国際公共放送会議(PBI)報告 デジタル時代に求められる公共放送の価値とは

公開:2020年2月1日

国際公共放送会議(PBI:Public Broadcasters International)が、2019年9月9日から11日、フィンランドの首都ヘルシンキで開催された。PBIは各国の公共放送の幹部が集い、公共放送が直面する課題や、解決に向けた手法の共有などを目的に組織されたもので、1991年から毎年開催されている。
2019年のテーマは「急変する世界で社会に向けた価値の創造(Creating value for society in a rapidly changing world)」。デジタル化が進み、欧州では視聴者が、公共放送のサービスからNETFLIXを初めとする有料動画配信サービス、およびFacebookやYouTubeなどSNSによる情報共有やニュース配信サービスを利用する傾向が強まっている。こうした動きに対し、公共放送はどのような価値を創造し、視聴者の信頼をえて、利用者を増やしていくことができるのか、会議に参加した公共放送事業者からは、様々な試行錯誤が報告された。会議から見えてきた、デジタル時代の公共放送のコンテンツ展開やジャーナリズムを取り巻く現状と課題を中心に報告する。

メディア研究部 小笠原晶子

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