夏帆さん インタビュー | 整理整頓コメディー「わたしのウチには、なんにもない。」  夏帆さん インタビュー | 整理整頓コメディー「わたしのウチには、なんにもない。」 

生まれも育ちも“汚屋敷(おやしき)”だった主人公・まいは、“捨て”の気持ちよさに目覚め、スーパー捨て魔に。ため込み魔の家族との壮絶バトルを繰り広げながらも、なんにもないウチで「何か捨てる物はないかなあ~」と日々捨てる物を探しています。笑いあり、ミュージカルあり、…そして涙も!? の新感覚、整理整頓コメディーです。“捨て変態”の主人公を演じた夏帆さんにお話を伺ってきました。

ミュージカル?一人芝居?

まずは、台本を読んでのご感想はいかがでしたか?

すごく面白かったんですよ、台本。笑いましたし、もう台本で完成されている気がして。それだけに、これを自分ができるのかなという不安がありました。せっかくの面白い脚本を壊しちゃいけないっていう気持ちも強かったので、「これは大変だぞ!」というのが最初の印象ですね。

今回はコミカルな役どころですね。

そうですね。ミュージカル調だったり、一人芝居があったりとやることがたくさんありました

“物”の声も演じられたとか。

はい、声色を変えたりなど演じ分けも必要でしたので、なかなか自分にとってはハードルが高くて…。私のほうから「こういう感じで演じようと思うのですが」と提案をしたりして、そのつど監督と相談していました。ずいぶん悩みましたが、監督はセリフのニュアンスや動き方をわりと細かく演出してくださる方でしたので、なんとか演じられました。

  • 私は、食べ変態!?

    “捨て変態”の異名を持つ、まいの役でしたが、夏帆さんもそのようなこだわりはありますか?

    まいのように、あれだけのこだわりを持って何かをすることには、すごくあこがれがあります。私もこだわりは強いほうだとは思うんですけど、物に対してのこだわりは…。私食べるのが好きなので、食べ物にはうるさいかもしれないです

    ご自分で作るのも好きですか?

    ちょこちょこ作ります。今年はすごく料理上手になりたくて。だって自分で料理するのがうまくなったら、おいしいもの食べられるじゃないですか!

    “食べ変態”ですかね…?

    そう…かもしれないですね。たぶん、まだまだ伸びる余地はあると思います(笑)

    生前整理するなら本棚!

    夏帆さんは物をガンガン捨てられるほうですか?

    わりと捨てるタイプですね。もともと結構捨てるほうだったんですけど、今回このドラマでまいを演じて、改めて自分の好きな物だけ持つことはすてきだなあって。お気に入りの物をちゃんと手入れして、長く使うってとってもすばらしいことだなと思います。私、すっかり影響されていますね。

    実際に捨てた物ってあるんですか?

    洋服はだいぶ捨てました。あとは、昔好きで集めていた雑貨とか置物も。自分で買ったものは結構あっさり捨てられるんですが…(笑)。面倒くさがりですし、片づけはあまり得意ではないので、自分が管理できる範囲の物しか持たないって今年は決めているんです。

    逆に、どうしても捨てられない物はありますか?

    台本が捨てられないですね。それから、写真とか頂いた手紙とか…思い入れや思い出がある物も捨てづらいですよね。

    これを捨てずには死ねない物、見られたくない物はありますか?

    見られたくない物? いろいろありますけどね。なんだろうなあ…日記もつけないしな。…あ! 私、人に自分の本棚を見られるのがすごくイヤなんですよ。

    え、それはどうしてですか?

    「えー! こんな本読んでいるんだ」とか思われるのが恥ずかしいです(笑)。自分の趣味や、頭の中をのぞかれているみたいで。雑誌などで好きな本を「紹介してください」と言われるのも実はちょっと恥ずかしいんです(笑)。

  • 祖母から学ぶ“もったいない精神”

    今回のドラマは一軒家での撮影だったそうですが、雰囲気はいかがでしたか?

    …家になんにもないですからね(笑)。普通はソファーに座ったり、寝っ転がりながら会話したり、お芝居にいろんな動きがあるんですけど、まいは家具も捨てちゃってるので、食事のシーン以外はテーブルもないですし。ホントにな~んにもないんですよ。その中でお芝居するというのは不思議な感じでしたね。

    共演者の方たちとはどんな話をされましたか? 印象的なエピソードはありますか?

    皆さん先輩ですけど、すごくよくしてくださいました。食べるのがお好きな方が多くて…お母さん役の朝加真由美さんは、料理がとってもお上手なんですよ。「お弁当が続いているから野菜をどうぞ」と言ってサラダやお漬物とかを作って持ってきてくださいました。近藤公園さんも、毎回甘い物とか。ちょうどそのとき私が風邪をひいていたのもあって、金柑(きんかん)とかを買ってきてくださったりしました。

    本当の家族みたいですね。

    祖母役の江波杏子さんは、“もったいない精神”についてお話ししてくださいました。私は服を結構捨てたと言いましたけど、江波さんは今回の衣裳の大半がご自分の物らしくて。もう着なくなった服もどんな役がくるか分からないからと、取っておいてあるそうなんです。すごいですよね。特にスタンダードな物は、例えば…時代物をやるときに使えたりすると教えてくださいました。

    このお話、単に笑えるだけではないんですね。

    そうなんです。私の世代は物がたくさんある環境で育っているので、江波さんの世代とは物に対する意識って違うと思いますし、そういう価値観のぶつかり合いもこのドラマで描いているんです。…でも世代に限らず、人それぞれが物に対する意識、価値観って全然違うんだなってマジメに考えました。

    夏帆さんにとって「テレビ」とは?

    いちばん手軽な、身近な娯楽という感じですかね。
    (小声で)テレビ全然見ないんですよ。つけると知り合いが出てきたりとか…どうしてもテレビをつけると仕事のことを考えちゃうんですよね。それで最近はあまり見なくなったというのはあります。…でも皆さんに見てほしいからなあ。テレビは捨てないでください(笑)

    映画だったら映画館に足を運ばなければいけないですし、本も買いに行って読まなければならないですからね。でもテレビはリモコンひとつでドラマが見られたり、情報を仕入れられたりといろいろ楽しめるので、それがテレビのいちばんの魅力かなって思います。

    番組概要

    番組イメージ

    整理整頓コメディー「わたしのウチには、なんにもない。」

    date
    2016年2月6日(土)スタート(全6回)
    time
    BSプレミアム 午後10時30分〜
    出演
    夏帆、近藤公園、趣里、大久保聡美、朝加真由美、江波杏子 ほか
    まい(夏帆)は、山ほどあった本も、思い出のつまった品々も、家具も食器も、服もタオルも、生活に必要な最小限度のモノ以外は処分してしまいます。リモコンや小物はすべて棚の中。がらんと広いなんにもない部屋を訪れた友人は驚愕し、まいをこう呼びます。「捨て変態」と。しかし、そんなまいも実は、かつては「汚部屋」の住人!高校時代の失恋をきっかけに捨てることの気持ちよさに目覚めたのです。ところが、「捨て」の道はいばら道。なんでも「もったいない」と捨てたがらない母(朝加真由美)や祖母(江波杏子)との確執。心のよりどころは仏様のように心の広い夫・つとむくん(近藤公園)。
    東日本大震災、そして家族との別れを経て、まいは、モノと暮らしを見つめ直していきます。役に立つ整理整頓術のミニコーナーもある新感覚のコメディー。

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