
BS2
毎週土曜 前0:45〜(金曜深夜)
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番組趣旨:毎週金曜日の深夜0:45から放送する、演劇を紹介する番組です。金曜日の深夜、面白いお芝居をご覧になりませんか?
「演劇はいま」
古典演劇であれ、現代演劇であれ、すべて演劇は今を生きる人にのみ可能な、時代を最も鋭く表現する文化と言われています。その演劇のいまを担うゲストに、第一線の演劇ジャーナリスト・山口宏子(朝日新聞社・論説委員)が、演劇への抱負を聞く対談(30分)と、ゲストの関わった劇場中継の再放送で構成する演劇文化番組です。
「劇場中継」
「小劇場舞台中継」は、話題の公演をタイムリーに放送する演劇番組。フリーアナウンサーの田中奈緒子が、芝居の鑑賞に役立つ情報を5分程度で紹介しています。
小劇場舞台の醍醐味を堪能できる内容です。
舞台には、多くの人々の才能と努力が詰まっています。
書く、演出する、演じる。装置や衣装、照明、音響をデザインする……。素晴らしい舞台を創造している演劇人たちはいま、何を考え、どんな思いを抱いているのでしょうか。(番組では、それをじっくりうかがいます。)
対話の中から聞こえてくる多彩な言葉の中にはきっと、観劇をより深めるヒントや、時代や世界を新しい目で見る手がかりがあると思います。(山口宏子)
小劇場という宇宙にはたくさんの星が存在します。
強い個性で客席を魅了する星
その美しさで観る人をとりこにする星
小さいけれど確かな輝きを放つ星
そのひとつひとつが全て、明日への生命力を持って輝いています。
幕が下りた次の瞬間、TVの前の観客であるあなたの中でビッグバンを起こす可能性も!?
その劇空間を体験した翌朝には、新しい別の何かを発見できるかもしれません。(田中奈緒子)
●13日(土)
劇場中継『相思双愛』 ゲスト:近藤芳正
原作:横光利一「春は馬車に乗って」、重松 清「四十回のまばたき」
脚本:倉持 裕、前川知大
構成・演出:近藤芳正、桑原裕子
出演:坂井真紀、辺見えみり、近藤芳正、榎木孝明
(2009年5月 紀伊國屋ホールで公演)
1961年生まれの近藤芳正さんは、「中学生日記」からのスタート。青年座で学び、様々なプロデュース公演に参加した後、山西惇、酒井敏也と劇団・ダンダンブエノを結成。ダンスの成果を取り入れた独特な舞台で注目されました。
今日ご覧頂く『相思双愛』は、新しいユニット、バンダラコンチャ結成第一弾です。若手小劇場劇作家で注目を集める倉持さん、前川さんの二人が、戦前と現在という時代の異なる人気小説を素材に舞台化した、男女の愛をめぐる4人のドラマです。
●20日(土)
『東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜』
原作:リリー・フランキー
脚本:蓬莱竜太
演出:G2
出演:萩原聖人、加賀まりこ、石田ひかり、千葉雅子、八十田勇一、三上市朗、新谷真弓、津村知与支、林 隆三
(2007年7月 天王洲 銀河劇場)
TVドラマ化、そして映画化と、形を変えて多くの人々の心を打ち、話題を呼んだリリー・フランキーさんの小説「東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン」。リリーさん自身の半生と家族について包み隠さず綴られたその小説は、2006年の本屋大賞を受賞し、200万部を超えるベストセラーとなりました。今日ご覧頂くのは、その舞台版です。
舞台は、東京の、とある一軒の汚いアパート。九州から上京したマサヤは、美術大学を卒業したものの、仕事が自分の思っていたようにはいかず、後輩のマドロスと共に毎日の食事すらままならない程、貧乏な生活を送っています。そんな彼の心の支えは、彼女の真弓。食器デザイナーを目指していますが、やはりマサヤと同じく貧乏暮らし。それでも性格は、明るく、心優しい女性です。ある日、マサヤの元にオカンから新幹線代の入った便りが届き、同居しているマドロスも夢破れ、田舎に帰るということで、3人は九州へと向かいます。オカンと久々に顔を合わせ、温かい時間を過ごすマサヤ。そんな中、オカンは、自分が癌であると告白するのです。そして…。
脚本は、若手実力派の劇作家・蓬莱竜太さん、演出はエンターテインメント性溢れる作品創りに定評のあるG2さんが担当、そしてキャスト陣は、主人公“ボク”役に萩原聖人さん、“オカン”役に加賀まりこさん、“彼女”役に石田ひかりさん、“オトン”役には林 隆三さんらを迎え、舞台でしか伝えられない、笑顔と感動をお届けします。
●27日(土)
『jam』
作・演出:青木 豪
出演:中野英樹、萩原利映、小松和重、佐藤直子、澁谷佳世、永滝元太郎(劇団M.O.P.)廣川三憲(ナイロン100℃)、松本紀保
(2009年12月 東京芸術劇場小ホール1で公演)
劇作家の青木 豪さんが1997年に旗揚げした劇団 グリング。身近な風景の中で静かに渦巻く、人々の隠された葛藤や心情を浮き彫りにするのに定評があり、幅広い年齢層の支持を得てきました。そんなグリングは、今回の公演をもって活動を休止します。演目は、2003年に初演した「jam」。キャスト、舞台セット、演出を変更して公演に臨みました。舞台は、とある一軒の小さなペンション。素子(そうこ)は、姉が死んでからというもの、ペンションのオーナーで義理の兄の健二郎とその一人息子の面倒、その上ペンションの経営まで手伝ってきました。彼らに必要とされることをよしとしてきた素子。しかし、いつしか、それを言い訳に色々な事を諦め、自分がどうしたいのかさえも見失っていたのです・・・。
常連客が婚約者のお披露目に訪れたり、コーラスを指導している指揮者のお別れ会が催されたりと、いつになく騒がしいこのペンション。年末の風物詩ともいえるベートーベンの“第九”をうまくモチーフとBGMに使った作品です。
青木さんご本人に、活動休止について、そして今回の公演「jam」についてお話を伺っています。そちらもお見逃しなく!