忽那汐里さん インタビュー | プレミアムドラマ 「鴨川食堂」 忽那汐里さん インタビュー | プレミアムドラマ 「鴨川食堂」

皆さんの「思い出の食」はなんですか? お母さんのおむすび? 給食で出てきた豚汁? はたまた、初デートで食べたイタリアン…??ドラマ「鴨川食堂」は、そんな思い出の味を探し出す探偵の物語。毎回登場する“依頼人”の面々も個性的です。今回は探偵・鴨川こいし役を演じる、忽那汐里さんにお話をうかがいました。忽那さんの「思い出の食」はなんですか~?

京都のお仕事続いてます!

「鴨川食堂」は思い出の食べ物をめぐる物語ですね。今回お仕事の話があったとき、どんなふうに感じましたか?

私自身、「食」にスポットライトを当てて描いた作品にはあんまりなじみがなくて…でも、この台本を読んでみて「思い出の食、探します」というテーマにひかれました。やっぱりみんな、「食」にそれだけ執着がある、思い出がある、そこから描けるものがこんなにも広がっていくんだなと。面白い作品だなと思いました。

京都が舞台ですが、以前も京都の作品に出ていらっしゃいましたよね?
※BSプレミアム「鵜飼に恋した夏」(2014年11月放送)

はい、実は昨年、そのドラマの撮影で京都に行ってから、なぜかそのあとも京都でのお仕事がずーっと続いてて、今回も(笑)。初めて京都に行ったのは中学生くらいです。それ以来のかなり久しぶりの京都だったんですけど。

では、京都でのお仕事が続いて1年くらいですね。あちこち訪ねる機会はありましたか?お気に入りのスポットは?

撮影中泊っているのが四条烏丸のあたりで、その辺は便利なのでいちばんなじみがありますね。好きな場所は…あ!昨年から京都に行くと必ず行く食べ物屋さんがあって。現場とホテルとの行き来が多いので、なかなか現地の方と触れ合う機会はないんですけど、そこのお店の方々は最初に訪れたときからすごく親しみやすく接してくださって。本当に親身に応援してくださっているんです。あとは、レンタカーを借りて山のほうへふらっとするのが好きです。

萩原さんとずーっとおしゃべり

ドラマまではお父さん・流(ながれ)役の萩原健一さんと共演されますね。ご印象は?

私は、日本にいなかったせいもありますが(※忽那さんはオーストラリア出身)、萩原さんのご活躍をたくさんは知らない世代で。でも、ちょっと上の世代…うちの父とかに「次、萩原健一さんと共演するんだ」って言ったら、やっぱり誰しもが当時の話を熱弁するほどで、その姿を見ると、萩原さんが当時どれだけカリスマ性があったかが伝わってくるんです。

ショーケンですからね…

最初はやっぱり親子役といえども、どう距離を測っていいのかわからず、畏れ多い感じだったんです。現場に萩原さんと岩下(志麻)さんがいると、スタッフさんもみんな背筋が伸びるような雰囲気があって。でも、撮影の日数が重なって、今はもうなんだか本当に親しくしてくださって。ずーっとしゃべってます(笑)。私、ちょっと人見知りなので、現場で共演者の方とすごく話し込むっていうのはあんまりないんですけど、とにかくずっとしゃべってます

どんなお話をされるんですか?

いろんなものを見てきた方だと思いますし、今回久しぶりに映像に出られたというのもあると思うんですけど、「次の世代に残したい」っていう思いをすごく感じて…。現場の姿勢とかを見てすごく勉強になる先輩の役者さんはたくさんいらっしゃるんですが、本番以外の時間に実際に言葉で伝えてくださる方って私はあんまり会ったことがなくて。そういう方と共演できたことが今回はなによりの財産だなと思います。

ところで萩原さんは今回、料理人の役ですが、お料理ができる男性はどうですか?

いいですよね…でも、自分より上手だと困っちゃいますね(笑)。でも「食」に興味がある人はいいなと思います。全く無関心というよりは、そっちのほうが楽しいかなと。

 思い出のシェパーズパイ

では、忽那さんにとって「思い出の食べ物」「大好きな食べ物」ってありますか?

そうですね…思い出として残っているのは「シェパーズパイ」オーストラリアの家庭料理なんですが、深めの耐熱皿に、ひき肉・玉ねぎ・トマトを炒めたものを入れて、上にマッシュドポテトをのっけて焼いたパイなんです。両親は日本人なので日本食が多かったんですけど、ちょっとしたときに母がつくってくれて、思い出があります

忽那さんご自身はお料理はしますか?

