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スポーツ
2018年01月12日

ピョンチャン五輪に挑む知られざるスポーツ強国の選手たちに託された思いとは!?by海野

ピョンチャン五輪を機に世界に名をとどろかせるかもしれない、隠れたスポーツ大国”を探そう!」と企画されたこの番組。昨年夏から始まったリサーチの末、浮上してきたのがカザフスタンボスニア・ヘルツェゴビナという私たちにはあまりなじみのない2つの国でした。

カザフスタンの注目選手がアブザル・アジガリエフ選手。2016年にスケート・ショートラックのワールドカップで優勝した世界有数のスピードスターには、カザフスタン史上冬季五輪初の金メダルという国民からの大きな期待が寄せられています。pyon_1.jpg

驚いたのが地元の子供達の間での大人気っぷり。「カザフスタンの選手が世界で勝つことで子供達に夢を持って欲しい。そのためにも金メダルを取りたい。」そう語ってくれたアブザル。練習の際、彼を取り囲み2ショット写真をせがむ子供達を見て、「金メダルを取って欲しいな・・・」と個人的なピョンチャンの楽しみが増えました。pyon_2.jpg

アブザルがどんな思いを持ってピョンチャンに臨むのか、ぜひ番組で確かめてみてください。

そして、ボスニア・ヘルツェゴビナの注目選手が、エルベディーナ・ムザフェリヤ選手。まだ18歳の女子高生オリンピアンです。pyon_3.jpg

スキー・アルペン全5種目でオリンピック出場という、この国で初の快挙を成し遂げた逸材です。pyon_4.jpg首都サラエボを拠点に、コーチと二人三脚でピョンチャンでの金メダルを目指しますが、何より取材中驚いたのが専属のホロコーチの厳しさ。体力強化のために、スキー場ではリフトを使わず徒歩移動。練習中も笑顔は一切ありません。私たちも「練習の邪魔だ!」と怒られることもありました。pyon_5.jpg

しかし、取材を進めると、コーチはかつてオリンピックに出場するほどの選手でありながら、ボスニアの内戦によって選手生命が断たれたという過去があったことを知りました。厳しさの裏にはオリンピックで金メダルを取り、内戦で荒廃したこの国をもう一度輝かせたい。そんな強い思いがあったのです。pyon_6.jpg

この番組を見れば、日本選手だけでなく、アブザルとエルベディーナを応援したくなるはず。
ぜひご覧ください!


★放送予定
【BS1】1月14日(20:00~20:49
「世界はピョンチャンをめざす~夢は初めての金メダル~」

海野 翔一郎

【コラム執筆者】
海野 翔一郎

東京ビデオセンター ディレクター。NHKを中心にドキュメンタリー、宇宙科学番組、スポーツ番組など幅広く制作。カザフスタンでのロケで馬肉料理にハマる。