そこにいる「あたりまえの存在」とスポーツがある社会

~障害者がスポーツをする姿を見るという経験を通してパラリンピックが貢献してきたもの~

公開:2017年11月6日

パラリンピックは,障害者のスポーツにどのような影響をもたらしてきたのだろうか。 2012年口ンドン大会、2016年リオ大会に、チャンネル4が発信したMeet the superhumans は全世界に大きな衝撃を与えた。障害者のありのままの姿を描くに至った背景には、ノーマライゼーションの考え方があったという。この考えに基づき、障害者のコメンテーターを育成し、障害者の声も届けることを可能とする仕組みをつくり上げた。

本稿は、障害者がスポーツ選手として高い評価を得るに至った社会背景を追いながら、障害者 から見たスポーツの権利と送り手の「見せ方」と見せるコンセプトの変遷を問う。

桐蔭横浜大学 田中暢子

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