開始

ドイツの国際放送機関ドイチェ・ベレ(DW)は7月3日,南アジア地域向けのラジオ放送に関し,従来の短波送信に加え,DRM(デジタル・ラジオ・モンディアル)での送信を開始した。DW は,2003年にヨーロッパと中東地域向けにDRM 送信を開始しているが,アジアへのDRM 送信はこれが初めて。スリランカのトリンコマレー送信所から毎日2時間の送信で,使用言語は英語,主なターゲットはインドである。

伊政府,RAIのデジタル化予算に3,300万ユーロ

イタリアの放送と通信を所管する通信省は,7月16日,公共放送RAI に対する地上放送のデジタル化の補助金として,2007年に3,300万ユーロ(約55億円)を与える省令に署名した。予算総額は2007年から向こう3 年間で1億2,000万ユーロ(約198億円)にのぼる。今年5月に発効した最新の「事業契約書2007‐2009年」は,1年以内に地上デジタル放送が全人口の85%をカバーすることをRAI に義務づけている。

伊AGCOM,年次報告書を発表

欧州委員会は7月18日,「携帯向け放送の域内市場強化についての通達」を発表し,DVB-H 方式を統一規格として支持する方針を明らかにした。これによれば,欧州委は近くDVB-H 方式をEUの公式規格リストに加えて各国政府に採用を促し,さらに必要であれば2008年に採用義務づけの措置をとるとしている。これは,ヨーロッパで主にT-DMB とDVB-H の2種類の規格が競合しており,アジアやアメリカに比べて普及が遅れている現状を踏まえたもの。

欧州委,携帯向け放送規格にDVB-H採用へ

欧州委員会は7月18日,「携帯向け放送の域内市場強化についての通達」を発表し,DVB-H 方式を統一規格として支持する方針を明らかにした。これによれば,欧州委は近くDVB-H 方式をEUの公式規格リストに加えて各国政府に採用を促し,さらに必要であれば2008年に採用義務づけの措置をとるとしている。これは,ヨーロッパで主にT-DMB とDVB-H の2種類の規格が競合しており,アジアやアメリカに比べて普及が遅れている現状を踏まえたもの。