プログラム詳細

31日(水)

A 13:30~16:45 東京2020オリンピック・パラリンピックへ

[13:30~14:05]

■文研世論調査で探る東京2020への期待と意識

最新の世論調査結果から、2016年リオ大会のテレビ視聴やメディア利用状況の分析とともに、2020年東京大会に関する人々の意識や価値観、メディアに期待することなどを報告します。(手話通訳あり)

報告

鶴島瑞穂 (NHK放送文化研究所 世論調査部上級研究員)

 


[14:15~16:45]

シンポジウム

パラリンピックと放送の役割
~ロンドン・リオから東京2020に向けて~

パラリンピックをみんなで楽しみ、パラリンピックを共生社会の実現につなげていくために、放送はどう貢献できるのか。日本・英国で放送されたリオ大会の番組比較を交え、東京2020に向けて放送の役割を考えます。(日英同時通訳・手話通訳あり)

基調講演・パネリスト

師岡文男 (上智大学文学部教授)

五輪・非五輪国際競技団体連合 SportAccord 日本人初の理事として2020招致活動に参画、東京オリパラを社会変革の好機ととらえる。IWGA理事、JOC総務委員、ラグビーW杯2019組織委顧問、BS-TBS元番組審議委員長。


パネリスト

マーティン・ベイカー (英チャンネル4)

2007年にグローバルなスポーツ番組関連企業IMG Mediaの上席副社長からチャンネル4に転身。現在、商務担当取締役としてチャンネル4の法務・権利・財務を統括する。

伊藤智也 (車いすランナー・パラリンピック北京大会金メダリスト)

パラリンピックアテネ・北京・ロンドンの3大会で車いす陸上に出場。金メダル2つ、銀メダル3つを獲得し、ロンドン大会を最後に引退。現在執筆、講演活動に従事。リオ大会ではNHKのスタジオゲストを務めた。

樋口昌之 (NHK2020東京オリンピック・パラリンピック実施本部副本部長)

1981年NHK入局。2012年のロンドンパラリンピックを担当した後、2013年から報道局スポーツセンター長となり、ソチ、リオのオリンピック・パラリンピック放送を指揮。2016年10月から現職。


報告

渡辺誓司 (NHK放送文化研究所 計画管理部主任研究員)

 


司会

山田 潔 (NHK放送文化研究所 メディア研究部研究主幹)

 

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32日(木)

B 10:00~10:30 ■米ラジオ・オンデマンド時代の到来か?

~拡大する「ポッドキャスト」サービス~

アメリカでは、好きな時にコンテンツを聞く「ポッドキャスト」が改めて注目を集めています。内容も政治から科学、ドキュメンタリーまで様々で、それを引っ張るのが公共ラジオNPRです。日本の取り組みもふまえ、新時代のラジオのあり方・聞き方について考えます。

報告

柴田 厚 (NHK放送文化研究所 メディア研究部上級研究員)

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C 10:45~12:15 ■米大統領選にみるテレビメディアの変容

~最新報告 ネットと融合した巨大情報空間~

アメリカでは今、ニュースに接触する手段が多様化して、既存メディアの実態も変わってきています。2016年大統領選挙における米テレビメディアの取り組みを通じて、これからの情報社会のあり方を考えます。(日英同時通訳あり)

ゲスト

ポール・ファーヒ (米ワシントン・ポスト紙記者)

ワシントン・ポスト紙の主任メディア・リポーターとして活躍中で、全米記者クラブのメディア取材部門で3度受賞。「アメリカン・ジャーナリズム・レビュー」誌の編集にも協力。


報告・聞き手

藤戸あや (NHK放送文化研究所 メディア研究部上級研究員)

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D 13:30~14:05 ■NHK全国個人視聴率調査の将来像

メディア環境が激変する中、40年以上にわたり文研が実施してきたNHK全国個人視聴率調査も岐路に立っています。NHK視聴率調査の現状と課題、そして文研が進める次世代の視聴率調査の検討について報告します。

報告

中野佐知子 (NHK放送文化研究所 世論調査部副部長)

 

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E 14:20~16:50

シンポジウム

テレビ・ドキュメンタリーにおける“作家性”とは?

