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2017年08月08日

スペシャルトーク
みんな大好き!ミッフィーの秘密~黒木瞳 ブルーナ90年の人生をたどる ~
BSプレミアム BSプレミアム 8月16日(水) 午後7時30分〜午後8時59分

ミッフィーの顔。…よく見ると不思議ですね。60年以上にわたって世界中で愛され続けています。その生みの親、絵本作家ディック・ブルーナは2017年2月にこの世を去りました。彼が愛したオランダのユトレヒトの街を、オランダ観光大使でもある女優・黒木瞳さんが巡り、ミッフィーの知られざる“秘密”を細部まで発見していきます。早速、黒木さんに今回の旅について伺いました。


 

bruna_img_03.jpg-ユトレヒトの街ではミッフィーに出会えるのですか?
ミッフィーは色んなところにいますよ。あと、世界で一か所しかないのですがミッフィーの信号機があるんです。信号機にミッフィーの絵が書いてあって、そこの信号の横断歩道は虹色になっているんです。

 

え?虹色なんですか?ステキですね。
普通の横断歩道でいう白い線の部分に色が付いているんです。ちょっとした観光名所なのか、その場所でカメラを回していると、地元の人が「あぁ、やっているなぁ!」って。

 

どんなふうに街を巡られたのですか?
ミッフィーの作者・ブルーナさんが通った道を自転車で走りました。オランダは自転車大国で、自転車専用レーンがあるんです。

 

自転車大国?イメージがなかったです(笑)。
朝の通勤自転車ラッシュとかすごいですよ。道路は高低差があまりないので、自転車で活動しやすい街なのだと思います。私も「自転車なら任せて!」というくらい上手だと思うのですが、みんなものすごいスピードを出すので、少し怖かったです。ビューンって横を通っていくから!

 

街の人にとってミッフィーはどのような存在なのでしょうか?
そうそう、私、街の人にインタビューしたんです(笑)。

 

黒木さんご自身が?
はい。ミッフィーにまつわる仕事をしている人ではなく、ユトレヒトの街に住んでいる普通の地元の人たちが、どのようにミッフィーと関わっているのかを知りたくて挑戦しました。やっぱり小さいときから自然と読んでいたという方が多かったですね。

さすが地元。根付いているんですね。

 

 

bruna_img_04.jpgでは、ミッフィーの魅力を教えてください。
今はミッフィーについて詳しいですよ。なんでも聞いてください(笑)知れば知るほど、「だからみんなに愛されているんだ」と納得していきました。そこでミッフィーの絵本は、お母さんが子どもを安らかな睡眠につれていってあげるための絵本だなと感じます。

 

安らかな睡眠ですか?
そうです。まず、物語自体が分かりやすく、長くない。それでお話の内容も生活の身近なことを取り入れていますよね。先ほど出てきた自転車のこともそうですし、海水浴に行く話など。また、ミッフィーはいつもこちらを向いている!というのが発見ですね。

 

たしかに!
必ず子どもとちゃんと目が合うように描いてあるんです!

 

なるほど。そういうことなんですね。
全然知らなかったんですけど、そこまで考え抜かれているんだなと思いました。そういう考えのもとで作られたデザインだから、ミッフィーは長く皆さんに愛されているのだと思います。

 

ミッフィーのデザインですが、
ブルーナさんのアトリエ(再現されたもの)で、原画を拝見したのですが、ミッフィーはパソコンなどではなく、すべてが筆で描かれています

 

え?すべて手書きで?
点を重ねるように描いていくんです。ブルーナさんが強くこだわったことの一つだそうです。

 

すごい。
だから絵に温かみがあるんですね。あと、ミッフィーの絵本の中で使われている色は“ブルーナ・カラー”といって、6色で描かれています。子どもたちが一番安心できる色だそうです。オレンジは温かみのあるシーンのとき、ブルーは不安なときというように位置付けていた。

 

色にも秘密があったんですね。
ブルーには少し赤を入れて冷たくなりすぎないようにと意識して。色を一つ使うにも細部までこだわっていたんでしょうね。私は”ブルーナ・カラー”を見ていたら、「あか〜しろ〜きいろ〜♪」ってチューリップ色だ!と思ったんです(笑)。

 

そうですね、オランダといえばチューリップですね!
ええ、それもちゃんと見ました。途中で訪れた「キューケンホフ公園」という場所のチューリップ畑が、すばらしくて…。もう圧巻でした!

 

 

bruna_img_05.jpg作者・ディック・ブルーナさんはどのような人ですか?
本当に絵が好きな方だと思います。ブルーナさんはドイツ軍から身を隠すためにローズドレヒト湖という寒い池のほとりに疎開したのですが、そこで絵を描き続けるんです。

 

当時はどんな時代だったのでしょうか。
オランダがドイツに占領されていた時代です。戦時中だったからこそ、自分の好きなものが絞られて「自分はこれで生きていくんだ」と思ったのでしょうね。戦争体験が「ずっと絵を描いていきたい」というブルーナさんの夢を後押ししたのです。

 

絵の制作はどのようにしていたのですか。
自分の作品はすべて奥様に見せて、よくないと言われたら世に出さないというくらい信頼関係があったそうです。奥様の指摘が入る前と後の切手のデザインを見せてもらったのですが、確かに指摘が入った後の方が断然いいんですよ。

 

そんなに違うんですか?
全然違います。例えば星の位置とか、数だけのことですが、3つが4つになるだけで。でも、比べると確かにこっちの方がすてき」ってみんなが思うんですよ。

 

奥様のアドバイスを反映したデザインの方が?
そう。そっちの方が目にボンって飛び込んでくる感じです

 

面白いですね。
ブルーナさんの人生はとても家族愛に満ちていたのだと思います。だから、その愛を皆さんにも伝えたいという思いがすごく強かったんじゃないかと感じました。奥様をすごく愛していたんですね

 

黒木瞳さん、ありがとうございました!

 

 

毎年、チューリップの球根を植えているという黒木さん。「キューケンホフ公園」でもチューリップの球根を購入したそうですが、日本に送ることができる価格と個数が決まっていて、もうすぐお家に80個の球根が届くそうです…(笑)

番組では、「ミッフィー・ミュージアム」や、ブルーナさんが幼少期を過ごした家、そして、ミッフィーを描くきっかけとなった町も訪ねます。オランダを旅する気持ちでご覧ください。

番組概要

番組概要

みんな大好き!ミッフィーの秘密~黒木瞳 ブルーナ90年の人生をたどる ~

date
BSプレミアム 8月16日(水)
time
午後7時30分〜午後8時59分
出演
黒木瞳
50か国以上で60年以上、世代を超え愛され続けている世界的ベストセラー、ミッフィー。黒木瞳がミッフィーの故郷・オランダを旅し、その秘密に迫る。今年89歳で亡くなった絵本作家ディック・ブルーナ、ミッフィー誕生に隠された知られざる戦争体験とは?生前ブルーナが書き上げていた「お別れの本」の存在が明らかに!最期の絵本に描かれていた衝撃的なメッセージとは?