データから読み解くテレビドキュメンタリー研究

公開:2018年4月1日

本稿は、テレビドキュメンタリーを、取材対象である現実を、作り手が意味づけたものととらえ、あるテレビドキュメンタリーのテクストがどの程度〈現実寄り〉であるか、また、どの程度〈作り手寄り〉であるかという問いを立てて、テクストの各領域をデータ化し、それに基づいてテクスト内容を読み解く研究を提示するものである。具体的にはテクストを構成する映像と音声を現場/非現場、言語/非言語の指標を用いてデータ化し、それに基づいてテクスト内容をマルチモーダルに読み解く方法を示す。あわせて、日本のテレビドキュメンタリー史上最初のヒット作である『日本の素顔 日本人と次郎長』(1958)がなぜヒットしたかを上記の方法を用いて考察する。

メディア研究部 宮田 章

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