~「制作者研究」からの問い~

制作者個人を見つめる「テレビ制作者研究」で紹介した、80歳を超えてなお第一線で活躍する3人の巨匠が集い、60,70年代の“テレビの青春時代”を駆け抜けた熱い思いや、テレビ制作者の“作家性”について語り合います。

ゲスト

田原総一朗 (ジャーナリスト、元東京12チャンネル・ディレクター)

1960年岩波映画社入社。64年東京12チャンネル(現テレビ東京)に移りドキュメンタリー番組で学生運動からメディア批判まで、過激な題材に過激な演出で挑む。77年フリーになり、「朝まで生テレビ!」(テレビ朝日)などで活躍。

今野 勉 (テレビ演出家・脚本家、テレビマンユニオン最高顧問)

1959年ラジオ東京(現TBS)入社後、「七人の刑事」などドラマ番組を演出。70年テレビマンユニオン創立に参加、旅番組「遠くへ行きたい」やドキュメンタリードラマ『欧州から愛をこめて』など演出。放送人の会会長。

相田 洋 (テレビディレクター、元NHK)

1960年NHK入局。「ある人生」を連作後、「NHK特集・スペシャル」の枠で『核戦争後の地球』『電子立国・日本の自叙伝』などの大型番組を制作。最近も実母の介護や、家族の満州からの引き揚げ体験を番組化している。


コメンテーター

伊藤 守 (早稲田大学教育・総合科学学術院教授)

専門は社会学、メディア研究、社会情報学。著書に『ドキュメント テレビは原発事故をどう伝えたのか』(平凡社新書2012)『ニュース空間の社会学』(共著・世界思想社2015)など。「テレビ制作者研究」では「相田洋論」を担当。


報告・聞き手

七沢 潔 (NHK放送文化研究所 メディア研究部上級研究員)

 


司会

原由美子 (NHK放送文化研究所 メディア研究部研究主幹)

 

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33日(金)

F 10:00~10:30 ■台湾新政権のメディア政策

~公共放送の充実、財閥のメディア支配排除は進むか~

台湾の民進党新政権のメディア政策では、「公共テレビ」の理事に女性のメディア関係者が複数選出され、公共放送充実の方針が打ち出されています。また財閥のメディア買収に厳しい目を向けている点も注目されています。

報告

山田賢一 (NHK放送文化研究所 メディア研究部副部長)

 


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G 10:45~12:15 ■BBCのEU国民投票報道で考える「報道の公平性」

去年のイギリスEU国民投票で、BBCは「質的な公平性」を目指しました。一方、イタリアでは憲法改正の国民投票で、放送時間を均等にする「量的な公平性」が厳守されました。日本でも議論されている「報道の公平性」について考えます。(日英同時通訳あり)

ゲスト

スー・イングリッシュ (元BBC政治番組総責任者)

BBCの日々の政治ニュースから選挙開票特番まで、政治関連番組のトップを2005年から11年間務めた。イギリス総選挙で初めてテレビ・ディベートを導入するなど、政治報道改革を主導した。

音 好宏 (上智大学文学部新聞学科教授)

日本民間放送連盟研究所、コロンビア大学客員研究員などを経て、2007年より現職。海外のメディア事情を含めたメディア論、情報社会論が専門。


報告・司会

田中孝宜 (NHK放送文化研究所 メディア研究部上級研究員)

 

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H 13:30~15:20 ■「これからのテレビ」はどこに向かうのか?

~存在意義の再定義に向けて~

OTTによる動画配信サービスやネットニュースの力が増す中、テレビ・放送メディアの存在意義を、事業者自らが新たな価値として社会に示すことが問われています。新サービスに関する世論調査と取材報告から考えます。

ゲスト

吉田眞人 (総務省大臣官房審議官<放送行政担当>)

京都大学法学部卒。昭和60年郵政省に入省。情報流通行政局放送政策課長、内閣官房内閣参事官(IT政策担当)、官房会計課長、情報通信国際戦略局参事官、電気通信事業部長等を経て現在、大臣官房審議官(放送行政担当)。


報告

保髙隆之 (NHK放送文化研究所 世論調査部研究員)

 


報告・聞き手

村上圭子 (NHK放送文化研究所 メディア研究部主任研究員)

 

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