放送の視点からみた,スマートスピーカーと音声メディアの現状と可能性

公開:2022年5月1日

インターネット上での音声メディアの利用者の増加に対し、世界の放送局はAIアシスタント(人工知能による音声アシスタント)を搭載したスマートスピーカーを通じて、利用者への浸透を図る戦略を立てつつある。ネットでの音声メディアの利用は、当初はPC、次いでスマートフォンなどの携帯端末だったが、amazonやGoogleなどの巨大IT企業がスマートスピーカーを開発し、利用が進んでいる。放送局もスマートスピーカーを意識したコンテンツに取り組んでおり、全米公共ラジオ局NPRのほか、イギリスの公共放送BBCでもスマートスピーカー向けのコンテンツを展開している。また日本国内では、スマートスピーカーもターゲットとしたキャンペーンが始まっている。本稿ではさらに、SpotifyやAmazon Musicといたコンテンツ提供事業者も取り上げながら、音声メディアの現状と将来の可能性を概観した。

国際放送局編成・コンテンツ制作部 堀 亨介

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