BS放送

3月11日(土)午後1時30分~午後3時30分

「グリーン・デスティニー」

チョウ・ユンファ、ミシェル・ヨーなどアジアのスターが共演。
伝説の名剣をめぐって繰り広げられる男女の愛と死闘を描くアン・リー監督の傑作アクション・ラブストーリー。

4K推しポイント!

おすすめ映画の4K見どころをご紹介

今回ご紹介するのは、19世紀の中国を舞台に伝説の名剣“グリーン・デスティニー”をめぐって繰り広げられるアクション・ラブストーリー「グリーン・デスティニー」(2000)。
絵画のような美しい色彩と、宙を舞うワイヤーアクションが絶賛され、第73回アカデミー賞では撮影・美術・作曲・外国語映画賞の4部門を受賞した作品です。
今回は、明るさを表現できる幅が広いというHDR版での4K放送で、細部まで鮮明な映像美が楽しめます!

注目は、中国のアクション映画が得意とするワイヤーアクション。ハーネスをつけ、ワイヤーを使って軽々と宙を舞い、剣で戦う場面は迫力満点です。
特に、鮮やかな緑色の竹林で白い衣装のチョウ・ユンファとチャン・ツィイーが目にも止まらぬ速さで剣を交わし戦う場面は、揺れる竹の葉や幹の動きもくっきり見え、映画ならではのダイナミックな映像美が堪能できます。振り付けはワイヤーアクションの第一人者で、「マトリックス」(1999)「キル・ビル」(2003)でもアクション監督を務めたユエン・ウーピンです。
撮影監督は香港映画を代表する名匠ピーター・パウ。35mmフィルムで撮影され、中国の水彩画に基づいて照明を設計したということで、青の発色をおさえることで、柔らかな色彩を作り出しています。その絶妙なカラー映像が堪能できるのも、HDR版ならではです。

ちなみに、本作で剣士ユーを演じたミシェル・ヨーは、1980年代からジャッキー・チェンのアクション映画や「007/トゥモロー・ネバー・ダイ」(1997)などに出演、国際的に活躍してきた女優です。3月12日(日本時間13日)に行われる第95回アカデミー賞で、最多10部門11ノミネートの「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」(2022)で主演女優賞にノミネートされており、こちらも注目です!