BS放送

4月22日(土)午後4時00分~午後5時43分

「オズの魔法使」

故郷のカンザスから魔法の国オズへ迷い込んでしまった少女ドロシーの大冒険。
「虹の彼方に」はじめ名曲の数々と鮮やかな色彩で、映画史上にさん然と輝く傑作ミュージカル。

4K推しポイント!

おすすめ映画の4K見どころをご紹介

今回ご紹介するのはミュージカル映画の古典的傑作、「オズの魔法使」(1939)。
公開はなんと今から84年も前の1939年。当時最新の技術だったカラーフィルムを使って製作されました。主人公・ドロシーを演じたのは、当時16歳のジュディ・ガーランド。彼女が劇中で歌う「虹の彼方に」はじめ名曲の数々も世界中で愛され、その後の映画や音楽、アニメ、ゲームまで、さまざまなポップカルチャーに大きな影響を与えた作品です。

映画は、ドロシーがカンザスの農村で暮らす様子が、セピア調のモノクロ映像で映し出されるところから始まります。ところが、ドロシーが竜巻に巻き込まれ、気づいたところでドアを開けると・・・そこは極彩色の世界!ここでカラー映像に切り替わり、オズの国に来たことが視覚的にも表現されます。そして、キラキラ光る造花や、魔法使いに会うための道しるべとなる黄色いレンガ、目的地のエメラルドの都の緑色、、、と、色彩豊かなオズの国が4Kでさらに美しく、見るものを圧倒します。
また、ドロシーがオズの国で履く靴は、当初は原作通り銀色だったそうですが、カラー効果を狙ってルビー色に変更されたと言われています。キラキラ輝くルビー色の靴にも注目です!

撮影監督はサイレント時代から活躍した名匠、ハロルド・ロッスン。赤・青・緑の3色のモノクロフィルム3本を入れるため、重さ230キロものカメラで大きなクレーンを駆使して撮影されたそうですが、巨大なカメラを使ったとは思えない流麗なカメラワークも見事です。80年以上経っても今なお色あせない名作を、ぜひ4Kでお楽しみください!