『新辞典』の使い方 Q&A

Q7.
地名で、「(地元放送局では「〇〇〇」も使う)」と書いてあるものがありますが、このアクセントは、地元の人々がふだん使っているアクセントとは違うのですか。どのように考えればよいですか。
A7.
「(地元放送局では「〇〇〇」も使う)」と示した「地元放送局アクセント」は、その地名のある地元のNHKの放送局が、全国放送および地域放送の双方で主に使うアクセントを示したものです。地元に住む人々がふだんの生活で使っているアクセントとは、必ずしも一致しません。

『新辞典』では、都道府県、市町村、山、河川、湖、島、旧国名…など、放送でよく使われる日本の地名3,000余りを本編に掲載しました。これらのアクセントについては、全国放送で広く使われているアクセントを採用し、第1(および第2、第3)アクセントで示しています。
一方で、地名の中には、“全国放送で広く使われているアクセント”と、“地元の放送局が全国放送および地域放送で主に使っているアクセント”とが異なる場合があります。このような地名については、後者を「地元放送局アクセント」として下記のように示しました。

この「地元放送局アクセント」は、その地名のある地元のNHKのが、全国放送および地域放送の双方で主に使うアクセントです。それは、地元に住む人々がふだんの生活で使っているアクセントとは必ずしも一致しません。全国のNHKの各放送局に調査を行い、掲載しました。
放送で使う地名のアクセントとしては、第1(および第2、第3)アクセントとして掲載した“全国で広く使われているアクセント”が全国的にはより広く親しまれるものと考えられますが、放送する番組の性質によっては、全国放送、地域放送を問わず、「地元放送局アクセント」を使うのがふさわしいと判断される場面もあると考えられます。

詳しくは、『新辞典』の巻末「付録1・解説編」p.[35]~ 「Ⅳ この辞典で扱う日本地名のアクセントについて」をご参照ください。

関連資料:日本地名と「地元放送局アクセント」『放送研究と調査』2016年11月号PDF

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