中高生の90%以上が「幸せだ」と感じているのはなぜか―全国の中高生と親を対象に10年ぶりに実施した「NHK中学生・高校生の生活と意識調査」の結果から、現代の中高生が抱く幸福感の背景を探る。
バブル崩壊後の“失われた20年”のなかで育ち、携帯電話でインターネットを使いこなすいまどきの中高生たち。1982年以来30年間にわたり蓄積したデータをもとに、学校生活、いじめ、勉強、親子関係、心理状態、社会観など幅広いテーマに沿ってその姿を読み解く。
尾木直樹氏(教育評論家)、菊池桃子氏(タレント、戸板女子短期大学客員教授)、古市憲寿氏(社会学者)ら各界の識者のインタビューも掲載。
(B6版292頁)
2013年6月25日発行
はじめに
序章 “幸せ”な中高生を育てた日本 ―調査の概要と時代背景―
第1章 楽しい学校に潜むいじめ
第2章 ネットでつながる身近な友だち
第3章 成績は親に左右される?
第4章 イマドキ男女の役割分担
第5章 中高生が幸せな理由
第6章 ネットでつながる“幸福”な中高生―「2013年 春の研究発表とシンポジウム」より―
巻末データ集
インタビュー 尾木直樹・菊池桃子・古市憲寿
NHK放送文化研究所
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