数詞の発音とアクセント

公開:2018年5月1日

Q
「1」「2」「3」・・・など、助数詞や単位がつかない、数字そのものの発音とアクセントを教えてください。
A
NHKでは、放送上の数詞の発音・アクセントを以下のように決めています。

<解説>

現在の放送のなかの数詞の発音については、「基準となる発音」として、以下のように決めています(『NHKことばのハンドブック第2版』p,331)。また、それぞれのアクセントもご覧のようになっています。

0 [レー] 6 [ロク]
1 [イチ] 7 [ナナ]([])
2 [ニ] 8 [ハチ]
3 [サン] 9 [キュー]([ク])
4 [ヨン]([シ]) 10 [ジュー]
5 [ゴ]  

発音に関して、「4」と「7」と「9」は、原則として「ヨン」「ナナ」「キュー」と読みますが、それぞれ「シ」「チ」「ク」(は、「シ」が無声化することを表す)と発音してもよいことになっています。「0」は、「無い」ということを強調する場合や固有の読みが決まっている場合は、「ゼロ」と言うこともあります(例「0(ゼロ)歳児」「死亡者0(ゼロ)の日」など)。一方、アクセントについては、「3」だけが下がり目がない平板式、そのほかは起伏式のアクセントです。

また、こうした発音・アクセントも、「1,2,3,4,5,6,7,8,9,10」のように順番に数え上げて言うような場合には、一部読み方が変わり、すべて頭高型のアクセントになります。
→[イチ、、サン、(またはヨン)、
ク、チ(またはナナ)、ハチ、(またはキュ)、ジュー]

さらに2つの数詞が複合してできた複合数詞は、複合の度合いが強く、全体が1語のように発音されます。

▼「11」~「20」

「11」[ジューイチ]、「12」[ジューニ]、「13」[ジューサン]、
「14」[ジューヨン]([ジューシ])、「15」[ジューゴ]、
「16」[ジューロク]、「17」[ジューナナ]([ジュー])、
「18」[ジューハチ]、「19」[ジューキュー]([ジューク])、「20」[ニジュー]

数字の発音・アクセントは、ふだんは無意識で使うことが多く、いざ放送で使うとなると戸惑うこともあるかもしれません。なお、この数詞に助数詞がつくと、発音やアクセントが複雑に変わります。不安なときは、そのつど、アクセント辞典で確認するようにしましょう。

(参考)桜井茂治・秋永一枝(1998)
「数詞・助数詞の発音とアクセント」『NHK日本語発音アクセント辞典』(NHK出版)

メディア研究部・放送用語 滝島雅子

※NHKサイトを離れます