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ひとつの音色が響くとき、こころ温まる 情熱の感動とドラマが生まれる
今、日本の吹奏楽人口は100万人を超え、アマチュア吹奏楽クラブ・吹奏楽団は全国に14000に上ります。
この番組では、地域に根付いて活動する全国各地の高校、大学や企業のクラブに 北村英治、角田健一、MALTA、伊東たけし、須川展也、という超大物・一流プレイヤーを派遣し、指導を受けながら、一緒に吹奏楽を楽しみ、練習の成果を発表します。
一流プレイヤーは吹奏楽団全体のバランスや個人の得手不得手を指摘し、プロならではの指導をしていきます。二度とないかもしれないビッグネームの指導に目を輝かすアマチュアたち。発表会ではアマチュア楽団に一流プレイヤーが加わっての、番組オリジナルコラボレーション。吹奏楽にかける人々の情熱、技術を磨く努力、限界への挑戦。ひとりひとりの音色がひとつに解け合い、響きあうとき、そこに心温まる情熱と感動のドラマが生まれます。
1929年、東京都生まれ。慶応大学在学中にクラリネットを学び、1951年にプロデビュー。日本ジャズ界の歴史を築いてきたミュージシャンのひとり。デキシー・ランド・ジャズからモダン・スィングまで幅広い演奏こなし、最近ではクラシックにも挑戦するなど前進を止めない。氏の奏でるクラリネットの音色のように、暖かく深みのある指導は、初心者、ベテランを問わず演奏者を包み込み、音楽の楽しさを体感させてくれる。料理通としても知られる北村氏。「音楽は心の栄養なんだ」という言葉に思わず納得させられる。
東京芸術大学卒業。卓越したテクニックでクラシック・サクソフォンの世界に新風を巻き起こしたミュージシャン。音楽を目指す若者たちの目標的存在となっている。日本のほとんどのオーケストラと共演を果たすほか、海外ではイーストマン・ウインド・アンサンブル、パリギャルド・レピュブリケーヌ吹奏楽団と共演し、国際的な評価を得ている。NHK連続テレビ小説『さくら』のテーマ音楽の演奏は記憶に新しい。現在、東京芸術大学講師として教鞭をとる須川氏の指導は、演奏者ひとりひとりの可能性を引き出してくれる。
桐朋学園大学音楽学部卒業、バークリー音楽大学卒業。日本屈指のジャズ・ビッグバンド、「角田健一ビッグバンド」のリーダー。自らトロンボーンを操り、作曲・編曲で活躍する。常に高い音楽性を目指す活動は日本のビッグバンドの新境地を開拓したと高い評価を得ている。吹奏楽の分野でも編曲やクリニックなど活発に活動を繰り広げている。それぞれの吹奏楽団の実力を的確に見極め、その演奏の魅力を最大限に引き出していく統率力。「さすがはバンド・リーダー!」とうならせる指導を見せてくれる。
「なんてきれいな楽器なんだろう」とサックスを吹き始めたのは13歳のとき。東京芸術大学卒業。バークリー音楽院卒業後、1年半、同校の講師を務める。その後ニューヨークに活動拠点を移し、デューク・エリントン楽団やチャールズ・ミンガスなど名だたるジャズ・ミュージシャンたちと競演。1979年には名門ライオネル・ハンプトン楽団にコンサートマスターとして迎えられた。氏の指導の特徴は、高い音楽性に裏打ちされているにもかかわらず、常に「笑い声」が耐えないこと。音楽に詳しくなくてもその楽しい練習風景に引き込まれていく。
福岡県福岡市出身。中学時代にブラスバンドに入部。高校ではフルート吹いていたが、渡辺貞夫氏に影響を受けアルトサックスに転向した。日本大学芸術学部に在学中からソロ・サックス・プレイヤーとして活動する傍ら、学生ビッグバンドに参加。1977年にTHE SQUARE(現T-SQUARE)に加入、1978年にプロデビューを飾って以来、バンドのフロント・プレイヤーとして活躍。近年は吹奏楽とのつながりも深く、シエナ・ウィンド・オーケストラとの競演や、母校の吹奏楽部の演奏会にもゲスト出演している。ヒット曲「宝島」と「オーメンズ・オブ・ラブ」はいまや吹奏楽定番の人気曲として親しまれている。
今回の「響け!みんなの吹奏楽」は、岡山県倉敷市で活動する団員平均年齢30歳という若さあふれる市民バンド「倉敷アカデミックウインズ」を応援する。
1992年6月、地元の楽器店に集まる音楽愛好家5人が自分たちの楽団を作ろうと友人・知己に声を掛けて発足。当初、吹奏楽経験・未経験問わず20人のメンバーが集まり活動を開始した。現在の団員は60人。クラシック系の楽曲を中心に、年一回の定期演奏会と吹奏楽コンクール、訪問演奏活動を行っている。
折しも今年は地元のランドマーク、瀬戸大橋が開通して20周年。2月10日の定期演奏会では、これを記念して、例年以上に意義ある演奏会にしようと、四国・香川県側にある吹奏楽団に呼びかけ、合同演奏を行うことになった。参加するのは、対岸四国、香川県丸亀市にある「シンフォニックウインズKAGAWA」、「綾歌吹奏楽団」と三豊市にある「吹奏楽団WEST」の混成メンバー50人。意外にも瀬戸大橋が開通して以来、合同演奏会はお互い初めての試みとなる。倉敷、香川側ともお互い初顔合わせのメンバー。総勢110人もの大楽団による演奏となるだけに、ふだんではできないようなスケールの大きい演奏を繰り広げたいとすこぶる意気軒昂だ。
そんな彼らを応援するのはサックスプレイヤー、MALTA。110人ものメンバーをどのように、率いていくのか。メンバーひとりひとりの心に、瀬戸大橋に負けないような「音楽の架け橋」を構築してもらいたい、とMALTAの熱血指導が始まる。