はい、します。和食が多いですかね…たぶん。一人暮らしなので、そんなに何品もは作りませんが、食事は外で食べるより自炊のほうが好きです。

和食ということは、ご飯とおみそ汁と…?

…ではないですね。お米はふだん食べなくて。そういえば、自分の家でお米は炊いたことないです。パンも食べないですね…パスタも…あ、お蕎麦は食べますけど。そんなにおかずを濃い味にはせず、あと汁物、という感じで。

炭水化物があんまり? それでは、お酒を飲みつつ?

はい、飲みながらつくります。ビールが好きで。ゆっくり飲みながら…だからお腹いっぱいになっちゃうんです。母がよく…なんて言っちゃうと怒られるかもしれませんが(笑)、飲みながらつくる人で、その印象があって、自分もそうなってるのかなって思います。

私、すごく 変わりました

お料理以外には、お休みの日は何をしていらっしゃるのですか?

そうですね…家事以外は、映画を見たり、書きものをしたり、ギターとちっちゃい電子ピアノがあるので気晴らしに弾いてみたり。一応、レコードプレーヤーを持ってるので、たまにレコードを聴いたりもします

お忙しいと思いますが、バランスよく生活されてるんですね。

去年くらいから仕事に対する姿勢がすごい変わったんです。まだ答えは定まってはないんですけど、「仕事のために生きる人ではいたくないな」って思ったのが決定的でした。10代に仕事を始めちゃうと、仕事が生活のすべてになっちゃって。“仕事をしない時間”っていうのを今はできるかぎりちゃんとつくっています。そういう時間が新鮮というか。

なにかきっかけがあったんですか?

仕事を始めてから7年くらい経ったところで、成人もして、仕事に対する思いが…ずっと抱いていたものがありつつも、形にできるチャンスがなくて。そんなときにたまたま、初めて芝居を1か月離れたタイミングがあったんです。ありがたいことなんですけど、それまで1か月も仕事が入ってないことはなかったので。もしあったとしても学生だったりしたので。

お忙しかったんですね…。

そのとき、することがあまりにもなくて! 趣味とか習い事もなくて。その瞬間、すごく危機感を感じたんです。このままじゃ同じ芝居しかできない人になっちゃう!って。ふだんの時間でいかにアンテナ張って、新しいことをちゃんと取り込める余裕と知識を持てるかって。だから、勉強したいなって思いました。ある程度の知識がないと学びも広がっていかないですし。まだそこまで行動には移せてないんですけど、がんばりたいです。

忽那さんにとって「テレビ」とは?

実はあんまりテレビって見ないんです。だから、テレビをつけているときというのは、本当にその情報を見たいとき、という感じですね。見るジャンルはすごい狭いですが、ニュースは知りたいしスポーツも…スポーツといえばこないだはラグビーを見ましたね! スポーツをやっていたらなんとなく見てしまいます、お相撲も。自分の出演作?…いやー見ないかもしれないです(笑)
そうですね、ラグビーは日本の普通の方よりはなじみがあるかもしれませんね。オーストラリアでは小学生でも体育の授業でタグラグビーをしますし、中学校からは普通のラグビーなんです。なので、私も死にそうな思いを何回かしました、「タックルーッ!」って(笑)

番組概要

番組イメージ

プレミアムドラマ 「鴨川食堂」

date
2016年1月10日(日)スタート(全8回)
time
BSプレミアム 午後10時~
出演
忽那汐里、岩下志麻、吉沢 悠、萩原健一 ほか
「思い出の食、捜します」――その一行広告を頼りにたどり着ける看板ものれんもない「鴨川食堂」。
京都の東本願寺近くにひっそりと建つその食堂へやってくるのは、悩みを抱えた現代の人々。仕事、家族、人生、恋、人間関係…。悩みは千差万別だが、看板娘・鴨川こいし(忽那汐里)は客の悩みを真摯(しんし)に受け止め、父・鴨川流(萩原健一)は元刑事の洞察力を駆使し、客の望む食は何かを突きとめ、常連客・妙(岩下志麻)の協力も得て、一流の京料理人として腕をふるって食事を再現する。“こいし”と“流”の努力の結晶である「思い出の食」を口にすることで、客は、生きる勇気、人生の喜びを見つけて鴨川食堂を後にする…。

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